住宅購入で初めて住宅会社に行った時にされるひどいこと【具体例&詳しい解説付き】

住宅購入は人生の中でも最も大きな買い物のひとつ。だからこそ、最初に訪れる住宅会社での営業担当者の対応が、その後の印象や購入の満足度に大きく影響します。しかし、初めての相談で嫌な思いをしたり、不快な対応を受けた方も少なくありません。ここではよくあるトラブルや「ひどい営業行為」について、具体的なエピソードとともに詳しく解説します。


1. 無理な契約の急かし

住宅購入は慎重に検討すべき大事な決断ですが、営業担当によっては「今決めないと損しますよ」と急かしてくることがあります。例えば、初めて来店しただけなのに「今日決めないとこの価格はもう出せません」とプレッシャーをかけられ、帰ろうとしても「他のお客様も狙っているので急いでください!」と何度も引き止められるケースです。

このような態度は、顧客が冷静に判断できる時間を奪い、不安や焦りを煽るため非常に問題です。理想的な営業担当は「じっくり検討してください。わからないことがあればいつでも聞いてくださいね」と余裕を持って対応してくれます。


2. 過剰な売り込みや押し売り

多くの人が住宅購入時に予算や希望条件を伝えますが、それにも関わらず、営業からは必要ないと思われる高額なオプションや追加工事を強くすすめられることがあります。たとえば、「断熱材をこれに変えないと寒さで後悔しますよ」「この高級設備は絶対おすすめです」と、客の意向を無視してゴリ押しされるパターンです。

こうした過剰な売り込みは、購入者の負担を不必要に増やし、信頼関係を損ないます。良い営業はまず顧客の希望や予算を尊重し、本当に必要なものだけを提案してくれるものです。


3. 相手の話を聞かず自分の話ばかりする

営業の中には自社の売りたい商品や特徴をひたすら話し続け、顧客の話や質問をほとんど聞かない人もいます。例えば、「家族構成は?」「生活スタイルは?」と質問されたのに、こちらの答えを待たずに「うちのこのプランは…」と一方的に話し続けてしまうケースです。

この態度は、顧客のニーズを把握できていないため、本当に合った提案ができず、不満の原因になります。真摯な営業は顧客の話に耳を傾け、そこから最適な提案を作り上げていきます。


4. 価格や条件の説明が不透明・あいまい

住宅の見積もりは複雑なことが多く、その内容が曖昧だったり説明が不十分だと、後になって思わぬ追加費用が発生しがちです。例えば「この見積もりに全て含まれていますか?」と質問したら、「細かいことは契約後に説明します」と言われ、契約後に追加費用が数十万円もかかることが判明したという例があります。

価格や契約条件は、できるだけ最初に明確に説明してもらうことが大切です。信頼できる営業は、見積もりの内訳を丁寧に説明し、納得した上で契約を進めてくれます。


5. 個人情報をしつこく聞き出す

住宅ローンの申込や資金計画のために必要な情報はありますが、営業のなかには年収や貯金額など、プライベートな情報を執拗に聞き出そうとするケースも。例えば、「収入はどれくらいですか?」「貯金はいくらありますか?」と繰り返し質問され、断っても「大体でいいので教えてください」としつこく迫られることがあります。

こうした行為はプライバシーの侵害であり、顧客が不快に感じる大きな原因です。必要な情報はこちらから提示し、無理に詮索されないよう注意しましょう。


6. 他社や競合商品を悪く言う

競合他社の悪口や誹謗中傷で自社を良く見せようとする営業もいます。例えば「〇〇社の住宅は品質が悪いです」「アフターサービスもいい加減ですよ」と根拠なく批判され、不快になった経験も多いです。

誠実な営業は自社の強みをしっかり伝える一方で、他社の悪口は言わず、公正な比較に努めます。他社の評判を落とす営業は信用できません。


7. 断りづらい空気を作る

営業のなかには「まだ話は終わってませんよね?」「他に気になる物件はありますか?」と帰ろうとする客を引き止め、断りにくい空気を作ることがあります。たとえ興味がなかったり疲れていても、断りづらくなり、申し訳ない気持ちになることがよくあります。

顧客の意思を尊重し、帰りたい時はきちんと送り出してくれる営業が理想です。


8. 売りたい商品を無理やりすすめる

予算や要望を伝えても、「こちらの高級モデルはいかがですか?絶対おすすめですよ!」と、予算オーバーのプランを何度も見せられて断りづらい空気にされるケースです。これは営業側の都合で売りたい商品を押し付けているだけです。

顧客の希望に寄り添い、予算内で満足できる提案をしてくれる営業を選びましょう。


9. 長時間拘束する

「話を聞くだけ」と思って訪問しても、長時間拘束されてしまい、疲れてしまうことがあります。例えば、1時間のつもりが3時間以上話し続け、休憩も取らせてもらえなかったという声も。

適度な時間で切り上げ、疲れている様子なら休憩を促してくれる営業が理想的です。


10. 嘘や誇張した情報を言う

「この土地は将来必ず値上がりします」「今決めないと絶対損です」と、根拠が不明確な情報を流し、不安を煽る営業も存在します。実際に調べると開発計画など何もなく、単なる誇張だった例もあります。

信頼できる営業は事実に基づいた情報提供をし、誤解を招くような話はしません。


11. 強引にローン審査をすすめる

まだ住宅のプランが決まっていない段階でも「ローン審査を受けておかないと話が進みません」と無理やり申込をすすめてくることがあります。断っても「今やっておけばスムーズですよ」と圧力をかけられ、気まずい思いをする方も。

住宅ローン審査は必要な時に、自分のペースで進めるべきです。


12. 質問に正確に答えない・はぐらかす

保証期間やアフターサービスについて質問しても、「細かいことは契約後に説明します」と繰り返しはぐらかされ、不安が募ることがあります。これでは後からトラブルになる可能性が高いです。

疑問は納得いくまで説明を求め、曖昧な回答しかない営業は避けましょう。


13. 子連れ客に冷たい対応

子連れで来店すると、子どもが騒いだだけでスタッフの視線が冷たかったり、キッズスペースが全くないなど配慮が感じられないことがあります。これでは安心して相談もできません。

子連れ客にも親切に接し、居心地の良い環境を整えている会社を選びたいですね。


14. プライバシーを無視して他の客と話をする

来店中に他の家族の契約内容や金額を大声で話し、プライバシーが守られていないと感じることがあります。こうした行為は信用を大きく損ねます。

プライバシーに配慮した対応ができるかも、営業会社を選ぶ重要なポイントです。


15. 契約書を急に出してサインを迫る

「もう一度説明しますね」と言いながら、急に契約書を差し出してサインを求めるケース。説明も不十分なまま急かされると断りづらく、不安を感じる原因になります。

契約は納得してから行うべきで、急かす営業には注意しましょう。


まとめ

住宅購入は大きな決断だからこそ、信頼できる営業担当者に出会いたいもの。今回紹介したような「ひどい営業」には要注意です。焦らずじっくり話を聞いてくれる、質問に誠実に答えてくれる担当者を選びましょう。

もし嫌な体験をしたら、無理に契約せず複数の会社を比較検討することも大切です。安心して夢のマイホームを手に入れられるよう、しっかり準備しましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA