〜35年ローンのはずが、5〜10年で詰んだ現実〜
はじめに|住宅ローン破綻は「無知×楽観」で起きる
最初に断言する。
住宅ローン破綻は
- ギャンブル
- 浪費
- 借金癖
が原因じゃない。
原因はほぼ100%これ。
「ちゃんと考えた“つもり”だった」
これから出てくる事例はすべて
- 審査は通過
- 銀行からは「問題なし」
- 周囲からも「堅実そう」と言われていた
それでも、普通に詰んだ人たちだ。
事例①|「借りられるだけ借りたら、詰んだ」
年収560万円・借入5,200万円・変動金利0.5%スタート
購入時の状況
- 年齢:34歳
- 職業:メーカー勤務
- 家族構成:夫婦+子ども予定
- 頭金:ほぼゼロ
銀行からの評価:
「返済負担率25%以内。問題ありません」
本人の計算
- 月返済:約13.5万円
- ボーナス払い:年2回 各20万円
- 共働き前提
👉 この時点で“将来変わる前提条件”を全部無視
5年後に起きたこと
- 子ども誕生
- 妻:産休→時短勤務
- 世帯年収:▲120万円
- 保育料+生活費:+月4万円
現実の家計
- 実質返済負担率:35%超
- ボーナス払いが貯金切り崩しに変化
結末
- 貯金ゼロ
- 繰上返済?無理
- 金利上昇が来たら即アウト状態
👉 「借りられる額=返せる額」だと信じた末路
事例②|「変動金利は安全だと思っていた夫婦」
世帯年収720万円・借入4,800万円・変動金利
購入時の判断
- 周囲も全員変動金利
- ネット情報:「当面上がらない」
- FP:「リスクはありますが…」←聞いてない
想定していた未来
- 昇給
- 教育費はまだ先
- 金利は緩やか
現実に起きた数字
- 金利上昇:+0.6%
- 月返済:+18,000円
- 年間負担:+216,000円
さらに
- 子ども2人
- 習い事+塾
- 車買い替え
家計の状態
- 可処分所得ほぼゼロ
- 毎月「何かあったら終わり」
👉 破綻してないだけで、生活は完全に死んでいる
事例③|「団信フル装備で自分を守ったつもりの人」
年収650万円・借入4,200万円
選んだ団信
- がん団信
- 3大疾病
- 就業不能
- 先進医療
金利上乗せ:+0.4%
35年間で増えた支払額
- 追加利息:約300〜400万円
本人の盲点
- 医療保険・がん保険すでに加入済
- 団信と保障内容が丸かぶり
結末
- 「安心」を買ったつもりが
- 家計を圧迫する固定費に変化
👉 団信は保険。冷静に見ないと“割高な安心”になる
事例④|「住宅ローン控除を信じ切った男」
年収430万円・借入3,800万円
勘違い
「控除で毎年お金が返ってくるから実質安い」
現実
- 所得税が少なく、控除を満額使えない
- 控除期間終了後、返済額はそのまま
結果
- 控除終了=実質的な負担増
- 「こんな話聞いてない」と言い出す
👉 控除は“補助”。ローンの判断軸にするな
事例⑤|「将来なんとかなると思っていた人」
年収800万円・借入6,500万円
購入理由
- 今が稼ぎ時
- 立地最優先
- 生活水準は落とさない
想定外
- 転職による年収ダウン
- 親の介護
- 教育費ピーク
売却しようとした結果
- 売却価格 < ローン残高
- 動けない
👉 高年収ほど“身動きが取れなくなる”罠にハマる
住宅ローンで詰んだ人の共通点(超重要)
✔ 銀行の「借りられます」を信じた
✔ 数字を楽観的に置いた
✔ 最悪のケースを想定していない
✔ 余白ゼロで組んだ
結論|住宅ローンは「破綻しない設計」がすべて
住宅ローンで成功する人は、
- 金利を当てた人でも
- 控除を最大化した人でもない
「多少の不幸が来ても死なない設計をした人」
これだけ。
これから借りる人へ(マジで最後に)
今、このページを
- 面白がって読んでるならセーフ
- 心当たりありすぎて笑えないなら危険
住宅ローンは
契約した瞬間は幸せのピーク
そこからは
淡々と35年耐久レースだ。
耐えられる設計にしろ。
それだけで、人生の難易度は激減する。


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