中古住宅の断熱リフォームはコスパ最強です!お得にリフォームして新築以上の住宅をゲットだぜ!

1-1-3. リフォーム関係

はっきり言います。築古の住宅に住んでいる方、新築や築浅でも、建売を買ったり、断熱・気密に拘らず注文住宅を建てた方、マンションに住んでいて夏・冬に暑い・寒いで悩んでいる方は全員断熱リフォームが必要です。
みなさんは断熱リフォームと聞いて何を思い浮かべますか?なんとなく、壁の中に断熱材を充填することや屋根や床の断熱材を厚くすることなどを思い浮かべるでしょうか。人によっては遮熱と断熱が混合して、日射を遮ることが断熱と勘違いしている人も稀にいますが、断熱の話をする時は、魔法瓶もしくはダウンジャケットをイメージしてください。分かりやすく冬をイメージしましょう。あなたが、部屋をエアコンで暖かくしたとき、室温が20度になったとしましょう。もし、あなたの家がパーフェクトの断熱・気密性能を持っていれば、エアコンを消しても、内部の熱が外に一切漏れないので、ずっと20度をキープできます。しかし、実際は、熱というのは性質上暖かいところから寒いところに流れますので、窓や壁や屋根や床を通じて熱が外に漏れ出ていきます。熱や壁などの固体も通過します。そして、大抵の家には、小さな隙間が無数存在します。例えば引き違いの窓ならば隙間が絶対ありますし、壁と天井の継ぎ目などに無数の小さな隙間があり、その間から熱が外に漏れ出ていきます。壁などを熱が伝わりにくいのが高断熱、隙間が少ないのが高気密と定義されます。

はっきり言って申し訳ないですが、例え新築でも建売やローコストのほぼすべてが低気密・低断熱です。間違いなく冬寒いと思います。エアコンずっとつけていれば暖かくはなりますが、電気代がかなりかかります。そして家じゅうを暖めるのは困難なので、リビングだけを暖めることになり、洗面所などは寒いという不快な環境ができます。これは仕方なく、断熱材は薄いですし、施工する大工さんも安い賃金で行っていますので、細かい隙間を埋めることなんてやってられません。完成した時の見た目も一緒ですし、高気密にしたからって、賃金上がるわけではないですから。正直買う側も知識がなく、気密性・断熱性よりも、いかにおしゃれな外観・内観かとか、良いキッチンなどの設備がついているかなどばかりに気を取られ、肝心な住宅の性能を見ていないことが最大の原因です。
しかし住み始めると、暑さ・寒さってすごく重要なんですね。実は、新築を購入した人に不満な点を聞いたところ、ベスト3が以下になったという結果があります。

1位:暑い
2位:寒い
3位:冬場の窓の結露がひどい

さて問題です。あなたが、住宅をリフォームするとなるとどこを改善しますか?実は1~3位に共通の原因があります。
それは窓です。築古の家の夏の日差し・外気の熱は窓から8割入ってくるといわれています。冬の冷気の5割は窓から入ってくるといわれています。結露の原因は間違いなく窓です。
では窓を改善したらどうなりますか?不満点のほぼすべてを一気に解消できるんです。
では窓を交換しようってなるでしょ!?簡単にはできません。家を建てる時に、外壁より先に窓をつけます。つまり窓を交換するとなれば、外壁を壊す必要があり、家をスケルトンにしなければなりません。こんな工事、新築や築浅では絶対できませんし、300~500万円くらいはかかってしまいます。
ではどうするか?答えは簡単です。内窓を設置してください。できるだけ最高級のものを家じゅうのすべての窓に設置してください。最高級とは、樹脂フレーム、LowEペアガラスです。最近は既存ガラスもペアガラスなので、4枚ガラスになります。これで、最近売れている某工務店の最高級の窓と同等かそれ以上の性能になります。
断言しますが、夏と冬の快適性が激変しますよ。光熱費もガクッと下がります。
実は私の家も今年家じゅうに内窓つけたんですよ。14か所つけて、補助金が出たので実質28万円くらいでした。めちゃくちゃ安いですよね。内窓は補助金使える例が多いので、是非このサイトから見積頼んだ際にきいてみてください。これはすごく割の良い投資です。
毎日快適になりますし、光熱費もすごく下がります。年間で3万円くらい下がり、快適になるんで最強ですよ。結露も激変するんで、家も長持ちしますし、衛生面でもよいです。結露で発生するカビって発がん性もありますからね。
例えば、28万円の投資で、年間3万円キャッシュバックがあれば、約11%くらいの利回りがあります。9年ちょっとで元が取れます。その後はずっと3万円のボーナスが出て、快適性も上がるということになりますのでお得すぎます。しかも電気代は上がる一方なので、3万円の節約の額もどんどん増えていきます。小さなお子さんがおられる家庭は、これから電気使用量も増えるので、4~5万円と節約できる額が増えますよ。
内窓つける前と後の生活環境の変化をお伝えしましょう。
(夏)
設置前:16帖のリビングのみ冷房していました。常にドアを閉め切っていて、他の空間は3     0度近くになる。肝心のリビングも26度設定にしているのに、27度くらいにしかならない。電気代は、15000円位

