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窓選びでお悩みのあなた!

世間では、樹脂サッシが良いとか、トリプルガラスが良いとか、LowEの金属膜とか、ガラスの間の空気はアルゴンガスが良いとか色々あって訳が分からないですね。

窓は結局、ガラスと枠であるサッシの組み合わせです。そして今はガラスが2層とか3層になるのが普通でペアガラスとかトリプルガラスって言います。枚数が多いほど断熱性能が高い=熱を通しにくくなります。さらにガラス同士の間の空気をアルゴンガスという熱を通しにくいガスに変えるとなお、断熱性能が上がります。さらにガラスの中にLowEという金属膜を入れるとさらに断熱性能が上がります。

サッシは、昔は銀色のアルミサッシが主流でした。サッシ部分はガラスに比べ表面積が小さいため、ガラスほど影響は少ないですが、アルミサッシは最強に熱を通しやすいので、冬場窓付近がめちゃくちゃ冷えます。今は樹脂サッシがどんどん出てきています。

単純にアルミは樹脂の1000倍熱を通しやすいと言われていますので、お金かけてでも樹脂にすべきでしょう。

さらに多くの家では折衷案としてアルミ樹脂複合サッシ(以下複合)というやっかいなサッシが使われています。これはアルミサッシの室内側に樹脂のフレームをつけて、冬場などに室内の暖かい空気が外に行かないように、また夏は外の熱が中に伝わらないようにします。ちなみに樹脂っていうとなんかかっこいいですが、平たく言えばプラスチックです。

つまり

サッシ→ 樹脂>複合>アルミ

ガラス→ トリプル>ペア>シングル

ガラスの間のガス→ アルゴンガス>乾燥空気(ただの空気)

金属膜→ LowEあり>LowEなし

これらの組み合わせで窓性能が決まります。

基本最も高性能な部類は、トリプルガラスでアルゴンガス充填、3枚の窓の2つの間にダブルLowEの樹脂サッシです。

我が家は既にシングルのアルミ単板ガラスがついてるよって方へは、内窓の設置を強く勧めます。

内窓には、トリプルはないですが、ペアガラスアルゴンガス入り、LowE、樹脂サッシがあります。

ではお待ちかねの窓性能一覧を見てください。

最も性能の低いアルミの単板ガラスの防御力を1としたときの各窓の防御力を示しております。

防御力が高いほど、冬場は室内の暖気を外に逃がさないですし、夏場は、屋外の熱気を室内に伝えないようにします。

アルミ 単板ガラス 1
   ペアガラス 1.6
   Low-Eペアガラス 1.87 

複合 ペアガラス 1.87
   Low-Eペアガラス(乾燥空気) 2.24
   Low-Eペアガラス(アルゴンガス入) 2.8
   トリプルガラス 2.24
   トリプルガラス(Low-E1枚)(乾燥空気) 2.8
   トリプルガラス(Low-E1枚)(アルゴンガス入)3.01
   トリプルガラス(Low-E2枚)(乾燥空気) 3.01
   トリプルガラス(Low-E2枚)(アルゴンガス入)3.43

樹脂 ペアガラス 2.24
   Low-Eペアガラス(乾燥空気) 2.8
   Low-Eペアガラス(アルゴンガス入) 3.01
   トリプルガラス 2.8
   トリプルガラス(Low-E1枚)(乾燥空気) 3.01
   トリプルガラス(Low-E1枚)(アルゴンガス入)3.43
   トリプルガラス(Low-E2枚)(乾燥空気) 3.43
   トリプルガラス(Low-E2枚)(アルゴンガス入)4.07

現在新築で導入できる最高性能の窓が、樹脂サッシのダブルLowEトリプルガラス(アルゴンガス入)にになるのですが、凡そアルミの単板ガラスと比べて4倍程度の性能ということです。

この数値比較で驚いたのが、今世間では樹脂サッシの重要性を謳っていますが、アルミ樹脂複合サッシのLowEペアガラス(アルゴンガス入)がローコスト住宅などで使われており、樹脂派からは性能が低いと言われますが、実は樹脂サッシのLow-Eペアガラス(乾燥空気)と同じ2.8倍の性能なんですよね。間違いなくサッシを樹脂に変更するより、アルゴンガスを入れてもらった方が安上がりです。樹脂にしたからって一気に性能上がるわけではないことがこの表から良く分かりますね。

では次に、現在補助金が魅力的な内窓を既存の窓に装着したときにどれくらい防御率が上がるのか見てみましょう!

