貯金をするために節約術を沢山学ぶことは1つの方法ですが、楽しくないですし、ストレスでしかありません。よってほとんどの人は長続きしないか、ほとんど成果が出ないと思います。
たとえばこまめに電気を消すとか、最安値のスーパーに通うとか、スマホを格安のメーカーに変えるとか、車を手放すとか山ほどありますが、これらの方法は大きく2つに分かれます。
1.たいした手間もかからない方法だが、頑張っても節約額が微々たるもので、そのわりに
結構時間がかかる。
2.個人的にたまたまいらなかったことをあたかも一般論のように語っている。
だいたいの節約方法はいずれかに該当します。
例えばこまめに電気を消すのは、たいした手間にもならないですが、継続したところで、
年間数千円節約できればいいほうです。また、できるだけ安いスーパーなどでまとめ買いを
するなどの節約もありますが、これも大きな手間がかかるわけではないですが、遠くのスーパーなどにいったり、ちょっとしたものを買うために大型スーパーなどにいくと、時間もかかるし、車で行くと、その都度ガソリン代もかかります。
よくある話ですが、5キロ先のスーパーなら近所のコンビニより納豆が1パック20円安いという理由で、わざわざ2パックの納豆を買うために5キロ先のスーパーに行く人がいますが、
正直節約できる金額は40円で、往復10キロ分のガソリン代の方が高くつきますし、時間を浪費します。
ペットボトルのお茶なども、近くのコンビニで150円、スーパーで90円だからと、スーパーに行く人がいますが、60円得するために時間をどれくらい犠牲にして、ガソリン代などの追加費用が発生しているか考えてください。
あなたの時給が1200円だとしたら、あなたの1分は20円の価値があります。
つまり、ちょっと先のスーパーなら60円安く買えるというなら、3分以内でスーパーに往復できる場合のみ価値があります。もし4分余分に浪費すれば、80円失うことになるので
赤字です。
今たかが1分とかたかが10円って思ったあなたは多分、貯金ができていないでしょう。
貯金1000万円を目指す人が、たかが10円なんてたいしたことないし、多忙なビジネスマンじゃないんだから暇な時間に余分に10分使って、節約するのは悪くないでしょとか考えているなら考え方を改めた方がいいです。
まず、日々のあなたの行動が、あなたの人生を決めていくことを認識してください。
もし、今この瞬間に10円損することを気にしなければ、この先数限りなく訪れる10円の
損を容認することとなります。
きっと、10円の損は今後何百万回とやってくるでしょう。それを全部大したことないと無視するとなると、例えば100万回10円を損したら1000万円の損失になります。
今後の人生で毎日10分無駄に過ごしたら、1年で3650分、10年で36500分無駄にすることになります。10年で608時間無駄にすることになります。
実は、あなたが働いていて、家事や育児などもしている超多忙な方なら、1日の自由時間で正直平日は2時間、休日は5時間程度であることが多いです。そうすると、毎週20時間しか自由な時間はないのです。608時間浪費すると凡そ30週間の自由時間をすべて失うことと等しいです。少なくとも7カ月間ずっと自由時間なしになるくらい無駄な時間が蓄積するのです。
よって多忙なほど毎日の10分は非常に大切です。そうなると、日々の生活の中に1分の無駄が多数存在しているので、10分以上無駄にしている人がほとんどです。
結局細かい節約は節約額が微々たる代わりに時間がとられ、結局失った時間をお金に換算した額が節約額を上回るために、嫌になってやめる人がほとんどです。
次に、個人的にたまたまいらなかったなどで節約できたことをあたかも一般論のように語る人が後を絶ちませんが、無駄かどうかは人によって異なります。
例えば、車は、通勤が電車で、休日もたまにしか乗らなく、長距離の旅行も行かない人ならば手放しても、生活水準を下げず、大きな節約ができますが、通勤に必要な地方に住んでいる人がもし車を手放せば、維持費は抑えられますが、かなり不便な生活を強いられることになります。
