物ごとに価格は違いますが、どのくらいの期間使用するのかにより高いか安いかの判断は変わります。
一般的に長期間使えるものは高く、使い捨ては安いです。
分かりやすい例で言えば、１DAYのコンタクトレンズは、１か月分が３０００円位で買えますが、一生使えるハードレンズだと３年使えますが、２万円程度します。
価格だけ見れば、ハードコンタクトレンズの方が高いですが、日割りだと前者が１００円程度、後者が１８円程度になり、断トツで安いです。
もし、毎日コンタクトレンズをつける人はハードレンズに変えるだけで、毎日８０円程度節約できます。
これはなんにでも応用できます。
例えば、ある人は言います。たかが１００円のお菓子節約したところでたいして貯金に影響しないでしょ？１０円安いものを必死に探すなんてばかばかしい。どうせなら５００円高くても美味しいものを食べたい。俺は家を買わないから３０００万円節約できる。車は高いから田舎だけどバス、汽車、チャリを使う。
本当に色々な意見がありますが、全部日割りに直します。
例えば、住宅購入は、初期費用３０００万円、５０年間の維持費１０００万円とすると、５０年間で４０００万円かかることになります。日割りにすると２１９２円になります。では家賃７万円の賃貸にすると、日割りで２３３３円になるので、３０００万円の家を買って５０年間暮らすより、家賃７万円の家に住み続ける方が高いことになります。
車はどうでしょう。２００万円の車に１０年乗るとすると、年間で自動車税や保険料、駐車場、ガソリン代、車検の半額相当、消耗品費などで、２０万円はかかるとします。
そうすると、１０年間で４００万円、日割りにすると１０９５円になります。
驚きなのは、田舎などで夫婦で車２台持っているとすると、５０年間の日割りは、家より車の方が高くなります。いかに車が金食い虫か分かります。
では毎日お菓子を１００円食べていたらどうでしょうか。５０年間で１８２万５０００円かかります。地味に１００円ですが、ジュースを１５０円で買って、アイスを１００円で買って、チョコを１００円で買って、またお茶を１５０円で買って、コーヒーを１５０円で買ってなどを繰り返して、毎日１０００円余分に使っていたら、５０年間で１８２５万円になるのです。
振り返ってみてください。１日１０００円余分に使っていないですか。日割りにすることで、高額なものも以外と日々の生活の範囲内の買い物になるのだと認識できると思います。
あなたが５０年暮らす家を１００万円安く買えたとなると、１００万円得したと思うと思います。しかし、毎日５５円節約すれば５０年で１００万円の節約になります。
つまりあなたが家を１００万円安く買うことと、毎日５５円節約することはイコールなわけです。
この事実に気付くとあることに気が付くはずです。
１日に節約する１円は５０年間で１８２５０円になるということを。
そして１円節約する生活を見つければ、死ぬまでそれを苦労なく続けることができることを。
目の前に転がる１８２５０円は、今日習慣化する１円節約生活と同等な価値があることを。
今１８２５０円手に入れることと、１円節約できる方法があれば、どっちが簡単に手に入れられると思いますか。巷では節約情報が溢れていますので、これらの情報をかき集めて、習慣化すれば、きっと何千万円の価値になるはずです。
日割り計算をすること＝何千万円の価値なのです。
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