内窓で夏の日差しを軽減する方法! プラダンを外窓と内窓の間に置いて遮熱するだけ!

夏の日差しは屋外ですだれやシェードなどで防ぐことが原則です。

しかし、2階の小さい窓などは屋外設置が困難もしくは不可能です。

特に西日がひどい窓などは致命的です。

我が家では、プラダンを窓の大きさに切り、窓間に設置しておきます。

こうすると外窓から入ってきた太陽光はプラダンが跳ね返し、外に出ていきます。

このひと手間で相当な遮熱効果になりました。

1階の掃き出し窓の場合は、大きいこともあり、アウターシェードを設置しておりますが、

1階のその他の東西北面の窓は、小さいこと、高い位置にあることなどから、すべて外側に

アウターシェードやすだれを設置するのは困難です。特に屋外に設置する場合は、しっかり固定しないと、風で飛ばされたり、見栄えが悪かったしすると、家の景観が悪くなるので、特に対策していない方がほとんどだと思います。

特に2階については、南面も含めて、外側にアウターシェードやすだれなどを固定するのは極めて困難なので無対策になると思います。

そこで救世主は、内窓です。

外窓と内窓の間に白のプラダンを置くことで、室内に日差しの熱を入れないように対策できます。プラダンが熱を反射して室内に入ってこないように対策できます。

特に我が家は西側に大きな引き違い窓が入っており、夏場の昼過ぎから強烈な西日が差し込んできます。なので、この窓だけは、プラダンにアルミのシールを貼って、日差しをより反射するように加工します。

この対策により体感としては95%以上の日射熱を反射しております。

我が家では、夏場に外気温が35度位の時に、2階の室温が無冷房で33度くらいまで上昇しておりましたが、プラダンを導入したら、29度付近まで下げることができました。

プラダン導入前の無暖房の2階は地獄のようで全く利用しなかったですが、プラダンを導入して室温が29度くらいで抑えれるようになれば、エアコンなしで扇風機のみでも過ごせるくらいに涼しくなりました。

エアコンのききも格段に良くなり、電気代もだいぶ下がりました。

これは何度も言っていますが、夏場に内窓のみでは大きな効果が期待できません。

内窓による断熱対策より、プラダンやアウターシェードなどによる遮熱効果のほうが

ずっと大きいです。

特に無冷房の部屋は特に室内を冷やすことがないので、逆に夜間に外気温が下がったときに、室内に熱がこもってしまい、夏場は内窓があるほうが暑くなります。

但し、プラダン設置には2つのデメリットがあります。

1.部屋が暗くなる。

1.部屋が少し暗くなる。プラダンが入ってくる日差しを軽減するので当然ですが、日中は十分明かりも入ってくるので、致命的な問題ではありません。但し、朝日などが入ってくるのが好きな方にとっては、物足りないかもしれません。もっとも、夏の日差しはデメリットが多いので、相当こだわりがなければ入ってこないようにすべきだと思いますが。

2.外窓の温度が上昇し、熱割れを起こすリスクがある。外窓には、外からの日差し、プラダンが反射した日差しがダブルであたること、外窓と内窓の間の室温が上昇することの影響から、窓温度がかなり上昇します。我が家では2年間試していますが、今のところどの窓も熱割れは起こしていません。ちなみに我が家の外窓は、アルミ樹脂の複層ガラスですが、より性能の高いLowEガラスやアルゴンガス入りなどになると、より熱割れリスクが高まるので注意が必要です。特に断熱タイプのLowEガラスだと、熱を蓄えるので注意が必要です。

【プラダンの入手方法】

ホームセンターで購入するのが最も安価です。私は、ホームセンターで大きいプラダンを何枚か購入して、自宅でカットしました。カッターナイフと定規で簡単にカットできます。事前に長さを測り、鉛筆で線を引き、その線に沿って切っていきます。

ホームセンターによっては、お店でカットしてくれるサービスもあるようですので、予算に余裕があれば頼んでみるのもよいと思います。

家の基本ですが、

夏は遮熱

冬は断熱

です。実際真夏でも、外気温が35度、室温が27度であれば差は8度です。

例えば外気温12度、室温20度の時って真冬ではないですよね。4月上旬とか11月上旬とかの気温です。真冬は外気温0度、室温20度で差が20度以上になることもよくありますので、断熱の重要性が夏と比べ物にならないんですね。

夏はとにかく、日差しを入れることを避けて、除湿をすれば快適になります。

皆さんには、是非、湿度と室温と体感温度を知っていただきたいです。

例えば、室温30度、湿度50%ならば、体感温度は26.7度になります。

しかし、湿度が80%ならば、室温を27度にしても体感温度は26.6度でほぼ同じなんです。

つまり、室温30度、湿度50%と室温を27度、湿度が80%は体感温度が同じということです。

実は、断熱性能がそんなに高くなくても、夏に窓から日射が入ってこなければ、外が暑くても室温はそんなに上昇しません。しっかりエアコンで除湿を行っていれば、設定温度を高めにしても快適に過ごせます。つまり、夏は遮熱がしっかりできていれば、断熱性能をそこまで気にしなくても、少ない電気代で快適に過ごせるわけです。

例え気温が高くても乾燥していると暑く感じないものです。逆に気温が低くても梅雨のじめじめした日は暑く感じます。このことからも夏は断熱よりも遮熱と除湿を重視してください。

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