【完全詳細版】タマホーム「えがおの家」標準仕様から比較ポイントまで|マイホーム購入計画に失敗しないための全知識
こんにちは。
マイホーム購入は人生でもっとも大きな買い物のひとつ。土地の選び方から設計、施工、契約、資金計画まで、多くの知識が必要です。
特に「どんな家を建てるか」「どのハウスメーカーを選ぶか」は後悔しないための重要なポイント。
今回は2023年4月から販売されたタマホームの高性能新商品「えがおの家」に焦点を当て、標準仕様の詳細や比較すべきポイントを徹底解説します。
目次
- タマホーム「えがおの家」の特徴と坪単価
- えがおの家が向いている人の特徴
- 標準仕様の詳細(構造・断熱・設備など)
- 他のメーカーと比較すべき性能ポイント
- 断熱性と気密性の重要性と数値の意味
- 間取り自由度やオプション内容
- マイホーム購入で失敗しないためのチェックポイント
- まとめ
1. タマホーム「えがおの家」の特徴と坪単価
高性能・高耐震の新商品
タマホームの「えがおの家」は2023年4月1日に発売開始されました。
これまでの「大地の家」(2021年発売)の断熱性能UA値0.37W/㎡・Kに対し、えがおの家は大幅に性能を向上し、UA値0.23W/㎡・Kを達成しています。
これは全国の主要ハウスメーカーの中でもトップクラスの断熱性能です。
また、耐震性能は最高等級3を標準で確保し、さらに制振ダンパーを装備。地震の揺れを約80%低減する構造となっています。
価格面も魅力的
坪単価は約65万円程度と、性能アップにも関わらず従来の「大地の家」とほぼ同等の価格帯に抑えられており、コストパフォーマンスに優れた商品です。
背景にある理由
2025年から建築基準法の省エネ基準が大幅に厳しくなるため、旧基準の断熱性能では対応できなくなることを見越して、高性能住宅を開発しました。
2. えがおの家が向いている人の特徴
- 木造住宅が希望であり、伝統的な軸組工法の強みを活かしたい方。
- 断熱性能と耐震性能を両方重視して、安全かつ快適な住環境を求める方。
- 間取りやデザインを自由に決めたい方。 完全自由設計により、家族のライフスタイルに合ったプランが可能。
- コストも抑えつつ、質の高い家を建てたい方。 坪単価約65万円で高性能住宅を手に入れたい方。
3. 標準仕様の詳細
構造・工法
- 木造軸組工法+構造用面材を採用。柱や梁を組み合わせた伝統的な工法で、耐震性に優れる。
- 制振ダンパー標準搭載で地震の揺れを約80%軽減。耐震等級3相当の高耐震性能。
基礎
- べた基礎で建物を強固に支える。地盤調査は全棟で実施し、地盤保証付き。
外壁
- 窯業系サイディング採用で耐久性が高く、30年保証。
- シーリング材も30年の耐候性・接着性・柔軟性を維持する高耐久仕様。
屋根
- 陶器瓦を採用し、ほぼメンテナンス不要で長寿命。
断熱仕様
部位 | 仕様 |
---|---|
外壁 | ポリエチレンフォーム(75mm)+高性能グラスウール(105mm) |
天井 | 押出法ポリスチレンフォーム3種 180㎜ |
床下 | 外側内側のダブル基礎断熱 |
基礎立ち上がり | 外壁と同じくダブル断熱材採用 |
選択する商品やオプションによって断熱材は異なる場合があります。
外部建具・ガラス
- 玄関ドアは高断熱の親子扉。
- 窓ガラスはLow-Eトリプルガラスで高断熱かつ結露防止。
- サッシは樹脂サッシで気密性アップ。
内部建具・設備
- 内部建具はDAIKEN、EIDAI、LIXILの中堅ラインから自由に選択可能。
- 水回り設備(キッチン、浴室、トイレ)はLIXIL、TOTO、パナソニック、クリナップ、タカラスタンダード、EIDAIの中から選べる。
オプション工事
