内窓だけで光熱費が年間3万円下がる?断熱リフォーム完全ガイド
こんにちは。今日は少し強めに言わせていただきます。
築古の住宅に住んでいる方、新築や築浅でも建売住宅を購入された方、断熱や気密性を意識せず注文住宅を建てた方、マンションで夏や冬の暑さ・寒さに悩んでいる方——
全員、断熱リフォームが必要です。
断熱リフォームって何?その本質を知らずに後悔していませんか?
断熱リフォームと聞いて、なんとなく「壁や屋根に断熱材を入れること」と思い浮かべた方、それだけでは不十分です。断熱の本質は、“魔法瓶”や“ダウンジャケット”のイメージに近いのです。
冬を例にとると、部屋を20℃に暖めたとして、しっかりと断熱・気密がされていれば、その温度は長時間キープされます。しかし、現実は熱が壁・窓・床・天井から外に流出し、気密性が低ければ隙間風で寒さは倍増。**高断熱とは「熱を伝えにくくすること」、高気密とは「隙間をなくすこと」**です。
「新築だから安心」は大間違い。建売やローコスト住宅の落とし穴
残念ながら、多くの新築建売住宅やローコスト住宅は、断熱・気密性能が低いのが現実です。
なぜか?
それは、建物の見た目やキッチンのグレードばかりを重視し、住宅の“性能”に無関心な買い手が多いから。施工側も、気密を高めるために丁寧な仕事をするインセンティブがありません。結果、冬は寒く、夏は暑い家が大量に生まれています。
そして、入居後の不満トップ3がこちら:
- 暑い
- 寒い
- 窓の結露がひどい
このすべての原因、実は「窓」にあります。
解決策は?ズバリ「内窓」です。
結露、暑さ、寒さ…これらは全て窓の性能不足が原因。
しかし、窓ごと交換するには外壁を壊す必要があり、300~500万円の大工事に。そんな費用も時間もかけられませんよね。
そこで、最も手軽で最も効果的な断熱リフォームが、「内窓」の設置です。
設置するなら、樹脂フレーム+Low-Eペアガラスの高性能なものを。既存窓と合わせて4枚ガラスとなり、窓性能はトップクラスになります。
実例:私の家での劇的な変化
14か所に内窓を設置。補助金利用で実質費用は約28万円。
効果は以下の通り。
夏の変化:
- 設置前:リビングだけ冷房、他の部屋は30℃近く、電気代15,000円。
- 設置後:家中27℃で快適、電気代13,000円。リビングだけ冷房なら10,000円と大幅節約。
冬の変化:
- 設置前:リビングのみ20℃ → 朝は13℃、他の部屋は10℃。電気代20,000円。
- 設置後:日差しで23℃、夜も20℃キープ。朝でも17℃。電気代15,000円。
冬の快適性が段違いでした。結露も激減し、家が長持ちするのを実感しています。
内窓は「最強の投資」
- 実質28万円で設置
- 年間3万円の光熱費削減
- 利回り約11%、約9年で元が取れる
- その後はずっと“快適”と“節約”の恩恵が!
局所暖房の思わぬ落とし穴。結露・カビ・健康リスクまで…
リビングだけ暖房していませんか?
その時、暖かい空気が廊下で急冷されて結露が発生し、カビの温床・構造劣化・白蟻の誘因になります。
家中を適温に保つ全館暖房こそ、快適で健康的な暮らしの鍵です。
リフォーム済中古住宅に要注意!その“裏側”とは?
最近増えている「リフォーム済中古住宅」。
一見魅力的ですが、その多くが**“外見だけ”のお化粧リフォーム**です。
メリット
- すぐに住める
- 手数料・保証制度が安心
- 見た目がキレイ
デメリット
- 割高な価格設定
- 最安グレード設備
- 隠れた瑕疵(例:白蟻跡)を隠すことも
- 断熱・気密などの見えない性能が低い
賢い選択は、「築10年の高性能住宅」+内窓リフォーム
新築時に4,000万円以上したハイグレードな家も、築10年で価格が大きく下がります。
たとえば:
- 土地代1,000万円
- 築10年のハウスメーカー住宅を1,500万円
- 内窓と気密補強に150万円
合計2,700万円で高性能住宅が完成。
これは、ローコスト新築よりも安く、性能ははるかに上です。
中古住宅で「損しない」住まい方
- 日々のメンテナンスがカギ(気体・液体・固体の汚れ対策)
- 24時間換気を切らない
- 湿度管理が家を守る
- 水回り・換気・掃除の徹底
中古住宅は**努力次第で「価値が上がる」**家です。
最後に
新築にこだわらなくても、快適な暮らしは手に入ります。むしろ、中古を上手に活かせば、高性能な家をより安く手に入れられます。
迷っている方は、まずは「内窓リフォーム」から。
そして、本当にお得な中古住宅を手に入れたい方は、ぜひご相談ください。専門家として、あなたの理想の暮らしを実現するお手伝いをいたします。