日本全体で寒がりの方が増えている印象です。
第一起因は食生活の悪化と運動不足でしょう。
日本人の悪い特徴に、悪いことがある時、その悪いことをなくすことではなく、その悪いことをいかに対策するかの対応策を考える癖があります。
例えば病気なら、症状や炎症を抑える薬を飲み続ける。片頭痛など良い例ですが、その原因が食生活や睡眠不足にあるのに、それを改善せず、頭痛薬で耐え凌ぐことですね。
冬の寒さも全く同じで、主原因は、日本人の食生活悪化と運動不足による筋力低下・体力低下によるものが大きいです。
私を例にとると、趣味が筋トレということもあり、食事にも大変気を使って、栄養素がしっかり摂れるような食生活を続けているため、寒さにはめっぽう強いです。
よく高気密高断熱の家に住むと冬は暖かいといいますが、まさに寒さの原因を改善せずに、対症療法を行っている例です。
私は室温20度くらいが丁度心地よく、22度超えると暑く感じてしまいます。
子供も結構似た傾向があり、20度くらいの時が快適のようです。
人によっては、寒がりで室温25℃くらいは必要とか言いますが、常に室温を5度上げていれば、いくら高気密高断熱な家でも光熱費はかかってしまいます。
このような快適な環境に慣れてしまうと増々寒がりが加速して、贅沢な体になってしまいます。
私が提唱する冬暖かくする方法は3つ。
1.睡眠時間をしっかり確保する。
2.食生活に気を遣い、栄養価の高い肉や魚、野菜や果物などを沢山食べる。
3.筋トレや運動を沢山行う。
これらを実践することで、体の芯から暖まる肉体を作ることができ、冬の室温が16度とかになっても平気な身体になります。
しかも運動は真冬の室内で行うと、一気に体温が上がるので、エアコン不要で過ごすことができます。
例えばテレビを見ながら、筋トレをしていると、体が火照ってくるので、エアコンを消して室内を寒くしても丁度心地よくなります。
さらに運動する時に発する熱で室内の室温も上昇するので一石二鳥です。
さらにさらに素晴らしいことは、この運動を続けることで筋肉量が増え、基礎代謝が上がることで、運動していない時も体が暖かくなります。
この方法なら完全無料で室内で暖かく過ごせます。
場所にもよりますが、日本の大部分(真冬に氷点下を記録するのは10日間程度)のエリアにお住まいの方にとってみれば、冬の間で本当に寒いのは、限られた日数です。
その他の日はそれなりに気温が上がりますし、晴れれば日中はお日さまの力で自然と室温が上がります。
つまり結構な頻度でエアコンを含めた暖房器具を一切使わない生活ができるのですね。
別に普通のローコスト住宅でも十分に快適に生活できますし、初期費用も維持コストも安く済むし、健康になれるので、良いことしかありません。
しかしながら多くの住宅会社は、高い住宅を売るために、家の気密性断熱性がいかに重要かをずっと説明し、結果的に高い家を買わせようとしています。
まずは、家を暖かくすることが前提で、その条件でいかに安くそれを達成するかを考えるのではなく、家が例え寒くても暖かく感じれる健康的な方法を探して実践したほうが間違いなく快適な暮らすが実現できます。
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