軽自動車を選ぶ方の多くは、維持費の安さに惹かれて選んだものと思います。特に、N-BOXやタントのように背の高い車が大人気です。
一般の使用で勧められることがないのですが、実は商用車用のN-VANを乗用車用として使用すればかなりお得に乗ることができるのです。
まずはN-VANを簡単に見てみましょう。

見た目は、商用車感がありますが、大きさはN-BOX以上です。


運転席付近は全く商用車感がないですね。広々していて運転しやすそうです。



普通の商用車と違い、後部座席のシートもヘッドレストがついており、4人乗りも想定した作りになっています。
驚きなのが、3列目シートも設置できそうなくらいに車内が広く感じられることです。軽自動車だと4人乗ると、荷室はほぼ使い物にならないのですが、N-VANなら荷室も十分に使えます。
最近は軽自動車をファーストカーのファミリーカーとして使用されるご家庭が増えていますが、最大の悩みはなんと言っても荷室が狭く、荷物が積めないことです。
私の知り合いにも4人家族でN-BOXに乗っていた家庭がありましたが、子供が成長して野球を始めたのですが、バットやグローブなどを積んだり、買い物の量が増えて荷物が積めなくなったり、自転車をのせることが増えたりで、軽自動車だと不便だと感じステップワゴンに乗り換えた方がいました。
軽の魅力は、購入価格も安く、維持費も安い点ですので、プラス荷室も十分に使えれば、4人家族までなら、ファミリーカーとして十分に使用できます。

隠れたメリットですが、助手席側はセンターピラーレスになっています。子育てしていると分かりますが、これってめちゃくちゃ便利なんです。
助手席側から後部座席に子供乗せたあと、自分もそのまま助手席側から運転席に簡単に移動できます。雨の日なんか重宝します。

ピラーがないことで安全性に問題があると思われるかもしれませんが、助手席のドアとスライドドアにピラーの機能を内蔵しているため安全性は確保されているようです。

車内がこれだけ広ければ、車中泊も簡単です。お子さんが小さければ、旅行に行った際に宿泊費を節約して車中泊すれば、節約にもなります。
お昼休みなどに車で過ごす方も多くいると思いますが、後ろに布団ひいて横になれば仮眠もできます。

大きな家具家電を購入した時も積み下ろしが楽ですね。

商用車は乗用車と比べ、シートなどのつくりが安っぽく、乗り心地が悪い例が多いですが、N-VANは乗用車と同様のものを採用しているため安心です。

すべてのタイプでエアコンがフルオートなのはメリットが大きいですね。
さて気になる価格ですが、購入価格と維持費をそれぞれ見ていきましょう
まず新車購入の見積がこちら


出所:https://www.honda.co.jp/N-VAN/webcatalog/type/list/?from=car_header
中古ですと


1年落ちのほぼ未使用車が35万円程度安く買えます。
古い年式の車も調べてみましたが、7年落ちの2018年製でも90万円近くしますので、リセールバリューがかなり高いです。
特に距離走らない人は、将来売る時にかなり高めの価格で買い取ってもらえる可能性が高いです。というのも商用車として使う予定の人が多いため、走行距離をかなり気にして購入するんですね。2020年製でもすでに18万キロ超えなんかも60万円程度で売られていたので、年式が古くても距離がいってない車に高値がつく傾向があるようです。
続いて維持費についてですが、
一番の違いは自動車税です。
乗用車用の軽自動車=10,800円
商用車の軽自動車=5,000円
次に自動車重量税
乗用車用の軽自動車=6,600円
商用車の軽自動車=5,200円
自賠責保険は同じです。
最後に逆に商用車の方が高くなるものとして、任意保険料とガソリン代になります。
任意保険は一般的な傾向なので、保険会社によっては、商用車の方が安くなるか、ほぼ同じということもありえるので一括査定等で試してみるのもおすすです。ネットの情報だと1000~2000円程度高くなる傾向があるようです。
ガソリン代は、カタログ燃費で見ると、
N-BOX:リッター27キロ
N-VAN:リッター23.8キロ
とN-VANの方が少し悪いです。
車体が大きい分燃費が悪くなるのは当然ですが、ネットで調べた実燃費だと
N-BOX:リッター15.49キロ
N-VAN:リッター14.74キロ
とほぼ大差がないことが分かります。
すべて総合したところ、N-VANの1年落ちの中古を115万円程度で購入し、長く乗ることが一番快適にお得にできる方法だと思いました。
特に維持費が安く、リセールバリューも高いので、大切に長く乗れば、維持費も安く済ませられるうえに、高く売却できるかもしれないので、気になる方は是非見積を取ってみてください。
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