最近太陽光パネルを屋根に設置している家庭が多いですが,特にプロパンガスを給湯にしている家庭では、太陽熱温水器の方が圧倒的にコスパが良いです。
太陽光パネルは現状の技術ではかなり効率も悪く割高な商品なので、FIT制度があり、発電した電気を電力会社の補助のもと固定価格で買い取っています。
例えば2022年に太陽光を導入した家庭は1キロワットを17円で買い取ってもらえます。
大体1枚のパネルが年間1000キロほど発電するので、全部売電に回すと、年間17000円の収入になります。実際は昼間などに自家消費につかうので、1000キロのうち300を自家消費に使い、700を売電に回すとすると、大体昼間の電気代が1キロ35円くらいなので、自家消費で10500円、売電が700キロ×17円で11900円となり、合計22400円となり、10年で224000円の利益を生みます。今は凡そ1キロのパネルが平均22万円程度で買えるので、10年使用して元がとれ、その後はすべて利益になるのでお得と言います。
しかし、10年経つと、17年の固定買取はなくなり、今の状況だと1キロワット当たり8円程度になります。よって、同様に11年目を計算すると700×8円と300×35円で16100円の収入となります。一般的に5キロくらい載せる例が多いので、毎年80500円の利益となりお得になります。
しかし、これには落とし穴が多く、正直パワコンの交換で20万円程度、故障の修理で50万円、将来撤去に30万円とかの費用が地味にたくさんかかってきます。屋根や家全体への負担もすごく、家の余計な劣化により家の寿命が早く来ます。
あなたがもし、2000万円の家に40年住むとすると、毎年50万円家に支払うことになります。この家の寿命が太陽光の重みで2年早く終われば、100万円分損したことになります。
さて単純にこれらを計算すると、10年目以降は太陽光の購入代金はすべて支払ったとしても、追加で200万円ほど将来負担することになります。
毎年8万円利益になって、11年目から20年使ったとしても、160万円の利益にしかなりません。結局30年太陽光使って、結果赤字だったという可能性も十分あるんです。
折角屋根に載せてもありがたくないですよね。
それとは違って太陽熱温水器は導入費用が非常に安いです。
簡易なものだと20万円程度で設置できます。
そして、夏季はほぼ毎日給湯用のお湯を太陽の力で温めるので、ガス代がほぼ0円になります。
冬でも晴れた日はガスなしでお風呂に入れる日もあります。
少なく見積もっても年間3万円程度は節約でき、平均5万円安くなるとも言われています。
例え毎年3万円の節約でも7年で元が取れ、その後は大体20年程度は使えるようなので、
13年間、毎年3万円の利益になります。
20万円の温水器により、20年で40万円ほど利益が出ることになります。
もちろん撤去の費用がかかりますが、5万円程度なので、35万円の利益になります。
初期費用も安く、リスクが低いため、節約を考えている方は太陽光発電より太陽熱温水器をお勧めします。
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