太陽光発電を自宅につけるか否か

1-4-6. 太陽光・蓄電池関係

毎月の売電収入があるからつけた方が得だろうと思いますよね。

しっかり分析しましょう。

得をする=収入>支出ということです。

収入=売電収入,毎月の光熱費の削減、もし売却できた時の売却益、住宅ローン減税の増額

支出=設置費用、機器の故障・交換にかかる費用、設置費用に係る利息、固定資産税の増額、屋根メンテの時に取り外す費用、雨漏りした時の費用、撤去時の費用、屋根に重みが常時かかるので、家の劣化を招くコスト

支出の後半は、具体的な数字にしにくい項目が多いです。

目に見える数字は、売電収入の合計200万円、節約できる光熱費100万円、設置費用200万円、30年のメンテナンスコスト30万円、よって70万円の儲けなので絶対に設置すべきとの結論に至りがちですが、もし太陽光をつけたときの小さな穴から雨漏りが発生し、修理代が100万円かかれば、一気に赤字です。

   もし屋根のメンテが必要になり、外すのに10万円かかり、かつ将来壊れた時に撤去費(太陽光の処分代含む)に50万円かかれば、利益は30年で10万円になります。

   年間約3000円程度です。

   さらに確実に重みが増える劣化が家には生じます。これをいくらの費用ととらえるかは人それぞれですが、30年で100万円位資産価値が痛みにより下がってもおかしくないです。

このように考えると、30年で100万円~最大200万円程度の利益を得るために、リスク高すぎないですか?

物事を論理的に考え正しく判断するとはこのようなことです。

数学力を身につける方法はただ一つです。

少なくとも中学数学をしっかり理解したうえで、日々の生活で数学的な考えを使って物事を考える癖をつけることです。

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