内窓を設置して良かったこと5選

住まいの不満をアンケート調査すると8割以上の不満の理由は窓にあるという調査結果があります。つまり不満の詳細は、冬寒い、夏暑い、窓が結露するというものです。実は冬の寒さ、夏の暑さの主な原因は窓なのです。新築においても窓の断熱性能は、古屋の壁と同等程度の場合も多々あります。窓のことを開口部と言いますが、言葉のとおり穴が開いているようなものなのです。我が家は築15年程度の比較的高断熱住宅でしたが、断熱性能はUa値0.6程度のZEH基準程度であり、今時の新築と比べれば断熱性能は劣っておりました。家の断熱性能にコンプレックスを抱いていたこと、冬寒いこと、夏暑いことに不満を感じていたこともあり思い切って全部屋の窓にLow-Eペアガラスの高性能内窓を設置しました。

この記事では、我が家が内窓を設置して良かったこと5選を紹介します。

1.冬暖かく、夏涼しくなる

内窓をつける一番の理由です。ほとんどの方が家の断熱性能・気密性能を上げるために内窓設置を検討しているものと思います。

百聞は一見に如かずです。劇的に住環境が変わりました。窓の断熱が強化されるだけでここまで違うのかと感動したのを覚えています。

例を挙げると、真夏、外が35度を超えた真昼に、内窓設置前だと10畳用のエアコンをフル回転しても16畳のLDKをギリギリ冷房できる程度でした。フル回転でも少し暑く、電気代はめちゃくちゃ高かったことを覚えています。

内窓設置後は、驚くほどにエアコンのききが良くなり、隣の6畳の和室を開放しても余裕で冷房でき、廊下、洗面所、トイレも含めた1階全館を開放しても冷房できるようになりました。しかも、これだけ広い範囲を冷房しても、内窓設置前と電気代がほぼ同じか少し下がっておりました。詳しくはこちら

冬はもっと驚きです。氷点下の時は、内窓設置前は窓周りが冷凍庫のように冷えており、寒くて近寄れない、そしてエアコンをつけていても、どこか室内が寒かったです。しかも冷房同様に16畳のLDKでさえ満足に暖房できていなかったです。それが内窓設置後は、窓周りが壁と同じように冷気を感じなくなり、廊下やお風呂を含めて1階全体を暖房できるようになりました。暖房に関しては、1階全体と2倍近く範囲を広げたにも関わらず電気代はほぼ同じでした。

特にお風呂は内窓設置前は浴室暖房で暖めておりましたが、常に暖房しているので不要になりました。浴室暖房ってヒーターなので電気代がすごく高いんです。このヒーターが不要になったため、むしろ快適性は増すのに電気代は下がるという最高の環境となりました。

2.防音性能が高まる

これも設置した方の多くが満足する点です。

とにかく外の音が聞こえなくなります。我が家は家の前に比較的大きな道路が通っており、200メートル先に電車が走っています。内窓設置前は夜間大型トラックが通過する時に音が聞こえ気になったものです。また、早朝に電車の通過音が聞こえ目を覚ますこともありました。しかし内窓設置後は本当に静かになりました。車の音も電車の音も一切聞こえないですし、例え土砂降りでも気が付かなくなりました。さすがに雷は聞こえますが。

内窓のすごいところってただ音が聞こえないのではなく、本当に静音になるのです。言葉での説明が難しいのですが、外と完全に遮断されていると感じます。

3.カーテンが不要になる

我が家では何か所か光取りのために設置した窓があるのですが、外から見えるのが嫌なので昼はレースカーテン、夜はカーテンを必ず閉めておりました。カーテンって結構場所取るんですよね。窓の前に2枚ついていることになるので、その付近の空間が使えなくなるんです。しかも、カーテンって結構匂いを吸収して臭くなるし、汚れてかびを繁殖させたりハウスダストの原因になったりするので、メリットがほとんどないです。

そこで以下の型ガラスをつけると光は取れるが、外から見えない状態をつくることができます。これがかなりメリットがあって、日中もしっかり光を取れますし、窓周りがすっきりするので空間を有効活用できます。さらに常に窓周りが開放されているので、窓とカーテンの間に湿気がたまりかびたりすることもなく衛生的にも非常に良いです。何より窓周りが開放されていると部屋が広く感じますし、内窓の断熱性能のおかげで真冬でもカーテンなしでも寒くないです。

たまに、窓を開けると、外から丸見えになるので窓を開けることができないという意見を聞きますが、高頻度で開ける窓には正直不向きです。普段ほとんど開放しないが、光がほしい窓には最適です。

実際私は型ガラスの窓も結構開けています。日中の短時間でそこまで一目がきにならない窓は全開にしてますし、一目が気になる場合は、左右を少し開ければ、しっかり風が入ってきて、外から見えないので有効です。

4.防犯面で有利

これも設置するまでは気づかなかったです。泥棒が窓から侵入するケースって結構多いみたいです。しかもみなさん結構隠していますが、持ち家の人って空き巣に入られる確率結構高いようです。私の周りにも何人か経験者がおります。

空き巣は、侵入する家を物色する時に、いかに短時間で侵入できそうか考えて選定するようです。一番簡単なのは鍵のかかっていない玄関ドアや窓ですが、ほとんどの家が閉めているはずです。次は入りやすそうな窓を探すようですが、一枚の窓より二枚の窓のほうが明らかに侵入に時間がかかることが確実なので、空き巣は内窓のついた家は避ける傾向にあるようです。実際内窓付の家を選んでも窓を開けるのに非常に時間がかかり断念する可能性が高いです。夜間に侵入されれば命も危険もありますので家族の安全を守るためにも内窓設置は大きなメリットとなります。

5.虫の侵入が圧倒的に減る

窓付近の気密性能が高まり、隙間がなくなるので外部からの虫の侵入を圧倒的に減らせます。多くの家には引き違い窓という左右にレールをスライドさせて開く窓があると思いますが、スライドさせるためには隙間が必要なためどうしても隙間ができます。特に外側は外壁などもあり窓と外壁の間もどうしても隙間ができるため、小さな隙間からゲジゲジや小さな虫などが侵入できてしまいます。ここに内窓をつけると、内窓は例え引き違い窓でも隙間をほぼなくし施工することができるので虫対策になります。もちろん隙間0ではないので完全に侵入を防ぐことはできませんが圧倒的に減ることは確かです。また、外から砂埃などが窓の隙間を通じて侵入することもありますが内窓があることでこれらの侵入も防ぐことができます。

以上5つが我が家が内窓を設置して良かったと感じた点でした。

私が聞く限り内窓をつけて後悔したという人はほぼ聞きません。コスパが本当に良いリフォームであり、検討している方は少しでも早く設置されることを本当にお勧めします。

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