住友不動産の新築そっくりさんで中古住宅を新築以上に再生!

住宅に長く住んでいると色々な悩みが生じ、理想の家へのあこがれが出てくると思います。我が家の場合、今の新築と比べて、キッチンとリビングが別々になっていること、キッチンが壁付けで対面ではないところ、家の断熱性能のうち、壁の断熱性能が弱いところがずっと気になっておりました。この度、これらの悩みを解消するため、住友不動産の新築そっくりさんに依頼をして大規模なリフォームをしたらどれくらいの費用がかかるのか確認しましたので、皆様へシェアいたします。ついでに2Fの床がカーペットなことも気になっていたのでオークの床に変更することも追加しました。

まずは我が家の間取りです。

1階

1階はひと昔前の間取りとなっており、廊下は広め、6畳の和室、8畳弱のキッチンダイニングと8畳のリビングで構成されています。今回のリフォームでは、キッチンダイニングとリビング間の壁を撤去してLDKに変更し、キッチンとカップボードを移設して対面キッチンに変更します。以下の間取りに変更することで今の新築と同様の間取りに変更することができます。

開放的な空間を作ることができますが、今以上に広いスペースを冷暖房する必要が出てきますので、家の断熱性能が求められます。窓はすべて内窓を導入し、天井は300ミリの断熱材を設置していますが、壁は75ミリのグラスウールのみなので、壁の断熱が非常に弱い状況です。色々な断熱材や施工方法を調べておりましたが、予算が許すなら内側に施工する真空断熱材であるウォールインプラスという商品が非常にお勧めです。真空断熱材は冷蔵庫や水筒に使用される断熱材で、かなり薄くても断熱できるのが特徴です。皆さん不思議ではなかったですか?水筒ってあんなに薄いのに、中身が何時間経っても冷たかったりしますよね。

出所:https://www.lixil.co.jp/lineup/construction_method/cocoeco/outline/

真空断熱材はまだまだ普及していないためかかなり高価です。見てもらったら分かると思いますが、12ミリの厚さで215ミリのグラスウールと同等性能になります。一般的な建売の壁は100ミリ程度のグラスウールなので、付加断熱だけで一般的な建売の2倍近くの断熱性能になります。既存の断熱材と併せれば、3倍程度になるので、トップクラスの断熱材になります。断熱性能でいれば、業界トップクラスの一条工務店さんでも、断熱材の種類はもっと良いものになりますが、壁断熱は200ミリ程度なので、さらに上を目指せると思います。さらにウォールインプラスは断熱材を入れたボードになっているので、既存の壁の上に貼り付けるだけですので、施工も簡単ですし、しっかり気密も確保できますので、既存の壁と取り付けたボード間で結露などが発生することを防ぐこともできます。

断熱の基本はできるだけ家中をすっぽり囲むことです。今回の見積では、階段や洗面所、浴室の壁については施工が難しいということで、一部欠損がございますが、大きく断熱性能が落ちることはないようです。将来的に浴室や洗面所をリフォームするときに追加施工したいと思います。

2階

2階は標準的な間取りで、3部屋あります。2階の問題点は床がすべてカーペットなことです。ずっとフローリングにしたいと思っておりましたので、今回はオークの床にリフォームするように依頼しました。

床をすべてオークにすることで家の雰囲気が一気に変わります。

出所:https://www.renoco.jp/reformcase/chiba/shiku_596/reform_6576/

出所:https://www.homepro.jp/flooring/flooring-basic/2553ca

やはり、両者を比べると見た目の高級感が違いますね。好みもあると思いますが、オークは人気の床ですし、カーペットと違い汚れなどもつきにくく、メンテナンスも容易なので、前々から交換したいと思っておりました。

2階も同様に階段、トイレ以外はすべて壁にウォールインプラスを施工する予定です。金額はかかりますが、できるだけ家じゅうの壁にウォールインプラスを施工して断熱性能であるUa値を上げていきたいと思います。

続いて工事見積を公開します。

新築そっくりさんでは、スケルトンのフルリノベも視野に入れているので、工事項目が多岐にわたります。我が家は屋根や外壁は今回検討していないので、外部工事は0円です。その他の内訳については、後ほど詳しく説明しますが、総額はなんと9,218,000円!

格安ローコストの建物代くらいになってしまいました。内部については、結構なフルリノベですので、これくらいかかるのも納得です。

まずは性能共通工事です。

ウォールインプラスの材料費のみで230万円程度かかっています。いかにこの断熱材が高いのかがよく分かります。最高級です。断熱材の種類を選ばなければ、厚みのある断熱材にして価格を抑えることもできますが、室内が狭くなるのでお勧めできないです。真空断熱材は、少しでも傷つけると断熱性能が極端に下がるので、事前に寸法して、工場でジャストカットしてもらい、現場では壁にはめるだけにしてもらいます。ある程度DIYできる人なら自分でもできるかもしれません。

工事内容は、既存の壁紙を剥がし、ウォールインプラスを壁に設置し、その上から新しい壁紙を施工するというものになります。さらに床についても新規でオーク床を施工する工事となります。併せて天井の壁紙交換、巾木やスイッチ、コンセントについてもプレートを新品に交換してもらいます。つまり内装はドア以外すべて新品になりますので、見た目はほぼ新築に様変わりします。

キッチンは大掛かりな工事になります。まず、既存のキッチンとカップボードを移設します。撤去後、壁全体にウォールインプラスを施工し、対面キッチンの形にして背面にカップボードを設置します。どちらもまだまだ使えるので再利用です。キッチン回りはキッチンパネルを貼ったり、給排水の移設をしたりとすべて行っていただきます。その後、他の部屋と同様にすべての壁や天井を新しい壁紙にして、床はオーク床にします。

こちらは、キッチンダイニングとリビング間にある壁の撤去と、2F床をすべてカーペットからフローリングに変更するための工事費です。床を変更するのはお金がかかるのですね。

工事に係る仮設費やエアコン脱着費です。結構かかりますね。

以上が工事の内容になります。

率直な感想は高い!でして、すぐすぐに出せるお金ではないので、着工は保留にしております。

大規模なリフォームをお考えの場合は、是非参考にしてみてください。

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