要注意 地元工務店の高気密高断熱住宅

大手ハウスメーカーの高気密高断熱仕様に倣って、地元工務店が高気密高断熱住宅の販売に力を入れています。もちろん、優良な住宅も数多くありますが、中にはしっかりとした検証もされず、単に断熱性能や気密性能を求めるだけの数字目的の住宅も存在し、性能だけに惹かれ購入すると後々大きな後悔につながる可能性があります。

ノウハウのない工務店が、高断熱を実現しようとすると、家全体の調和を考えず、断熱の数字だけを求める場合が多いので、後々のトラブルに繋がります。

私がスウェーデンハウスの営業者から聞いた話では、地元工務店がスウェーデンハウスの真似をして、木製サッシの窓を導入したようですが、大失敗をしたとのころです。

木製サッシは施工が非常に難しく、木の選定から、施工方法まで、スウェーデンハウスは長年の研究とノウハウのうえ取り入れているようで、かなり難易度の高い設備のようです。

方法を間違えた工務店の家は、住んで数年で木製サッシにカビが発生し、白蟻被害が出たようです。特に窓周りは雨漏りも多く発生する箇所で、施工が悪いと将来的な雨漏りの原因にもなります。さらに木は変形するので、気密確保も難しいです。

別の例では、断熱性能を確保するために断熱材を壁の中に目いっぱい入れて、性能を高めておりましたが、壁内の通気ができておらず、冬に室内が暖かい時、壁の中の冷えた部分に結露が発生し、通気ができていないため、湿気がずっと断熱材にこもり、最終的に断熱材が腐り、壁内もかびだらけになったようです。

高断熱住宅は、通常の家より断熱材の種類に拘ったり、厚みがあったりと、特殊な施工方法になるため、換気や通気の問題、壁内で起こりえる問題などを検証する必要があり、ノウハウや経験のない工務店が大手ハウスメーカーの真似をすると大やけどにつながる可能性があります。

大手ハウスメーカーは、長年の研究で、起こりえるリスクや問題をすべて検証したうえ、高断熱や高気密住宅を建てています。もちろん、このような検証に多額の費用がかかっているため、住宅価格は地元工務店より高くなります。

施主が注意しないといけないのは、地元工務店の方が安く高断熱住宅を建てることができるからと安易に選ばないことです。

どのような施工方法で建築するのか、過去にどのように検証して、その施工方法に至っているのか等々確認しなければ安心できないはずです。

大抵の工務店は、新たな試みとして実施している場合が多く、特にここ10年以内に始めた場合は、後々想定していなかったトラブルが起こる可能性も高いです。

もし高気密高断熱住宅を希望している場合は、どこに頼むとしても、少なくとも10年以上の実績があり、築10年の施工住宅を確認し、大きなトラブルが起こっていないか確認したほうが無難です。

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