「今は株価が高いから危険」
「暴落したら買おう」
「半額になるまで待つ」
株式投資を始めると、多くの人がこう考えます。
しかし現実には、
- 暴落を待っている間に株価が上がる
- 配当を受け取れない
- 優待ももらえない
- そして暴落時には怖くて買えない
という人が非常に多いです。
今回はJR西日本(9021)を実例に、
「高値圏で先に買った人」と「暴落時に買った人」
を数値で比較しながら、
なぜ“早く買って長く持つ”方が有利になることがあるのか
を分かりやすく解説します。
まず結論
株式投資で最も重要なのは、
「最安値で買うこと」ではありません。
本当に重要なのは、
「優良株を長く持ち続けること」
です。
特に、
- 配当
- 株主優待
- 長期成長
がある企業では、
“時間そのもの”が利益になる
ケースが非常に多いです。
今回比較する3パターン
Aさん
- 2015年に3,500円で100株購入
Bさん
- 2020年コロナ暴落時に2,200円で100株購入
Cさん
- 2015年に3,500円で200株購入
この「Cさん」がかなり重要です。
なぜなら、
“高値掴みでも株数を多く持っていた人”
が、最終的に暴落時購入組を超えるケースがあるからです。
JR西日本の株価推移
JR西日本は、
- 鉄道
- 不動産
- ホテル
- インバウンド
を持つ大型インフラ企業。
コロナショックでは大暴落しました。
株価イメージ
| 年 | 株価イメージ |
|---|---|
| 2015年 | 約3,500円 |
| 2020年コロナ | 約2,200円 |
| 現在 | 約2,617円 |
含み損益比較
現在株価:2,617円で比較。
| 投資家 | 購入価格 | 株数 | 含み損益 |
|---|---|---|---|
| Aさん | 3,500円 | 100株 | ▲88,300円 |
| Bさん | 2,200円 | 100株 | +41,700円 |
| Cさん | 3,500円 | 200株 | ▲176,600円 |
ここだけ見ると、
「暴落時に買ったBさんの圧勝」
に見えます。
しかし株式投資はここで終わりではありません。
配当金の累計が大きい
JR西日本は長年配当を出しています。
2015年〜2026年の累計配当
1株あたり約1,566円
配当比較
| 投資家 | 株数 | 累計配当 |
|---|---|---|
| Aさん | 100株 | 約156,600円 |
| Bさん | 100株 | 約83,100円 |
| Cさん | 200株 | 約313,200円 |
株主優待もある
JR西日本は毎年優待券があります。
優待比較
| 投資家 | 保有年数 | 優待累計 |
|---|---|---|
| Aさん | 約11年 | 約33,000円 |
| Bさん | 約6年 | 約18,000円 |
| Cさん | 約11年 | 約33,000円 |
※優待は100株以上でほぼ同条件
総合損益比較(超重要)
Aさん(2015年に100株)
| 内容 | 金額 |
|---|---|
| 含み損 | ▲88,300円 |
| 配当累計 | +156,600円 |
| 優待累計 | +33,000円 |
最終結果
+101,300円
Bさん(2020年暴落時に100株)
| 内容 | 金額 |
|---|---|
| 含み益 | +41,700円 |
| 配当累計 | +83,100円 |
| 優待累計 | +18,000円 |
最終結果
+142,800円
Cさん(2015年に200株)
| 内容 | 金額 |
|---|---|
| 含み損 | ▲176,600円 |
| 配当累計 | +313,200円 |
| 優待累計 | +33,000円 |
最終結果
+169,600円
ここが超重要ポイント
つまり、
「高値圏で早く多く買った人」が、
「暴落時に100株だけ買った人」を超えている
のです。
なぜこんなことが起きる?
理由はシンプル。
① 配当を長く受け取れる
株は持っているだけで、
- 毎年配当
- 毎年優待
が積み上がります。
つまり、
“時間”が利益になる
のです。
② 暴落待ち中は何も増えない
暴落待ちしている人は、
- 配当ゼロ
- 優待ゼロ
- 株価上昇も取れない
つまり、
お金が働いていない
状態。
③ 暴落時は実際には買えない
これが最大の問題。
多くの人は、
上昇時
「高いから買えない」
暴落時
「怖くて買えない」
になります。
つまり、
一生買えない
ケースが非常に多いです。
実際、コロナ暴落時はどうだった?
2020年当時は、
- 「鉄道終わった」
- 「JR危険」
- 「まだ下がる」
- 「旅行需要消滅」
という空気でした。
つまり、
暴落待ちしていた人ほど買えなかった
のです。
一方で、先に買っていた人は?
2015年組は暴落で大きな含み損になりました。
しかし、
- 配当
- 優待
- 業績回復
- インバウンド復活
によって、
時間が損失を回収
していきました。
長期投資の本質
株式投資で大切なのは、
「最安値を当てるゲーム」
ではありません。
本当に重要なのは、
「優良企業を長く持ち続けること」
です。
特にJR西日本のような銘柄は強い
- 国策級インフラ
- 不動産収益
- インバウンド恩恵
- 高配当
- 株主優待
があるため、
長期保有と非常に相性が良い
です。
結論
もちろん、
暴落時に大量購入できれば最強
です。
しかし現実には難しい。
だからこそ、
“多少高値でも早く買って持ち続ける”
という考え方は非常に重要です。
実際にJR西日本では、
「2015年高値購入200株組」が、
「2020年暴落購入100株組」より利益が大きい
という結果になっています。
これは、
“時間・配当・優待”の力
がどれほど強いかを示す非常に分かりやすい実例です。


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