一条工務店のデメリット6つを紹介!

本記事では、一条工務店を検討中の方へ、購入後後悔をしないために予め想定される一条工務店のデメリットを紹介し、後悔しない家づくりをしていただくことを目的としております。

ほぼすべての住宅会社がそうですが、基本メリット部分を伝えますが、デメリット部分をあまり伝えません。特に一条工務店は大人気の住宅会社で多くの施主が自主的に一条工務店のメリットを紹介する記事や動画を多数投稿しております。しかし不思議なことにデメリットを伝える記事や動画は圧倒的に少ないのです。これには様々な事情がありますが、1つ考えられることは、施主の多くの方は、一条工務店を第三者に紹介することで紹介料をもらうことはできます。1件10万円以上になることも多いため、人気の記事や動画になれば、多くの人を紹介できるわけです。

実は一条工務店は、他社と違いほとんどCMなどの広告をされておりません。その代わり、施主が自主的に紹介制度などの利益を目的に積極的に一条工務店を宣伝しているわけです。この方法が大成功をおさめ、多くの人がブログや動画などから一条工務店を知り、契約に至るケースが多いのです。

この場合、一条工務店のデメリットを伝えると、やめる可能性が出てくるため、なるべく良い情報のみを伝えようと思いますよね。

私の場合、実際は一条工務店が大好きなのですが、施主ではないですし、紹介制度などを使うこともないので、率直に家づくりを考えていて、一条工務店を検討されている方が後悔しないために、敢えてデメリットを紹介しようと思います。

実は、Xを通じて、皆さまへデメリットを伺ったところ、3万件以上の閲覧があり、数十件もの回答をいただきました。回答いただいた皆様へは感謝いたします。

では、もったいぶらずにデメリットを紹介していきましょう!

外観や内装がダサい

Xを通じて多くの方からいただいた意見です。実は私は一条工務店さんのデザイン結構好きなんです。シンプルでかっこいいと思うのですが、大手ハウスメーカーの意匠的なデザインに比べると少し冴えないのは間違いないと思います。服とかでもそうですが、人って他の人と同じだとダサいって思うことがあるようですね。一条工務店の家は工場で作られるため、どの家も似たような造りになります。よって外観も内装もある程度似ている家が量産されているのですね。知っている人は一条工務店の家を見かけただけで分かるようです。実際私もすぐに分かります。このことからダサいなどの表現が出てきている部分もあると思います。人と同じが嫌だという方は結構多いです。

間取りなどの自由度がない

俗に一条ルールと呼ばれるものです。Xでも多数の不満をいただきました。家を工業製品のように作っているため、実はあまり自由度がないのです。24時間換気システムや床暖房や様々な設備を設置すること、耐震性能を確保すること、断熱性能、気密性能を確保することなどから家に対する制約が多く、あまり自由がきかないです。裏を返せば、各自が自由にできず、同じような家を作ることで、同一商品を大量に生産し、安価にすることで高性能な家をお得に購入できるようになるわけです。

契約から完成までに時間がかかる

こちらもXで不満の声がございました。結局人気が故の結果ですが、みんなが一条工務店で家を建てたいって思えば思うほど殺到し、完成までに時間がかかるようになるんですね。遊園地のアトラクションのようなもので一度人気がでると行列ができ、行列があるアトラクションほど面白そうに見えるため、どんどん行列が悪化するものです。家も同じでみんなが良いと思えば思うほど人気が殺到して、完成までに時間がかかるようになります。

子供が小学校入学までに引っ越したいなどの時間的制約がある場合はかなり不利になります。そうならないためにも検討している方はすぐにでも一条工務店に相談に行った方が良いかもしれません。

