「大切な物は目に見えない」
星の王子様の有名なフレーズです。
お金の話になると,大切な物は目に見えないように富裕層が隠すと言ってもいいかもしれません。
世の中って,勿論新たな価値を生み出すものもあるんですけど,椅子取りゲームに似ているんですよ。
物はすべて有限であり,誰かが利用すれば誰かが利用できなくなります。
みんながほしいものはある程度近く,物はほとんどが価格をつけられ,人気なものは高い価格になり,お金がある人のところに行きます。
貧乏だと,みんながほしがらない安いものしか買えなくなります。
世の中はこうだと経済学では学びます。
でも、現実は違います。
世の中には価格のついていないものや価値があるのに明らかに安いものも多数あります。
逆に価値はないのに高いものも多数あります。
金持ちは,価値があるのに価格が安いものを狙って買います。
むしろ価値があるのに、その割に安いものを買い続けるので、金持ちになるんです。
逆に貧乏人は、価値がないのに高いものを買います。
なので、どんどんガラクタだらけになり、貧乏になります。
具体例でいきましょう。
駅近で人気エリアの築5年の大手ハウスメーカーの中古戸建が売りに出ています。この物件は新築で買うと土地付きで7000万円します。ですが、売り主が離婚し,早々に手放す必要が出てきて,破格の5000万円で売りに出ています。
少し離れた人気のあまりないエリアには,ローコストメーカーが建てた新築の戸建が3000万円で売りに出ています。
あなたならどっちを買いますか?
金持ちは,こぞって5000万円をねらいます。貧乏人は、家に5000万円はたかい。しかも中古だし、離婚なんて縁起の悪いなど言って避けます。そして3000万円の新築が安いと思って買います。
10年後,金持ちと貧乏人が同じタイミングで転居を理由に戸建を手放そうとします。
5000万円の家は一等地にハウスメーカーの良い建物のため価値があまり低下していなく,むしろ売り急いでいないため,5500万円でうれます。
しかし、3000万円の戸建はローコストで作りがひどいため,痛みが激しく,地価も下がっているため,半額の1500万円になります。
金持ちは10年ただで良い家に住んだうえに500万円の利益,貧乏人は,性能の低い家に住んで,1500万円のそんしつです。
次に移り住む時に,金持ちはまた,中古で割安な物件を掴むでしょう。しかし、貧乏人は、「前回は性能の低い家に住んだから次は快適な家に」って思い,大手ハウスメーカーの注文住宅を建て,4000万円はらったりするのです。また、この4000万円の家は売りに出したら,2500万円とかになるうんめいです。
購入時に目に見えないものは,将来売りに出した時の売却予想額です。購入時の価格は目に見えていますが,この両者の価格差が非常に重要なわけです。
例えば,あなたの前に全く見た目が同じで,中身も同じの違うメーカーの2車種が並んでいて,片方は150万円,もう片方は180万円だとしたら、どっち買いますか?
貧乏な人は、絶対に150万円を買います。悩みません。そして180万円を買う人はブランドに踊らされているとか,バカだとか言って、自分が正しいと思い込みます。
しかし、金持ちは,「なぜ30万円の価格差が生まれるのだろう?」と目に見えない要素を気にします。
そして、過去の実績や,現在の両者の中古価格相場を見ます。
なんと、安い車の製造メーカーは,過去にリコールを多発していたり,故障が多いという口コミがありました。そして,5年落ちの中古車の価格は,安い方の車は50万円、高いほうは120万円と70万円の価格差があることが分かりました。
そして納得のうえで180万円のくるまを買うのです。
購入時に,その車を所有したときの,メンテナンスコスト,買い替え時の売却利益などを勘案して、トータルのコストを見ることで選択するので間違いがないのです。
安いほうを買った貧乏人は,購入後も,トラブルが多く,修理費や手間と時間を奪われ,ストレスもためます。
しかし、金持ちは、トラブルはなく修繕費もかからず、時間浪費やストレスとも無縁です。
そして傷んできたころに,高く売却し,次も価値ある車を買います。
これは新車に限った話で、本当の価値を求めれば,不人気車種の中古車が一番お手頃ですが。
世の中の真理!これを知れば確実に成功する!!
なぜみんな成功しないのですか?
なぜ世の中うまくいく人とダメな人がいて,大多数がダメな人なのですか?
まずあなたに聞きます。
あなたの得意なものはなんですか?
あなたの苦手なものはなんですか?
次に,なぜ得意ですか?なぜ苦手ですか?
苦手なものを得意になったことはありますか?
そもそもなぜ苦手だと思うのですか?
よく聞きますよね。英語が苦手とか数学が苦手とか。
確かに生まれ持った遺伝子レベルの特性で,物事に向き不向きがあるのは事実です。
でも向き不向きと得意不得意は別ですよね。
だってカラオケ得意って言ってる人が全員歌うまいですか?へたの横好きも多いですよ。逆にカラオケ苦手って言ってる人も歌ってみるとすごく上手だったりするじゃないですか。
ある程度向き不向きと得意不得意は一致しますが,相違することも多いです。
理屈で言えばこうでしょう。
天性の才能などで自分に向いていることって,他者よりも早く修得でき,一歩リードできます。その優越感から,自分はこれが得意なんだと認識し,自分がリードすることが楽しくなり,そのことが好きになります。好きこそものの上手なれというように,好きになるとどんどん練習します。そうなるとどんどん得意になりますよね。
得意なことって振り返るとこうゆう経緯多くないですか?
逆に不向きでもやってると楽しいことってありますよね。まさにカラオケです。自分が好きな歌手になりきった気分になり気持ちいいもんです。音痴でも,得意だと思ってしまうんですよ。
このような得意なことは向き不向き関係なくどんどんやってください。人生を豊かにします。
問題なのは,向き不向きに関係なく不得意だと思うことです。それが英語のように,やらなければいけない可能性のあるものになると厄介です。
ピアノとかだとやらなくても人生なんとかなります。
しかし、英語などは、仕事などで避けることができない局面もありますよね。
そして打ち込むができない。より苦手意識が高まります。
コメント