+以降は内窓の性能

アルミ 単板ガラス +単板ガラス 2.01
アルミ 単板ガラス +ペアガラス 2.88
アルミ 単板ガラス +Low-Eペアガラス(乾燥空気)3.81
アルミ 単板ガラス +Low-Eペアガラス(アルゴンガス入)4.04

アルミ ペアガラス +単板ガラス 2.61
アルミ ペアガラス +ペアガラス 3.48
アルミ ペアガラス +Low-Eペアガラス(乾燥空気)4.39
アルミ ペアガラス +Low-Eペアガラス(アルゴンガス入)4.62

複合 ペアガラス +単板ガラス 2.88
複合 ペアガラス +ペアガラス 3.74
複合 ペアガラス +Low-Eペアガラス(乾燥空気)4.65
複合 ペアガラス +Low-Eペアガラス(アルゴンガス入)4.89

複合 Low-Eペアガラス(乾燥空気) +単板ガラス 3.26
複合 Low-Eペアガラス(乾燥空気) +ペアガラス 4.12
複合 Low-Eペアガラス(乾燥空気) +Low-Eペアガラス(乾燥空気)5.05
複合 Low-Eペアガラス(乾燥空気) +Low-Eペアガラス(アルゴンガス入)5.25

複合 Low-Eペアガラス(アルゴンガス入) +単板ガラス 3.81
複合 Low-Eペアガラス(アルゴンガス入) +ペアガラス 4.65
複合 Low-Eペアガラス(アルゴンガス入) +Low-Eペアガラス(乾燥空気)5.56
複合 Low-Eペアガラス(アルゴンガス入) +Low-Eペアガラス(アルゴンガス入)5.81

樹脂 ペアガラス +単板ガラス 3.26
樹脂 ペアガラス +ペアガラス 4.12


樹脂 ペアガラス +Low-Eペアガラス(乾燥空気)5.05
樹脂 ペアガラス +Low-Eペアガラス(アルゴンガス入)5.25

樹脂 Low-Eペアガラス(乾燥空気) +単板ガラス 3.81
樹脂 Low-Eペアガラス(乾燥空気) +ペアガラス 4.65
樹脂 Low-Eペアガラス(乾燥空気) +Low-Eペアガラス(乾燥空気)5.56
樹脂 Low-Eペアガラス(乾燥空気) +Low-Eペアガラス(アルゴンガス入)5.81

樹脂 Low-Eペアガラス(アルゴンガス入) +単板ガラス 4.04
樹脂 Low-Eペアガラス(アルゴンガス入) +ペアガラス 4.89
樹脂 Low-Eペアガラス(アルゴンガス入) +Low-Eペアガラス(乾燥空気)5.81
樹脂 Low-Eペアガラス(アルゴンガス入) +Low-Eペアガラス(アルゴンガス入)6.03

現在新築で導入できる最高性能の窓である樹脂サッシのダブルLowEトリプルガラス(アルゴンガス入)の防御力が4.07ですので、例え築古の家で現在の窓がアルミの単板ガラスであろうと、Low-Eペアガラス(アルゴンガス入)の内窓をつけると防御力は4.04となり、ほぼ同等の性能にできます。

もし現在の家が、新築の建売等で一般的な複合 Low-Eペアガラス(アルゴンガス入)にLow-Eペアガラス(アルゴンガス入)の内窓を入れれば防御力は5.81になります。

新築の既存の窓で、この性能を実現しようと思えば最高性能の窓にする必要があり、費用が青天井です。

私の結論としては、よくあるコスパ最強の建売住宅の複合 Low-Eペアガラス(アルゴンガス入)の窓にLow-Eペアガラス(アルゴンガス入)の内窓を補助金を使って安く導入し、防御力を5.81にするのが一番コスパが良いと思います。

特に世間では、アルミサッシや複合サッシが悪で、樹脂サッシが正義という風潮がありますが、

例え複合サッシでもトリプルガラス(Low-E2枚)(アルゴンガス入)では防御力が3.43となり、

樹脂サッシのトリプルガラス(Low-E2枚)(乾燥空気) の防御力3.43と同じなわけです。

つまり、サッシが複合か樹脂かで大きく性能が違うように言われますが、両者の性能の違いは、ガラス内のガスを乾燥空気からアルゴンガスに変えるだけで解決する程度のもとというわけです。

さらにアルミサッシの単板ガラスでもLow-Eペアガラス(アルゴンガス入)を入れれば防御力が4.04になり、新築で使われる最高性能の樹脂窓とほぼ同等性能にできることも覚えておいてください。

窓の防御力を知ることで、どの窓がどれくらいの強さかすぐに分かるようになり非常に便利です。

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