一条工務店の宿泊体験は絶対すべし!

百聞は一見にしかず!

もし前向きに一条工務店との契約を検討しているなら間違いなく宿泊体験を実施したほうが良いです。時期が調整できるなら、真冬に行ってください、

本記事では、どのように宿泊体験に申し込めるのか、宿泊体験ではどのようなことが体験できるのか、宿泊体験後はどのように手続きを進めれば良いのか紹介します。

おおまかな説明でいくと以下のような流れになります。

出所:https://ichijo-miyagi.co.jp/lodging-hall/

勘違いされている方が本当に多いですが、宿泊体験は契約を前提としていなくても良いです。

一条工務店での契約を検討しているだけで良いのです。よって宿泊体験後、気に入れば契約すれば良いですし、違うと思えば今後の商談も含め、すべて断ってしまっても何も問題ないですし、そのようなお客様も山ほどおります。私も結果的に断っておりますが、営業担当者にも一切嫌な顔はされていないですし、関係が悪化することもありません。本当に気軽な気持ちで申し込めるものです。

そうは言っても、住宅会社側も多額の経費で準備や対応をしてくださるので、単に宿泊体験がしたいだけとか、冷やかしに近いものは相手の迷惑になりますし、稀にそのようなお客様がおられて困っているようなので、ある程度契約する可能性が出てきてからお願いする方が良いと思います。

つまり、初回の問合せで、まだ担当者も決まっていない段階から、宿泊体験がしたいというと、少し警戒され、まずはご来店いただき商談後に再度話をさせてくださいと言われると思います。

理想的な流れは、まずは住宅展示場や施主の家の完成見学会などに参加して、営業担当者が決まった後、次の商談の時に、家に対する希望を伝えて、一条工務店の家のことを理解した段階で営業担当者に宿泊体験をしたいと伝えるのが良いです。

その後はお申込書を記入して、日時を決めて、宿泊になります。

宿泊日当日は営業所によって送迎サービスがついていたり、現地集合だったりとまちまちのようですが、私の場合は、現地集合でした。宿泊日の15時頃に向かうと既に家の前で担当者が待っておられ、最初に家の設備を説明いただき、宿泊時の注意点を教えてもらえます。もちろん宿泊費等の経費は一切かかりません。営業所によって対応は全く異なるようですが、私の場合は、夕食代として、1人当たり現金3000円をいただき、家にあるお菓子やジュース、カップラーメンなどは好きに食べて良いと言われました。

最後に鍵をもらい、翌朝9時に再度来られるとのことでした。営業担当者は基本近くで待機のようで、近隣のホテルに宿泊すると言っておりました。

夕方5時頃から翌日9時までホテルに宿泊するような気分で好きに過ごせます。食事代から軽食、飲み物、バスタオルや歯ブラシ、寝具などすべてそろっているので、本当にホテルに泊まるつもりでいけば良いです。

夕食も外食しても良いし、家で作っても良いとのことでした。折角ならキッチンを使ってみた方が良いので、食材を買って自炊するのがお勧めです。

もし同等のコテージなどに泊まれば、家族で5万円以上はすると思われますので、その意味でも利用できるならお願いしたほうがお得だと思います。

さて、宿泊体験は半分娯楽ですが、半分は大切な仕事です。この限られた時間に一条工務店の住宅性能をしっかり吟味して、契約するか否かの重要な決断をするための情報を収集しなければなりません。

ここからは、宿泊体験中にすべき確認項目を説明します。

明るいうちに、外観をしっかり見ておきましょう。正直外観は第一印象でほぼ好き嫌いが分かれるのですが、長く付き合っていくものになりますので、自分の家になった時の気持ちで、外観がどうなのか時間をかけてじっくり眺めてみてください。そして触ってみてください。一条工務店のオリジナル超高性能の窓を外から見てください。室内がどのように見えるか、玄関ドアや屋根一体型の太陽光パネル、蓄電池の位置など見て置いてください。