- 床暖房、空調設備、外構工事、照明、カーテンなどを希望に応じて追加可能。
- オール電化、エコキュート、手すり設置(玄関、階段、浴室、トイレ)も対応可能。
こだわりポイント
- 地盤調査は全棟実施、地盤保証制度付きで安心。
- 完全自由設計なので間取りやデザインを希望に合わせて自由に決定可能。
- ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)、長期優良住宅、耐震等級3に対応。
- 断熱性能はUA値0.23W/㎡・Kを公表し、口コミでは気密性能C値0.5㎡相当と高評価。
4. 他のメーカーと比較すべきポイント
注文住宅は間取りや設備を自由に決められる分、価格や性能の相場がわかりにくいです。
複数のメーカーから見積りや性能を比較検討し、納得のいく選択をすることが重要。
比較で注目すべきポイント
項目 | 内容と理由 |
---|---|
断熱性能(UA値) | 熱損失の少なさを示し、数値が小さいほど省エネ・快適。0.23はトップレベル。 |
気密性能(C値) | 隙間の少なさを示し、数値が低いほど暖冷房効率良し。1.0以下が理想。 |
耐震性能 | 耐震等級3は最高クラス。地震に強い構造は必須。 |
設計自由度 | 間取りや設備の自由度が高いほど理想の住まいを実現しやすい。 |
標準仕様とオプション費用 | 標準装備でどこまで揃うか、オプションの費用負担がどれくらいか。 |
保証やメンテナンス体制 | 地盤保証、構造保証、アフターサービスの充実度。 |
5. 断熱性と気密性の重要性と数値の意味
UA値(外皮平均熱貫流率)
- 家全体の断熱性能を示す。
- 数値が小さいほど熱が逃げにくく、冷暖房効率アップ、光熱費削減に直結。
- タマホーム「えがおの家」は0.23W/㎡・Kで、2025年の基準をクリアする先進的な性能。
C値(気密性能)
- 家の隙間面積を示し、小さいほど隙間が少ない。
- 隙間が多いと冷気が入り込み、暖房効率低下や防音性悪化の原因に。
- C値1.0以下が良好と言われ、えがおの家は口コミで0.5相当の高気密。
- 施工の腕によって差が出るため、引き渡し前の気密試験を契約条件にするのも有効。
6. 間取り自由度やオプション内容
「えがおの家」は完全自由設計で間取りもデザインも細部まで自分好みに設定可能。
ライフスタイルに合わせた間取りや動線、収納計画、将来の家族構成に対応できる設計が可能です。
オプションは床暖房や空調、照明、外構工事など幅広く、住みやすさを追求できます。
また、オール電化やエコキュートも対応で、省エネライフにも最適です。
7. マイホーム購入で失敗しないためのチェックポイント
チェック項目 | ポイント |
---|---|
情報収集 | 断熱・耐震性能、間取り自由度、価格の相場を把握する。 |
複数社の性能・価格比較 | 見積りを複数から取り、標準仕様・オプション費用も比較。 |
実物見学 | モデルハウスや施工例を実際に見て体感。 |
施工体制の確認 | 工事の品質、保証内容、アフターサービスをチェック。 |
断熱・気密試験の有無 | 引き渡し前のC値測定など検査の実施確認。 |
資金計画の明確化 | 総費用、ローン返済計画を無理なく組む。 |
8. まとめ
- タマホーム「えがおの家」は2023年4月発売の新商品で、最新の省エネ基準を超える高断熱・高耐震性能を備えている。
- UA値0.23W/㎡・K、耐震等級3+制振ダンパーを標準装備し、坪単価は約65万円とコスパ良好。
- 完全自由設計で間取りや設備を自分好みにカスタマイズ可能。
- 断熱性能と気密性能の数値が高く、快適で省エネな住まいを実現。
- 複数のハウスメーカーの性能や価格を比較し、見学・相談を重ねることが失敗しない家づくりの秘訣。