いつ太陽光を屋根に設置したら一番お得だったのか?

皆さんが気になる話題ですよね。

過去はFIT(固定買取価格)が高額だったから売電収入が多くてお得だったとか、今は売電価格少ないからうまみがないとか言われます。しかしながら、今は太陽光の設置費用が昔より下がっております。FITと設置費用を各時期で比較し、どの時期が最もお得か見てみましょう。

結果は以下のとおりです。

一見すると売電単価の下がった近年のほうが2012年より10年間の収支が良いように見えますね。

実は2012年~2015年頃は導入費用に対して補助金がありました。補助金の金額は都道府県によって異なりますが、2012年では、東京都千代田区に住んでいれば、国から14万円、東京都から40万円、千代田区から40万円の合計94万円補助金が支給されるという異常事態でしたが、国の補助14万円のみのエリアもあったようです。

最近は売電単価が下がったから太陽光はお得ではないという話をよく聞きますが、今回のようにシミュレーションしてみると、実は、最近つけた人のほうがお得になる場合もあるようです。

10年間の収支で見ると、どの時期につけても赤字になりますね。SNSなどの投稿では、ほとんどの方が10年以内に元を取っているようですが、これはそのような方々のほとんどが新築時に設置しているからです。さらにパネルも最大限の値引きが入り、工事代もかからず、既存住宅の方よりも安く設置しています。

例えば2021年に5キロワットを新築時に搭載するとした場合、パネル代137万5千円に対して値引きが入り100万円で導入できたとすると、年間売電と自家消費分併せて11万7千円利益があるので約8.5年で元が取れるというわけです。その後は毎年の売電と自家消費がすべて利益になるのでお得だと思います。

結論:太陽光をいつ搭載したらお得だったのかについては、住んでいるエリアによって補助金の額が違っていたり、自家消費率が違っていたり、新築時の値引き額や工事費の有無で全く異なるため、人によって違う

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