室内は、隈なく見てもらいたいですが、メインはやはりLDKになります。最初にすべての窓を開閉してみてください。どれくらい重たいか、日常で窓の開閉がストレスにならないか、確認してください。一条工務店の家は基本窓を開けない暮らしを推奨しています。換気は原則24時間換気システムで行うので窓を開ける必要がないという考え方です。今まで賃貸などで窓を開ける機会が多い方にとってみれば、この暮らし方で新しいものになり、場合によってはストレスを感じるかもしれません。我が家でも窓を開ける暮らしが結構好きで、最初の数時間は良かったのですが、徐々に空気がこもっているような気分になり、我慢できずに窓を開けました。窓に電動ハニカムシェードが設置されていれば是非利用してみてください。電動は高所窓には必須になりますが、どの窓においても電動で開閉できるのは実はかなり便利です。オプションでつけるべきか判断してみてください。

次は床暖房を体感してください。エアコンをつけずに、床暖房だけでどれくらい暖かいか、普段のエアコン暖房との違いを感じてください。温度を変えてみて、快適だと思える温度を見つけるのも良いです。多分ほとんどの人が感じるのは、部屋の乾燥だと思います。高気密高断熱住宅の最大の弱点は乾燥です。私も乾燥に関する悩みは度々聞いておりましたが、体験して初めてその恐ろしさを知りました。乾燥した部屋にいるとすぐに喉に違和感が出てきますし、目がしゅぱしゅぱしたり、唇が渇いたりと、寒さ以上の不快さが襲い掛かってきます。急いで加湿器をフル稼働させ、なんどか湿度を上げましたが、常に加湿器を運転するのは大変でした。4~5時間で水がなくなるのでその都度水を補充する必要があります。各部屋に加湿器を置く必要があるため、加湿器代もばかにならないですし、すべての加湿器を一日数回補充するのもかなり大変です。地味に電気代もかかります。

続いてキッチンも使ってみましょう。一条工務店のキッチンはオリジナルなので、使い勝手や素材などを体感してみましょう。背面のカップボードもオリジナルです。キッチンは毎日使うものなので、使い勝手が何よりも重要です。食洗器の位置やカップボードの形状、天板の色や種類なども候補を決めておくと良いです。たまにあるのですが、別のキッチンの方が良いという場合もあります。一条工務店のメリットは自社製品を利用するからこそ安くできるところなので、他社製品を入れれば入れるほど割高になっていきます。

実際に料理を作り、ダイニングに並べ、いつも通り食事をしてみてください。家族で会話をしてみてください。料理の匂いがこもらないか、家族の会話がいつもとおりできるかなどが重要です。一条工務店は気密性能も高く、2×6という特殊な工法を用いているため、音がこもりやすいです。家の中の会話がこもってきこえたり、テレビをつけていると普段と違ったりと様々な気づきが生まれます。子供を2階で遊ばせ、2階の声がどれくらい響くのか試すのも良いです。

ご飯後は食洗器も利用しましょう。また食後どれくらいで匂いが消えるか確認しておきましょう。常に床の踏み心地も確認しておいてください。素足が良いです。

食後はお風呂を利用しましょう。

よくあるユニットタイプです。こちらも一条工務店オリジナルです。

間違いなく業界最高レベルの断熱性能です。私は夜9時頃に入浴して、その後追い炊きなしで蓋をして、朝方6時頃に再度入浴しましたが、体感でほとんど温度が変わっていなかったので驚きました。温度計も浮かんでいたので、表示を見たら2度くらいしか変わっていなかったです。40度のお湯が38度になっているだけでした。2度程度なら追い炊きしてもほとんど光熱費かからないですし、高性能だと驚きました。

段差が少ないのは、老後も安心です。オリジナル商品だからこそ家の他の建具と調和できるのも強みですね。滑りにくい床もお子様にとって安全なので良いと思います。

他社との一番の違いはお風呂下にも床暖房があることです。お風呂全体が暖かいです。24時間床暖房がきいているので、深夜にお風呂に入っても快適です。子供の頃、冬のお風呂が本当に嫌いでした。とにかく寒くて寒くて浴槽から出るときも地獄でしたね。一条工務店なら浴室はもちろん、洗面所も床暖房がきいているので家じゅう快適です。