例えば通勤にバスを使うことになれば、毎月数千円の定期代がかかりますし、通勤手当が出るので、費用は同じだとしても、バスはご自身のスケジュールで動かないので、バスを待つ時間も含め無駄な時間や不便が増えます。
このストレスと余分な時間を年間で換算すると、車の維持費よりも高くつく場合が多々あります。
スマホなどもそうです。節約で格安スマホにすると、維持費は間違いなく安くなりますが、通信品質が落ちたり、通信速度が落ちたり、通信容量が少なくなることは間違いないです。
例えば、業務で使う場合、取引先の人の声が聞き取りにくいとか、急ぎの時に電波が不安定で通話ができないなどのリスクが高く、数千円の節約で、数百万円の損失に繋がる可能性もあります。また地味に通信速度が遅いので、暇な時間に動画を見れなかったり、通信容量が少ないと、使いたい時に我慢することになり、ストレスがたまります。
掃除機は不要だとか、電子レンジが不要だとか、色々な意見がありますが、このへんは完全に好みの問題で人によることです。それを一般論だと信じて、普段よく使っている家電を手放すと、生活の質は著しく低下します。
節約に関しては、専門知識などいりません。
ある程度ネットで節約ネタを調べた後は、真似をするのではなく、自身で日々の生活を見直し、無駄だと思うものを列挙してください。
その後に再度ネットで節約ネタを調べて補足するのが良いです。
本当に節約効果が大きく、手間が少ないものを参考に記載します。
但し、人によっては生活に必要なもので、節約しないほうがいい場合もあるので、
吟味してください。
1.住宅の維持費を下げる。まずは持ち家と賃貸でどちらがお得か調べる。
どちらにしても、維持費を下げる。賃貸なら少しでも安いところに引っ越す。
持ち家なら、中古で割安な物件を買う。
2.車が本当に必要か考える。必要な場合も中古車や軽自動車などの費用を抑える方法を検討
する。
3.スマホや電気などの必需品で契約しているものをすべてリスト化し、もっと安い会社へ切
り替えができないか検討する。スマホは使用頻度が低ければ、格安スマホで充分な場合も
多く、光回線や電気はキャッシュバックが豊富な場合も多いので、切り替えを積極的にす
べきである。また楽天モバイルは月3300円程度でデータ使い放題なので、テザリング
機能でスマホを自宅のWi-fi代わりにすれば、自宅の光回線に代替させることができる。
結果スマホと光回線を毎月3300円程度にすることもできる。
4.普段当たり前にアマゾンなどで新品で買っている商品について、中古で良い物がないか
確認してみる。例えば英語学習の本がほしくて、アマゾンで2000円で売られていると
しても、メルカリで500円などの場合もある。
5.保険やサブスクなど毎月一定金額かかるサービスをリスト化して、不要なものがないか、
見直しができるものがないか確認する。特に保険はプロへの無料相談ができるので、一度
やってみると良い。
6.お金のかかる習慣はないか?
例えば、毎日飲みたくもないのに喉が渇くから職場でペットボトルを買っているとか、昼ご飯はたいしてお腹も空いていないのに、何か食べるために500円の弁当を食べているとか、人は毎日悩むのがいやなので、様々な行為を習慣化してしまいます。
そして、習慣化すると毎日の支出への痛みも感じなくなります。
例えば毎日ペットボトル150円と500円の弁当で計650円を週5回使うと、毎週3250円がかかります。それを4週間、つまり1か月続けると13000円かかります。1年で156000円かかり、10年で156万円かかります。
これを例えば毎日水筒にして、昼ご飯も弁当にすれば、1日150円程度にできます。これを同様に計算すると10年間で36万円になり、10年で120万円の節約になります。軽自動車の新車が買えるくらいの節約額です。習慣化している余計な出費はちりも積もれば生涯で数千万円にもなります。幸福感を下げずにできることが多いので一度無駄がないか振り返ってみましょう。お金を使わないことが習慣化すればストレスなく貯金ができるようになります。
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