最も省エネ性能が高いエアコン 三菱霧ヶ峰FZシリーズ

出所:https://www.mitsubishielectric.co.jp/home/kirigamine/product/2025_fz/
三菱電機の「霧ヶ峰 FZシリーズ」は、次世代プレミアムモデルとして、快適性と省エネ性能を兼ね備えたルームエアコンです。以下に、主な機能とラインアップをまとめました。
🔧 主な特長
ムーブアイ mirA.I.+:人の脈を非接触で計測し、感情を推定して温度や気流を自動調整。
ナノミスト脱臭:電気を帯びたナノレベルの水のミストで有害物質の活動を抑制し、脱臭効果を発揮。
換気アシスト:設定した窓に向かって風を送った後、お部屋の隅によどみが残らないように空気をかき混ぜて換気をサポート。
自動お掃除機能:おそうじメカが自動で汚れをかきとり、エアフィルターを清潔に保つ。
高温・低温対応:屋外温度が50°Cでも冷房運転が止まらず、最高約60°Cの温風吹出しで寒冷地でも快適に暖房。
霧ヶ峰REMOTEアプリ:自宅に近づくとエアコンを自動でON、離れると自動でOFFし、消し忘れを防止。
ラインアップと仕様(2024年度モデル)
MSZ-FZ4024S(14畳向け)
冷房能力:4.0kW(0.4〜5.3)
暖房能力:5.0kW(0.4〜11.7)
消費電力(冷房):940W(70〜1,350)
消費電力(暖房):960W(70〜3,500)
低温暖房能力:8.5kW(外気温2°C時)
省エネ基準達成率:112%
通年エネルギー消費効率:7.4
MSZ-FZ6324S(20畳向け)
冷房能力:6.3kW(0.5〜6.5)
暖房能力:7.1kW(0.5〜12.0)
消費電力(冷房):1,780W(80〜2,150)
消費電力(暖房):1,750W(80〜3,710)
低温暖房能力:8.7kW(外気温2°C時)
省エネ基準達成率:106%
通年エネルギー消費効率:6.5
【霧ヶ峰 FZシリーズの主なメリット】
- ピタリ室温・ムーブアイmirA.I.+(ミライプラス)搭載
人の位置、活動量、体感温度などを高精度にセンシング。
部屋の隅々まで快適な温度制御が可能。
「学習機能」でユーザーの生活パターンを覚え、省エネと快適を両立。
- 「エモコテック」AIによる快適制御
天気・時間・家族の好みなどを学習し、自動で最適な運転モードに。
夏の暑さ・冬の寒さでも「ちょうどいい」を狙ってくれる。
- ズバ暖・霧ヶ峰(寒冷地対応)
気温-25℃でも運転可能な暖房能力。
寒冷地でも頼れる強力暖房性能。
- 高い省エネ性能
APF(通年エネルギー消費効率)が非常に高く、電気代を抑えやすい。
高効率のインバーター技術と圧縮機制御で、無駄な電力を使わない。
- 静音性
室内機も室外機も静か。
夜間や赤ちゃんのいる家庭でも気になりにくい。
- フィルター自動お掃除機能
フィルターにたまったホコリを自動で掃除 → 掃除の手間が減る。
清潔な空気を保ちつつ、性能も維持。
- 空気清浄機能(プラズマ空清)
ウイルス、花粉、PM2.5、臭いなどの空気汚染物質を除去。
部屋の空気をキレイに保ちたい人にも向いている。
【こんな人におすすめ】
最新の快適性・AI機能をフル活用したい人
寒冷地に住んでいて、強力な暖房性能が欲しい人
電気代を抑えたいが、快適性も妥協したくない人
アレルギーや花粉対策として空気清浄も気にする人
霧ヶ峰 FZシリーズのデメリット
- 価格が高め
FZシリーズは、業界最上級の省エネ性能や快適性を備えていますが、その分価格が高めに設定されています。特に、他のシリーズと比較しても価格差が顕著であり、予算に制約がある方には選択肢が限られる可能性があります。 - 設置スペースの制約
FZシリーズは高性能を追求しているため、設置には一定のスペースが必要です。特に、狭い部屋や設置場所が限られている場合、設置が難しいことがあります。また、設置工事に追加費用がかかる場合もあるため、事前に確認が必要です。 - 操作に慣れが必要
多機能なリモコンやスマートフォン連携機能が搭載されていますが、初めて使用する際には操作方法に慣れるまで時間がかかることがあります。特に、テクノロジーに不慣れな方には使い方が難しく感じられるかもしれません。
MSZ-FZ9024S(29畳向け)
冷房能力:9.0kW(0.8〜9.1)
暖房能力:10.6kW(0.8〜12.4)
消費電力(冷房):3,000W(130〜3,300)
消費電力(暖房):2,950W(140〜3,960)
低温暖房能力:9.6kW(外気温2°C時)
省エネ基準達成率:101%
通年エネルギー消費効率:5.6
🧰 別売オプション
室外機凍結防止ヒーター:寒冷地での使用時に必要。
リモコンホルダー:壁掛け用のホルダー。
