― なぜPTSを信じると損をしやすいのか ―
はじめに
株を始めたばかりの人ほど、
「PTSで上がっている銘柄」に強い期待を持ちがちだ。
- PTSで爆上げ
- SNSで話題
- 「明日は来る」という声
しかし実際には、
PTSを信用しすぎて損をする初心者は非常に多い。
この記事では、
- PTSとは何か
- なぜ初心者がPTSで火傷しやすいのか
- プロはPTSをどう使っているのか
- 「騙し」に見える動きの正体
を、順番に分かりやすく説明する。
そもそもPTSとは何か?
PTS(私設取引システム)とは、
証券取引所(東証など)が閉まっている時間に株を売買できる市場のこと。
ポイントはここ👇
- 取引している人が少ない
- 出来高(取引量)が少ない
- 株価が簡単に動いてしまう
つまりPTSは、
本市場とはまったく別の環境だということ。
初心者がPTSを信用してしまう理由
初心者がPTSを当てにしてしまうのは自然でもある。
- 本市場より先に動いている
- 「本音の株価」が出ている気がする
- 翌日の値動きを教えてくれそう
でもこれは大きな勘違い。
PTSは
👉「未来を映す鏡」ではなく
👉「少人数の感情が先に出ている場所」
なぜPTSは翌日の相場とズレやすいのか?
理由① 参加者がまったく違う
PTSの中心は個人投資家。
翌日の本市場には、
- 機関投資家
- 海外投資家
- 大口資金
が一気に参加する。
👉 同じ銘柄でも、判断する人が別物
理由② 情報の読み方が違う
PTSでは、
- 見出しだけで売買
- 感情的な判断
が多い。
翌日の本市場では、
- 数字
- 影響範囲
- 中長期視点
で冷静に判断される。
初心者がPTSで火傷する典型例
例①「PTSで上がってる=明日も上がる」
- PTSで株価が急騰
- 翌日を期待して飛びつく
結果👇
👉 寄り付きが天井
👉 高値づかみで含み損
例② 出来高を見ずに判断
- 動きが派手
- 実際は数人の売買
売りたい時に売れず、
👉 下がる時だけ一気に下がる
例③ 悪材料に過剰反応して売る
- 夜にネガティブニュース
- PTSでパニック売り
翌日👇
👉 冷静な評価で株価回復
👉 PTSで売った人だけ損確定
「PTSは騙しが多い」と言われる理由
ここは誤解されやすいが大事な点。
実際に起きていること
- PTSは少量で価格が動く
- 株価だけ見ると強く見える
- 初心者が反応しやすい
結果的に👇
👉 初心者が不利な位置で売買してしまう
必ずしも違法な「騙し」ではないが、
構造的にそう見える動きが成立しやすい。
インフルエンサー絡みで起きやすい構造
- すでに仕込んでいる
- 夜にポジティブ発言
- フォロワーがPTSで買う
翌日👇
👉 本市場で利確
👉 買った側が高値づかみ
これも
PTS × 個人投資家の多さ
が生む構造。
では、プロはPTSでどう儲けているのか?
大前提
プロはPTSを
👉「儲けに行く場所」
👉「方向を当てる場所」
とは考えていない。
プロの典型的な使い方
- 明らかな誤解売りを拾う
- 指値で少量だけ置く
- 約定しなくても気にしない
- 翌日の本市場で処理
つまり、
👉 歪みだけを静かに使う
PTSでやるべきでないこと(初心者向け)
❌ PTSの値動きで翌日を予測する
❌ 成行で飛びつく
❌ 本市場の代わりとして使う
PTSの正しい位置づけ
初心者にとってPTSは、
- 雰囲気を見る場所
- 緊急時のリスク調整
- 参考情報の一部
これくらいで十分。
メインは必ず本市場。
おわりに
PTSは危険なのではなく、
過信すると危険なだけ。
- 少人数
- 感情が出やすい
- 値が歪みやすい
この特徴を理解すれば、
PTSに振り回されることはなくなる。
株で一番大事なのは、
👉 動いている理由を考えること
👉 焦って行動しないこと
PTSは、
初心者にとっては「答え」ではなく、
**注意して見るべき「現象」**だということを、
ぜひ覚えておいてほしい。


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