エアコンのコンセントを抜くメリット、デメリット

待機電力が無駄というのは一般常識であり、使わない家電のコンセントを抜いておけば、それだけで節電になります。

よく使う家電のコンセントをその都度抜き差ししていると手間もかかりますし、コンセントの故障にもつながります。スイッチ式の延長コードなどもありますが、1つ1つの家電を毎日のように抜き差しするのは、時間の無駄であり推奨しません。

その点エアコンは、使う時期と使わない時期がはっきりしており、長期間使わない時期にコンセントを差しっぱなしにするのは、待機電力の無駄になるので、この機会に春や秋のシーズンはコンセントを抜くようにしましょう。

ざっくり節約できる電気料金ですが、機種にもよりますが、待機電力は1時間当たり2.4Wと言われています。1年の半分使用しない期間があると仮定すると、その期間コンセントを抜いて待機電力を減らせば、

2.4W×24(時間)×180(日)=10.4kWh

の電気使用量を減らすことができます。

最近は電気代が上がっているので、1kWhの電気料金を35円とすると

年間364円の電気代を節約できることになります。

もし、戸建で4台設置していれば、1,456円の節約になります。

手間としては、春と秋の時期に4台を抜き差しするだけなので、数分の作業で1,456円節約できるなら結構良い節約方法だと思いませんか。

但し、コンセントを抜くときに大きな注意点があります。この方法を誤ると、新品のエアコンでも数年で故障する可能性があります。数百円の節約のために10万円以上するエアコンを壊していたら大損失です。

注意点は以下の2点です。

1.エアコン停止後、30秒は絶対にコンセントを抜かないこと

2.コンセントを入れてから8時間は絶対にエアコンをONにしないこと

停止後30秒程度は、中の機械が停止する準備をしていて動いておりますが、コンセントを抜くと強制的にストップされるため、停止作業が途中で中断されます。パソコンなどと同じでシャットダウンの手続きなので、妨害しないようにしましょう。故障の原因になります。

次が最も重要な話ですが、コンセントを入れた後は必ず8時間置いておく必要があります。

エアコン内部にはコンプレッサー(圧縮機)というエアコンの心臓部分にあたる機械が入っています。冷風や温風を作り出す機械です。エアコン内部を循環している冷媒ガスに圧力をかけて気体を液体にする装置ですが、摩擦や摩耗を防ぐために潤滑油が使用されています。自転車のチェーンに油をさしてなめらかに動かすことと同じです。

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