まずは、以下のランキングで一条工務店の人気をご確認ください。
出所:https://news.build-app.jp/housing/29579/
1位の飯田グループは全国で多数の建売を販売するパワービルダーで薄利多売な戦略を立てておりますので、特別な存在とご理解いただければと思います。1位を除くと実質一条工務店が着工数で言えば断トツの1位になります。しかもここ5年程度で急激にランキングも上がって、最近特に人気の住宅会社となっています。
では、一条工務店の人気の秘訣はなんでしょうか。ずばり以下の5点です。
圧倒的な高気密高断熱な住宅性能
参考に一般的な建売住宅の壁の中の断熱材は以下のようになっています。
一方、一条工務店のアイスマートの壁の中は以下のようになっています。
断熱材の厚みの違いは以下のとおり
一般的な建売は断熱材の種類がグラスウールで厚みが100ミリほどです。一方一条工務店は厚みが190ミリの高性能ウレタンフォームを使用しています。高性能ウレタンフォームはグラスウールの2倍近くの性能があり、厚みも2倍近くあるので断熱性能の差は歴然です。しかも隙間なく壁を施工できるので、気密性能も高くなります。写真で見れば分かりますが、グラスウールは柔らかく隙間ができやすい構造なので、気密性能が低くなります。
窓についても建売などはアルミ樹脂複合サッシを使っています。
対して一条工務店は樹脂サッシを使用しています。
アルミ樹脂複合は、名前だけ見れば、半分樹脂サッシのように思えますが、8割以上アルミです。というよりアルミ窓の室内側の見える部分に樹脂のフレームをはめ込んだだけです。写真で言うと真ん中の窓ですが、茶色のフレーム部分を上から被せただけです。窓の断熱性能はアルミサッシよりは高くなりますが、樹脂サッシに比べるとかなり劣ります。
ちなみに一条工務店の窓は、通常の樹脂サッシより抜群に性能が上がります。ガラスは4枚ですし以下のとおりサッシもかなり頑丈な高断熱仕様になっています。
出所:https://www.ichijo.co.jp/technology/element/sash/
実は住宅の断熱性能を考える上で最も重要になるのが窓となります。というのも、家の大部分の熱の移動は実は窓を通じて起こっているからです。
出所:https://www.ichijo.co.jp/technology/element/sash/
夏は特に顕著で、暑さの原因の7割以上は窓からの日差しの侵入によるものです。裏を返せば、壁の断熱材をどれだけ強化しようが、全体の7%を0%に近づけるだけでたいした改善にはならないです。しかしながら窓を強化するだけで70%を20~30%に下げることができますし、窓対策の方が簡単で費用もかからないので非常にコスパが良いのです。
冬も同様に窓が断熱の弱点です。思い出してもらいたいのですが、冬場に窓付近にいると、まるで冷房に当たってるかのように窓から冷気がきますよね。逆に壁の近くで冷気を感じることってほぼないと思います。それくらい窓は断熱欠損が凄まじいのです。
コスパ最強の全館床暖房などの豪華設備が標準装備
他の住宅会社で全館床暖房を標準にしている会社を私は聞いたことがないです。実際地元工務店で費用を聞いたら300万円以上かかると言われました。一条工務店さんは、基本標準仕様になっており、オプション扱いのハグミ―でさえ、坪2万円程度でつけられるので、30坪の家なら60万円で設置できます。風呂浴槽も標準でとんでもない高断熱浴槽を搭載しており、夜間2度程度しかお湯がさめない浴槽になっています。真冬に追い炊きなしで翌朝に入れた時感動しました。例えるなら魔法瓶の水筒に入っているお湯のようなものです。キッチンや建具なども一条工務店さんオリジナルなので、余計なコストや中間マージン抜きで高品質な商品を安く手に入れることができます。
屋根一体型大容量太陽光と蓄電池が破格の価格
一条工務店と言えば、高気密高断熱、全館床暖房、大容量太陽光・蓄電池で説明できてしまいます。
一応オプション扱いですが、つけないともったいないと断定できるくらいにコスパ最強です。
10キロ以上の太陽光パネルと7キロ相当の蓄電池が230万円程度で設置できます。
ちなみに地元工務店では、5キロの太陽光と7キロの蓄電池で270万円でした。
太陽光の量が半分にも関わらず、価格は40万円も高いのです。
改めて一条工務店の安さに驚きました。しかも、一条工務店では屋根一体型の太陽光パネルを設置できます。固定資産税が上がるというデメリットはありますが、見た目もすっきりしていてかっこいいですし、屋根の塗装などのメンテナンスが不要になるのでかなりメリットが大きいです。何より屋根面をすべてパネルとして使えるので大容量を屋根に搭載できるのが良いです。
ほとんどが自社生産のため高性能なのに住宅価格が安い
一条工務店はフィリピンに大規模な工場を持っており、キッチンや換気システム、窓などの主要な設備をすべて自社で開発して生産しております。一般的な住宅会社は、キッチンはキッチンメーカー、窓は窓会社のように、それぞれ専門会社に発注をかけ、それらを組み合わせて住宅を建てますが、一条工務店は多くの設備をすべて自社で容易するため、高性能な設備を低価格で提供します。一番大きなデメリットは、選択肢があまりに少ないため、好みの仕様やデザインのものを選べないところです。
メンテナンス費、光熱費が圧倒的に安い
一般的に、住宅を持つことで発生する費用=住宅ローンという認識だと思いますが、実際家を持つともっと他にかかる費用に気づきます。大きいものは、光熱費とメンテナンス費用及び固定資産税です。
固定資産税に関しては、住宅性能によらず同じような金額がかかるのですが、光熱費は断熱性能に応じて下がります。また太陽光・蓄電池によってむしろ黒字になることも多いです。
またメンテナンスで最もお金がかかるのが屋根と外壁で一般的な建売だと、10年に一度外壁と屋根の塗装で150万円程度かかります。一条工務店だと屋根は太陽光パネル、外壁はハイドロテクトタイルというメンテ不要のものとなりますので、基本的に費用がかかりません。15年で150万円なら年間10万円の積立が必要ですし、凡そ月1万円の差ができます。さらに光熱費に関しても一般的な建売が月平均1万5000円かかるところが、高断熱と太陽光・蓄電池の併せ技で、月平均5000円の黒字にできます。差額は2万円です。つまり、一条工務店にすることで毎月30000円は節約できるのです。35年で1260万円の違いになります。今時50年以上暮らすのが当たり前なので、50年で計算すると1800万円の違いになります。
建売と一条工務店の差額は1000万円程度の場合が多いので、それなら、1000万円高くても一条工務店にしようと思えるはずです。
いかがだったでしょうか。他の住宅会社と違って、非常に分かりやすい会社だと思います。とにかくコスパ良く家を建てたい。月々の住宅ローン以外の維持費を安くしたいという方にとっては、最も最適な会社だと思います。
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