冬乾燥する

高気密高断熱住宅にはよくあることですが、本当に冬は乾燥します。ではなぜ高気密高断熱住宅は冬に乾燥しやすいのか説明しておきます。まず、空気中に含まれる水分量の上限は、気温が高ければ高いほど高くなります。同じ水分量でも、気温が低くなると、含むことのできる限界値(湿度100%)を超えて、水として出てきます。これが結露です。なので、冬場の湿度100%って水分量で言ったら結構少ないんです。もし、この水分量で夏場の気温になれば、湿度は90%→30%となるように乾燥するんですね。夏場の気温で空気中に含むことのできる水分量の限界値(湿度100%)は相当高いので、冬場の水分量程度では湿度は30%程度になってしまいます。では、冬場の外気(湿度70%程度)の外気が室内に入ってきたらどうでしょうか。高気密高断熱の家は、決まって冬場に室温24度程度等で暖かくできるため、外気は暖められ湿度が大幅に低下します。この原理により暖かい部屋は乾燥します。一条工務店は特に冬場に全館床暖房で暖房をするため、一切湿度を上げることなる室温だけ上昇させるため、より乾燥しやすいです。さらに、24時間換気システムのロスガードがついており、高効率に換気するので、より効率よく外気が入ってきて、より乾燥しやすいです。もちろんロスガード90には湿度を保つ機能もありますが、それでも乾燥は止まりません。結局家じゅうに加湿器を置くかうるケアという商品を入れるしかないですが、とにかく手間と電気代などの維持費もかかりますし、これらの対策をしても乾燥することがあるため非常に厄介です。

メンテ代がかなりかかる

メンテ代は、間違いなく発生します。一条工務店は、断熱材などに拘り高気密高断熱にしているところももちろんありますが、それ以上に設備面を充実させて、設備の力で快適性や光熱費削減などを目指す家づくりをしています。全館床暖房、24時間換気システム、屋根一体型太陽光、蓄電池、電動ハニカムスクリーンなど、とにかく電化製品が多いです。つまりこれらの設備を用いて、家の快適性を高めたり、電気代を削減したりしているわけですので、住宅を購入すれば、未来永劫維持費0で快適性と電気代削減を維持できるわけではないです。やはり10年過ぎたころから、家電は壊れるリスクが高まります。床暖房は10年で室外機が故障する例が多いようです。故障した場合、室外機のみ交換する必要がありますが、凡そ30~40万円かかるようです。つまり年間3万円は積立が必要です。また屋根一体型の太陽光設備も、屋根と一体であること、屋根下部分に熱がこもりやすいこともあり、載せるタイプの太陽光よりも故障しやすいという意見もあります。多くの方がまだ10年経過していないので、どれくらいで故障するのか、また修理代にいくらかかるのか未知数です。通常の太陽光パネルより一体型は高いことは間違いないです。24時間換気も本体が故障すれば25万円、ダクトも交換となるとさらに30万円程度かかる試算もあり、維持費が結構かかります。蓄電池も住宅購入時は安くオプションでつけることができますが、買い替えとなると割高になる可能性もございます。

夜寝苦しい

冬は全館床暖房で均一の室温になっており、家じゅうどこにいても快適が売りの一条工務店ですが、私の場合、室温が高く寝苦しかったです。これは完全に好みの問題もありますが、冬は少し肌寒い室温で布団をかけて眠るのが好きなんです。

室温が高いと単純に寝苦しくなり、心地よく眠れないです。

寝室に限った話ではないですが、部屋ごとに室温を変えたい場合もあります。寝室以外では、筋トレをする時などです。筋トレ部屋が暑いと汗だくになるため、無暖房で冷え切っていたほうが良いです。

デメリット6選はいかがでしたでしょうか。住宅選びではメリットが先行し、デメリットがないがしろにされる節があります。家は勢いだと言いますが、営業の方に勧められ、パンフレットなどに影響され、メリットで家を決めて購入する方が本当に多く、購入後、多くのデメリットに気づき後悔される方も本当に多いです。デメリットは住んでみないと分からないものがほとんどで、住宅会社も隠すわけではないですが、敢えて言わないことも多いです。

本記事のデメリットも参考にしたうえで後悔のない家づくりをしていただければと思います。

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