設置後:家じゅう開け放って、27度で冷房をつける。リビングは常に26~27度くらいを       キープしており、トイレや洗面所、和室なども27度~28度の間くらいをキープ。      
ドアの開け閉め不要、どこにいても快適となり、過ごしやすさは100点満点。さらにリビングを閉め切らず、家じゅうを24時間換気で循環できるので、空気も綺麗になった。電気代は13000円程度。電気代だけ見れば、2000円しか下がっていないが、もし、設置後もケチってリビングだけの冷房にすれば、数日の実験からの試算であるが、電気代は10000円程度になる。同じ条件なら5000円の節約になる。

(冬)
設置前:16帖のリビングのみ暖房。暖房を消すと一気に冷える。例えば夜12時に20度あ     った室温が朝6時に無暖房で13度になっている。他の部屋は10度くらいになっている。全館暖房は不可能であった。エアコンの能力不足。電気代は20000円程度

設置後:そもそも天気の良い日は、日差しの熱だけで23度くらいに室温上昇。その後夜8時くらいまで20度くらいをキープするので、エアコンがいらない。その後はドアを開け放って家じゅう暖房。洗面所も暖かく快適。夜12時時点で20度あった室温は朝6時に無暖房で17度程度にまでしか下がらない。多少寒いがエアコンなしでもギリギリ我慢できるライン。エアコンつけたらすぐに暖まる。電気代は15000円程度。
読んでもらったら明らかだと思うが、内窓の効果は冬に出てくる。むしろ冬の寒さ対策に使うべきだと思った。
寒さ・暑さ・窓の結露に悩んでいる方は、是非内窓設置を検討してほしい。見積だけなら無料なので、業者に相談してみると良い。その時にこのブログの話をして、価格についても参考に伝えてほしい。良い材料になるはずだ。もちろん、個別の相談も承っておりますので、コメントもしくは問い合わせフォームからご連絡いただきたいです。私の家は、大手のハウスメーカーの築10年ほどの家で、世間一般では高気密・高断熱と言われているグレードである(ZEH基準並み)。それでもここまで効果が出るのだから、みなさんはもっとすごい効果が出るのではないかと密に期待しております。

最後に補足しておきますが、局所暖房・冷房には恐ろしいデメリットが隠されています。特に最近の住宅に限った話です。例えばリビングだけ暖房つけて、リビング室温22度、廊下10度になったとしましょう。水というのは、暖かいところだと空気中に多く含むことができます。つまり22度のリビングには多くの水が含まれ、10度の空気にはあまり水が含まれておりません。もし22度の空気が廊下に出てきたらどうなるでしょうか。この空気が急速に冷やされて10度に近づいてきますよね。この時、冷えた空気は今まで通り水を含めることができず、水は空気中から追い出されます。これが結露です。窓は、常に冷えているため、窓に暖かい空気があたれば結露します。廊下でもより冷たい金属部分やよく冷えた床などが結露します。もし、廊下の床が冬場湿っていればかなり危険な状況です。つまり、廊下は常時様々なところが目に見えないくらいの水で結露し続けるわけですから、カビが発生してくるんですね。長期間これが続くと、なんか廊下がカビくさいなって思うようになってきます。これでは、空気中にカビが浮遊するので健康上最悪です。またもちろんですが、壁の中でも同様に結露が起きる可能性が高く、壁の中にある断熱材がだめになったり、壁の中にもカビが発生し、常に湿った環境になると、シロアリが好んで外からやってくるようになります。光熱費節約のために行っているリビングの局所暖房は思わぬところにデメリットが隠されているのです。

なお、古い家だと気密性が本当にないため、部屋の空気はそこらじゅうからの隙間から外に出ていき、水蒸気が部屋に滞留することがないのでカビが生えないです。そのかわり、部屋を暖めること自体が困難なので石油ストーブを常時たいて、寒さをしのいでいます。

コメント

  1. YouTubeコメントしたもの より:

    YouTubeのコメントから来た者です。とても勉強になりました。自力で色々床下いじるより、内窓を設置するだけでこれだけ快適になる事にびっくりしました。ローコスト注文住宅を契約してしまい、断熱については恐らくしょうもないのですが、将来的に内窓の対策を取ろうと思うようになりました。有難うございます。

    • mochiko より:

      コメントありがとうございます。また記事をお読みいただき誠に幸甚です。
      YouTube上では、投稿者様の気分を害してはいけない、かつ業界関係者を敵に回すのも怖かったので詳細は控えましたが、
      床下を素人が吹付断熱等で補強することは危険です。なぜなら白蟻対策と湿気対策がうまくできなくなる可能性があるからです。
      白蟻は本当に危険でむき出しの断熱材は既に防蟻素材等でなければ狙われます。
      正直素人の断熱補強で光熱費が劇的に変わることはありません。デメリットの方が大きいです。
      もし本当に床下を断熱補強したいなら、専門業者に頼んで30万円程度で、しっかりやったほうが50年スパンで考えれば絶対割が良いです。
      最近は素人のYouTuberが誤った情報を発信しているので心配しております。
      今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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