日本で円安、円高の話をする時ほぼ100%対象はドルです。
ドルって物と一緒なんです。
みかんや本やりんごのように1つのドルが1ドルです。
例えばスーパーで昨日売っていたりんごが100円から150円になっていたら
みなさんはりんごが値上げしたってすぐ分かりますよね?
では、1ドルが100円から150円に値上げしていたら、円安なんですが、
なぜ円高じゃないんだ?円が高くなってるぞ!?って声が聞こえてきそうです。
りんごの話に戻しましょう。
りんごが100円から150円になれば、りんごの価格が上がり、りんご高になります。
円を使ってりんごを買うわけですから、円とりんごはシーソーのような関係です。
りんご高になれば円安になります。つまりりんご100円の時は300円でりんご3こ
買えたのに、150円になると2こしか買えません。円の価値が下がってますよね?
なのでりんご高になると円安なんです。
別に円安ってドル以外にも使えます。
今日本では物価が上がってますよね?物価高になると円安になるんです。
だって1000円で買えるものの量が減りますよね?つまり1000円の価値が下がっている、円が安くなってるんです。逆にりんごから見ると、1このりんごで150円手に入るのですから、りんごから見れば、円安なんです。
ドルも同様です。1ドルが100円から150円になればドル高になります。
つまり、円安なんです。1ドルで100円しか手に入らなかったのに、円安になると円の価値が下がるので1ドルで150円もらえるわけです。
今度から円安円高で見るのではなく、ドル高ドル安で考えてください。
普段の買い物でも、最近りんごが高くなったよね?とか話しますが、最近円が安くなったよね?とは言わないですよね。円安円高を使うのはドルとか海外の通貨に対してだけです。
明日から1ドルが100円から150円になった時は、ドル高だ!つまり円安だ!と理解してください。逆にドル安なら円高です。1ドル100円から50円に下がれば、ドル安で円高です。
簡単でしょ!?
もう少し踏み込むと円安になると日本の製品が海外で安くなります。
例えば1ドルが100円から200円になれば、いままで10000円していたものは、100ドル出して買っていましたが、1ドル200円になれば、50ドル出せば買えます。
つまり日本のものがすべて半額になります。
円安だと輸出が増えて、海外旅行者が日本に増えます。
逆に1ドル100円から50円になれば、今まで100ドルのものは10000円払っていたのに、5000円で買えるようになります。
円高になると、輸入が増え、海外旅行に行く人が増えます。
こう説明すると簡単なのに、これを教えてくれる人がいないのが非常に残念だと思い解説しました。
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