換気ユニット:換気機能を追加するユニット。
💡 総評
FZシリーズは、快適性と省エネ性能を兼ね備えた次世代プレミアムモデルであり、特に高温・低温環境下でも安定した運転が可能です。ムーブアイ mirA.I.+による感情推定機能や、ナノミスト脱臭などの先進的な技術が搭載されており、快適な空間を提供します。また、霧ヶ峰REMOTEアプリを活用すれば、外出先からでもエアコンの操作が可能で、利便性も向上しています。
FZシリーズ vs Zシリーズ:主な違い
- センシング技術と風制御
FZシリーズ:「ムーブアイmirA.I.+」と「バイタルセンサー エモコアイ」を搭載。これにより、室内の人物の体温や姿勢を検知し、個々の快適性に合わせた風を送ることができます。特に、子どもと大人の温冷感の違いを判別し、それぞれに最適な風を提供します。
Zシリーズ:「ムーブアイmirA.I.+」を搭載し、人物の位置や温度を検知しますが、風の制御は「匠フラップ」によって行われ、FZシリーズほどの個別対応はありません。
- 風の制御機構
FZシリーズ:「パーソナルツインフロー」を採用し、左右の風量を独立して調整可能。これにより、部屋内で異なる温度感を持つ複数の人々に対して、個別の快適な風を提供できます。
家電 Watch
Zシリーズ:「匠フラップ」によって、左右の風向きを独立して調整できますが、風量の独立制御はありません。
- デザインと外観
FZシリーズ:直線的でスタイリッシュなデザインが特徴。
Zシリーズ:シンプルでベーシックなデザイン。
- 価格帯
FZシリーズ:高機能を搭載しているため、価格は高めで、店頭予想価格は約32万8,000円〜45万8,000円(税抜)です。
家電 Watch
Zシリーズ:価格は比較的手頃で、店頭予想価格は約21万8,000円〜40万8,000円(税抜)です。
✅ こんな方におすすめ
FZシリーズ:家族構成や生活スタイルに合わせて、個別の快適性を追求したい方。
Zシリーズ:高機能を求めつつ、コストパフォーマンスを重視する方。
実勢価格の目安(2024年度モデル)
モデル名 畳数目安 実勢価格(税込) 備考
MSZ-FZ4024S-W 約14畳 約219,800円~ 最安値の一例
MSZ-FZ5624S-ESET 約18畳 約415,800円 ノジマオンラインでの価格
MSZ-FZ6324S-ESET 約20畳 約437,800円 ノジマオンラインでの価格
MSZ-FZ8024S-W 約26畳 約298,950円~ 最安値の一例
MSZ-FZ9024S-ESET 約29畳 約503,800円 ノジマオンラインでの価格
💡 価格帯の目安
14畳用モデル:約219,800円~292,100円
18畳用モデル:約252,000円~415,800円
20畳用モデル:約283,800円~437,800円
26畳用モデル:約287,739円~327,410円
29畳用モデル:約318,000円~503,800円
※価格は販売店やキャンペーン、ポイント還元などにより変動する可能性があります。
購入時のポイント
容量選定:部屋の広さや使用人数に応じて適切な容量を選択してください。
設置工事費用:価格には設置工事費用が含まれていない場合があります。別途費用が必要となることを確認してください。
ポイント還元やクーポン:各販売店でポイント還元やクーポンが提供されている場合があります。購入前に確認するとお得です。
実際の電気代目安
霧ヶ峰 FZシリーズの14畳用モデル(MSZ-FZ4022S)の年間電気代目安は、約30,070円とされています。
これは、同じ14畳用の他社エアコン(APF4.9)と比較して、年間で約18,000円の節約となります。
⚙️ 省エネ性能のポイント
APF(通年エネルギー消費効率):高いAPF値を持つFZシリーズは、冷暖房の効率が良く、電気代を抑えることができます。
期間消費電力量:例えば、MSZ-FZV4020Sは958kWh、MSZ-GE4020Sは1544kWhであり、FZシリーズの方が消費電力が少なく、電気代を節約できます。
エアコン総本舗コラム
💰 トータルコストの比較
FZシリーズは初期投資が高めですが、長期的には電気代の節約により、コストパフォーマンスが向上します。
例えば、MSZ-FZ4022SとMSZ-GV4022Sを比較した場合、価格差約12.5万円を7年で回収でき、以降は毎年約18,000円の節約となります。
インフォキャット
📝 まとめ
霧ヶ峰 FZシリーズは、初期投資が高めでも、長期的には電気代の節約により、コストパフォーマンスが良好なエアコンです。
省エネ性能の高いFZシリーズを選ぶことで、快適な室内環境を維持しつつ、電気代を抑えることができます。