近年の電気代、ガス代の値上げラッシュに悲鳴を上げております。
知り合いは一条工務店で家を建て、太陽光・蓄電池の合わせ技で光熱費0円どころか、むしろ売電収入で年間収支は黒字と聞き、羨ましてしょうがないです。
さて、我が家は、大手電力会社の従量電灯プランにプロパンガスを併用したごくごく一般的な家庭です。
家は築年数15年程度、Ua値は0.49、C値は多分2程度、第一種換気です。
年間の光熱費はざっくり電気代12万円、ガス代10万円の合計22万円です。かなり節約している方だと思います。しかしながら暑さ寒さを我慢するのは健康にも悪影響ですし、子供も多いため、夏場は室温25度くらいをキープ、冬も22度くらいはキープしています。さらに1階は全館冷暖房にしており、2階もいるときは気にせずつけています。
しかしながらどんなに節約しても、年間22万円かかっている時点でかなり高いです。
この度、懇意にしている会社に太陽光、エコワン、エネファームの導入見積と光熱費削減額のシミュレーションを作成いただきました。
太陽光が長州産業の5.44キロワットで1,188,000円
エコワンが541640円で補助金15万円を引くと391,640円
エネファームが補助金引いて1,100,000円です。
もちろんどれも導入後は、光熱費の削減分で導入費用を回収していく必要があります。おおよそ最初の10年間で回収し、その後は利益を得ていくというのが一般的ですが、エネファーム、エコワンに関しては耐用年数が10年なので、10年でいかに黒字にできるかが焦点となります。
今回は、現在エコジョーズを使っていることもあるので、太陽光を導入し、給湯器をエコワンに変えた場合とエネファームを導入した場合で、どれくらい年間光熱費を削減できるのかシミュレーションしてみました。
結果は以下のとおりです。なお、モデルの光熱費は私の家に近いものを採用しており、実際の数字と少し違います。
結論から言ってしまうと、
エネファームを導入すれば、年間37,257円節約できます。発電する分電気代が格段に下がりますが、発電のもとがガスなので、ガス代が大きく上がり、総合するとそこまでのメリットがでません。
ちなみに10年で37万円程度ですので、初期費用110万円かけたら大赤字です。
続いて、太陽光にエコワンを導入すると、年間142,740円の光熱費削減効果と売電収入の合計が手に入ります。
10年で143万円程度メリットがあります。初期費用が158万円程度なので、10年目で15万円程度の赤字になります。
結論10年の収支で見た時にどちらもメリットが大きくなさそうです。ちなみに最後に太陽光のみ導入したときどうなるのか見てみましょう。
年間の発電量の想定は5874キロワットとなっており、3割自家消費と仮定すると
売電分4111キロワット
自家消費分1763キロワットとなります。
売電が16円、自家消費が36円とすると
年間売電額65776円
自家消費額63468円となり
合計129244円のメリットがあります。
これを10年続けるとおよそ129万円のメリットがあります。
つまり太陽光の導入費用が1188000円なので、10年で十分黒字になりますし、10年以降もパネルが壊れるまで、売電額は下がっても、収入が続くので、太陽光は導入したほうが良いという結論になります。
今回検討したことで、はっきりとわかったことがあります。
少なくとも我が家でエネファームやエコワンを導入しても、現在の価格水準ではわりが良くないということです。ある程度一般論としても言えることなので、相当多くの給湯代やそもそも光熱費がバカ高い場合以外はエネファームやエコワンのうま味がでることはないと思います。そもそも、その場合なら太陽光を導入したほうがよさそうです。
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