お風呂上りは洗面所の暖かさや使い勝手も見てください。

出所:https://ichijo-miyagi.co.jp/lodging-hall/nishigaoka/

お風呂上がりに洗面所で、着替えまですべてできれば効率良く作業ができます。そのためには、洗面所にバスタオルや着替えすべてが揃っていなければなりません。一条工務店オリジナルの洗面台なら、たっぷりの収納があるので、問題なく着替えまでできます。人によって好みは分かれると思いますが、洗面所横にウォークインクローゼットが必要かどうかも検討すると良いです。

お風呂あがりから就寝までは、ゆっくり過ごしてください。5感を使って、室内の快適性をしっかり感じる時間です。できればリラックスしてゆっくりテレビを見る時間や子供と遊んだり、動く時間を作ってください。完全に人によりけりだと思いますが、私はもともと暑がりなので、一条工務店の家が暑く感じました。床暖房の温度を下げればいいだけだと思いますが、それならそこまで高気密高断熱でなくても良いのではないかと思うようにもなりました。子供と遊んでいると汗だくになり、涼みたいと思いますが、家じゅうどこも暑いので仕方なく屋外に涼みにでました。普段の家だと2階が無暖房で涼しかったりするので、そこで冷やしたりしておりましたが、その手が使えないのが地味にストレスでした。

最後は寝室です。

出所:https://www.ichijo.co.jp/philosophy/standard/

夜暖かいのは、快適ですし風邪予防にもなるので良いと思います。但し一番想定と違ったのは、暑いということです。私は、少し寒い部屋で毛布や布団にくるまって寝るのが好きなんですが、一条工務店だと室温が快適すぎて毛布がいらないです。半袖で薄手の布団一枚でいいくらいです。それでも暑く感じ、結局真冬にも関わらず、数分窓を開けて換気しました。

子供の感想ですが、寝るときに息苦しいと言っていました。我が家は家族が多く、同じ部屋で寝ていたので、換気システムだけだと換気が追いつかなかったのかもしれません。

とはいえ、暖かいのは快適です。しかし、24時間暖めているためか、とにかく乾燥するので加湿器必須です。なんと寝ている間に空になっていたようで夜中に目覚めて水を補充。毎日のことなので加湿器の管理が本当に大変です。

朝の寝起きが一番快適でした。普段は起きてから暖房をつけるため、寒い中目覚めるのがストレスなのですが、一条工務店では、ホテルのように一定の温度で快適なので目覚めが良かったです。

最後は9時に営業担当者が来られ、鍵を渡して帰宅でした。ゴミもすべて置きっぱなしで良いですし、忘れ物がないかだけ確認して、すぐに帰りました。

宿泊中は、傷などつけないように注意すれば、好きに使えるのは本当に良いです。飲み物も好き放題飲めるのは幸せです。食べ放題飲み放題と聞くと、普段以上に暴飲暴食をしてしまい、体にとっては良くない1日となりました。

以上が私の宿泊体験の感想と見るべきポイントです。最後に宿泊体験を通して分かった一条工務店のメリットとデメリットをまとめておきます。

メリット

・家じゅうの室温が一定だと快適に過ごせる

・どこも一定の温度なのでドアなども開放でき、家じゅうのすべての空間を自由に移動できる

・エアコン暖房と違い床暖房だと足元から暖かいので芯まで暖まる感じがする

・オリジナル商品なので、キッチンやお風呂などのデザインが家とマッチしていて性能も高い

・お風呂が高性能で水温が下がらないこと、お風呂の床も床暖房も暖かいことが良い

デメリット

・空気がこもるので窓を開けたくなるが24時間全館暖房なので暖気が逃げると思い開けにくい

・とにかく乾燥するので、加湿器が各部屋必須で、水の補充も大変。維持費もかかる

・気密性が高いためか、就寝中に1階のテレビの音がうるさかった

・寝室は室温低め、リビングは少し高めのように各部屋の細かい設定ができると良い。床暖房もエリアごとに設定できるが、変えても室温が大きく変わらなかった。

コメント

タイトルとURLをコピーしました