冬に加湿することで部屋が格段に暖かくなります!

この事実を知らない人が多いのでぜひお伝えします。

冬場の加湿は乾燥予防だけでなく寒さ対策にもなります。

体感温度は室温と湿度で決まります。

・室温20度、湿度30%→体感温度18.8度

・室温18度、湿度60%→体感温度18.6度

どうですか?湿度が上がるだけで、室温は2度も違うのに体感温度はほぼ同じになります。

実際体験したらよく分かりますが、乾燥していると寒く感じます。風邪予防にも乾燥予防にも寒さ予防にもなる加湿は必須ということが分かると思います。

日本社会のルールも変更しなければならないですが、夏はエアコン設定温度28度、冬は20度などのルールを各会社が定めており、会社によっては、室温が28度を超えないと冷房をつけないなどのルールがあります。極端な話

室温27度、湿度90%→体感温度27.3度

室温30度、湿度50%→体感温度26.7度

になります。

梅雨時が真夏の乾燥したときより暑く感じるのはこのような理由なんです。

室温27度の時のほうが体感温度は暑くても、室温が28度に達していないのでエアコンなしになってしまいます。私も経験ありますが、例え室温27度でも本当に暑いんですよ。共通認識として、体感温度は、気温だけでなく湿度も大きく関係することを皆さんに知ってもらい社会全体の認識を改める必要があります。

言ってしまえば、天気予防も気温はしょっちゅう出てきますが、湿度は中々知ることができません。気温、湿度及び体感温度を知らせるべきだと思います。

またエアコンのルールも気温ではなく体感温度でONOFFの判断をすべきです。

脱線しましたが、それくらい湿度は体感温度に影響を与えるのです。

真冬に湿度を上げる方法として加湿器がありますが、地域や生活環境によっては、加湿器なしで部屋の湿度を適度な状態に保つことができます。

鍵は、第一種換気、お風呂の解放、料理をすること、運動すること、内窓を設置することの5点です。

我が家はこの5点をすべて組み合わせることで、乾燥する真冬も室温21度、湿度55%程度を維持します。

ちなみに

室温21度、湿度55%→体感温度20.6度

室温23度、湿度30%→体感温度20.7度

となり、室温は2度も違うのに湿度を上げるだけで、体感温度はほぼ同じにできます。

仮にですが、家じゅうの室温を2度上げようと思えば、電気代は1回の冬の間に数万円多くかかる可能性も高いです。

しかし、以下5点の方法を実践して湿度を上げれば、維持費0円で体感温度は室温23度の時と同様にできます。

1.第一種換気の導入

これから新築を建てる方は間違いなく第三種ではなく第一種換気を導入してください。第三種はいわゆる壁についている換気扇です。モーターで、ひたすらに部屋の空気を外に捨てます。もちろん、温まって湿度を持った空気を捨てることになります。部屋の空気の総量は外気と同じ1気圧で保たないといけないので、家じゅうの隙間からどうにかして空気が流入してきます。この入ってくる空気は当然外気なので冷たく乾燥しています。つまり第三種換気では、常時部屋の暖かい湿った空気が外に出ていき、冷たく乾いた空気が流入します。当然、室温は下がり、湿度も下がります。

逆に第一種換気は、機械で排気も吸気も管理し、空気が出ていくときに熱交換器に空気中の熱と水分を吸い取り、冷たく乾いた空気にしてから外に出します。そして外の空気が入ってくるときに、同じ熱交換器を通過させ、熱と水分を与えることで、再度暖かく湿った空気にして部屋に戻します。この方法であれば、室温も湿度も変化せずに換気を行うことができます。

新築なら50万円程度かかりますが、これから30年以上暮らすつもりなら、絶対つけたほうが良いです。

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そもそもが第一種換気って何か分かりますか。 住宅では主に第一種換気と第三種換気があります。 第三種は、ただの換気扇がトイレやキッチンなどの汚れた空気がある空間の壁に穴を空けて取り付けられており、そこから空気を排気します。そしてリビングなどの...


中古なら、リフォームでつける方法がないか工務店に聞いてみてください。

2.お風呂の解放

真冬のお風呂の熱と湿気は絶対に有効活用すべきです。風呂上がりは換気せずに、風呂内の空気を室内に送り込みましょう。家全体の室温、湿度が上昇します。これの最大のメリットはタダということです。特にお風呂に入る時間は家族団らんの時間なので、最も部屋を暖かくしたいときに無料で室温湿度を上げられるので絶対に活用すべきです。

3.料理をする

特にガスコンロは最強です。室温も上げることができ、ガスは燃えると水分を出すので湿度も上げます。もちろんIHでも、料理中に湿気が出ますので、十分湿度を上げることができます。

特に料理は外食などを減らせば食費も抑えることができるので、冬場に快適に過ごせるだけでなく、光熱費と食費を両方減らせる画期的な方法です。

4.運動をする

これは意外かもしれませんが、運動をすると体内の水分が気化して、湿度を上げます。ついてに熱気で室温を上げます。私は6畳の部屋を筋トレ部屋にしておりますが、真冬に室温が13度、湿度40%の時に、1時間筋トレをしたら、室温18度、湿度50%まで上昇しました。特に家族が多い方は、子供と一緒に30分でも運動すれば、結構室温と湿度を上げることができます。これも光熱費の節約や快適性向上だけでなく、家族の健康も向上させることができるので一石三鳥です。汗の匂いなどが気になるという声が聞こえてきそうですが、第一種換気が動いていれば、熱と水分を残し、匂いなどの汚れた空気のみ交換してくれます。

5.内窓の設置

これも一見関係なさそうですが、大有りなんです。実は家の中で一番湿度を下げるのは窓なんです。特に性能の低い窓の場合、室温を上げたり、湿度を上げると、その空気が冷たい窓の表面に当たった瞬間に水になり滴り落ちていきます。この時に暖かく湿った空気は、冷たく乾いた空気に変わり室内に戻っていきます。これを永遠に繰り返すので性能の低い窓があると、常に熱と湿気を奪う装置が部屋についているような状態になります。特に加湿器で部屋を湿らせ、エアコンで部屋を暖める行為を性能の低い窓のある部屋で行いますと、せっかく光熱費払って、暖めて湿らせた部屋の空気が一瞬で冷やされて、乾いた空気になります。

そこで内窓を入れると、窓性能が格段に上がり、窓表面が寒くなるなるので、結露が発生しなくなり、室温低下や湿度低下を防止できます。

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