私も以前はビルトインの食洗機に憧れていました。
キッチンの一角に引き出し式で食洗機ついていると、見た目オシャレですし、実用性も高そうですし、なんとなく使い勝手も良さそうに思っておりました。
しかしビルトイン食洗機には、欠点が3つもあります。
1.価格が高い
2.食器が入れにくい。容量が少ない。
3.交換が素人では無理。
まず据え置き型より価格が高いです。2倍近くします。多くの人が新築時についているので、あまり意識しないですが、工事費込で据え置きが10万円ならば、ビルトインは20万円です。
さらに食器を入れる時、少しかがんで、腕を下に伸ばして、食器を置いていく必要があるので、腰に負担がかかりますし、入れにくいです。さらに、深型という大きなタイプにしても据え置きより容量が少ないタイプが多いです。深型にすると25万円くらいになり、さらに負担が増えます。
極めつけは、故障時に大変という点です。素人では無理なので、業者対応になるのですが、撤去費や再設置費用が追加でかかり、10年スパンで20~30万円の費用負担が続きます。
使い続けるのは本当に大変です。
結論、ビルトインが向いている方は、見た目で食洗機がワークトップに置いてあるのが気になってしまう等の見た目の問題や、ワークトップをできるだけ広く使いたい方などになると思います。
そして、据え置き型が向いている方は、費用をなるべく安くしたい、毎日の食器洗いを楽にしたい、今後の維持費も安くしたいという方に向いています。
私はどうしても費用第一で考えてしまいますし、見た目よりも実用性を重視するので、やはり据え置き型が良いと思ってしまいます。
新築を見学する時など、キッチンのすっきり感やオシャレさでビルトイン食洗機一択と思ってしまいますが、住み始めると、キッチンは使いやすいに越したことはありません。また長く暮らすにあたり、一つ一つの設備を安く維持できるに越したことはありません。
据え置きなら、中古で上等なものが2万円程度で買えて、うまくやれば、1万円程度で工事ができるので、初期費用3万円にできます。さらに壊れても、洗濯機の交換のようにホースを付け替えるだけで良いので、素人でも簡単に交換できます。また中古で買えば2万円で交換できます。中古なので耐用年数5年としても30年で6台となり、すべて2万円とすれば、工事費込でも13万円あれば良いことになります。
これが深型ビルトインならば、10年毎に25万円で30年で75万円かかります。
30年で60万円以上の差になります。
これは完全に価値観によりますが、私なら見た目のすっきり感よりも機能性と金銭面を重視したいので据え置き型を勧めています。
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