こんにちは、今回は「築古のぼろ戸建て投資」に興味がある初心者向けに、実際にあった話や注意点を踏まえて解説します。
1. ぼろ戸建て投資は儲かるって本当?
一見、築50年以上の古い戸建てが土地付きで500万円程度で売られていると、「めっちゃお得!」と思いますよね。
しかし、実際はそんなに甘くありません。
「安い=リスク込みの価格」と考え、慎重に判断しないと、後で大きな損失を被ることも多いのが現実です。
2. なぜ半年以上売れ残る物件があるのか?
一般的に「いい物件」は相場より安ければすぐ売れます。
半年以上もポータルサイトに掲載されたままの物件は、次のような理由で敬遠されている可能性が高いです。
- 再建築不可や道路幅の問題がある
- 基礎や配管、シロアリ被害など目に見えない大きな欠陥がある
- 事故物件や心理的瑕疵がある
- 周辺環境が悪い(騒音、治安など)
- 売主が関係書類を紛失し、状態が不明瞭
3. 業者の言う「貸せれば儲かる」は本当?
業者は「貸せば儲かる」と簡単に言いますが、実際はそう甘くありません。
大家には修繕義務があり、シロアリ被害や配管のトラブルがあれば費用を負担して直さなければなりません。
さらに、住んでいる人を勝手に追い出すことはできず、強制退去には裁判など複雑な手続きが必要です。
4. DIYできない初心者が築古戸建てを買うリスク
- 築古物件は表面だけきれいに見せていることが多いが、内部は老朽化していることが多い
- DIYスキルがないと、修繕が必要になった時に高額な業者費用を支払うことになる
- 良心的な業者と知り合いがいないと、ぼったくられるリスクが高い
- 入居後のトラブルが起こると、メンタルも資金も大きく消耗する
5. 業者から見た初心者の投資家は?
残念ながら、初心者で経験も知識もDIYスキルもない人は「カモ候補」として見られることがあります。
業者は情報格差を利用し、瑕疵のある物件を押し付けようとすることもあります。
しかし、あなたが疑問を持ち、自分で調べようとしている段階で、すでに「カモ卒業」に近づいています。
6. じゃあどうすればいいの?
- まずは「買わない勇気」を持つこと。損を回避する経験も大事です。
- 投資初心者向けの本を読んで基礎知識を身につける。
- 物件を見る目を養い、信頼できる第三者に意見を求める。
- いきなり築古戸建てではなく、リフォーム済み物件や築浅区分マンションなどリスクの低い物件から始める。
- 不動産スクールや投資家コミュニティに参加して業者ネットワークや情報を得る。
まとめ
ぼろ戸建て投資は確かに魅力的に見えますが、「安い=リスク大」の現実を理解することが超重要です。
業者の言葉を鵜呑みにせず、自分で調べて知識をつけてから行動しましょう。
焦らずにじっくり学び、経験を積んでから賢い投資家の仲間入りを目指してください。



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