2023年6月から規制料金の電気代が値上げ!

ついに来ました!恐怖の大幅値上げです!

よく勘違いされている方がいますが、全世帯対象ではありません。規制料金契約者だけが対象です。オール電化家庭で夜料金の安い家庭は関係のない話になります。

契約者の割合は自由料金4割、規制料金6割となっており、規制料金のほうが主流ということが分かりますが、実はオール電化家庭向けのプランのほとんどが自由料金で、最近の一軒家の多くがオール電化なので、オール電化にお住まいの方の多くにとっては今回の値上げは直接関係ありません!

ここでは分かりやすい実例として、今回の規制料金の値上げ幅が平均的な中国電力を例にとって分かりやすく説明します。

まず一般家庭に限定すると、中国電力の規制料金プランは従量電灯Aプランで

出所:https://eco88-shop.com/news/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E9%9B%BB%E5%8A%9B%E3%81%AE%E5%80%A4%E4%B8%8A%E3%81%92%E3%81%AE%E5%BD%B1%E9%9F%BF%E3%81%AF%EF%BC%9F%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E9%9B%BB%E5%8A%9B%E3%81%AE%E5%80%A4%E4%B8%8A%E3%81%92%E9%A1%8D/

となっています。値上げ後の金額は認可前の資料で最終的な金額は微調整されておりますが、ほぼ同じと考えることができます。

とんでもない値上げですよね。値上げ後の料金が6月1日から適用となります。

今世間で流れているニュースでは、全世帯があたかも値上げの影響を受けるのではないかと聞こえてくるのですが、オール電化家庭用のプランは以下にあるように、既に2023年4月1日から値上げしております。

電化Styleコース

出所:https://www.energia-support.com/pricemenu/denka.html

このプランに加入している人は今回の規制料金プランの値上げは関係ありません。自由料金プランは電力会社の裁量でいくらでも値上げができます。しかし規制料金プランは、名前のとおり規制がかかっており、経済産業大臣の認可が必要になります。この認可がかなり大変でこの度やっと認可がおりたわけです。

なので、シミュレーションが色々ありますが、どこの電力会社もほぼ同じ傾向で、6月からの値上げで規制料金がやっと自由料金と同じ水準になるということです。今までが異常で、規制料金が値上げできないせいで、原価割れを起こしており、電力会社が赤字で補填していたわけです。オール電化は安いイメージをお持ちだったかもしれませんが、今回の値上げまでは、ここ1年以上ずっと、規制料金のほうがオール電化プランよりもお得な局面が数多くありました。

でもテレビなどで「規制料金がお得」なんて情報はどこにも出てきませんでしたね。完全な情報操作であったと私は思っております。結局自由料金の客が規制料金に移行すればするほど電力会社の赤字幅は拡大しますからね。

このおかしな料金格差が今回で解消することになります。結論、どのプランに変えても高い電気料金になるという最悪な状況になるわけですが・・・・・

では、規制料金が値上げするから、自由料金に変えたほうが得か?という質問に対して、私は、引き続き規制料金で良いと考えています。

実は、どちらの料金プランを選んでも、毎月の電気料金に燃料費調整額が上乗せされるのですが、これが規制料金の場合、上限を設定しております。自由料金は上限がないので、上げたい放題なわけです。

料金が同じくらいになるなら、上限がある規制料金のほうがなお良いです。

ちなみにこんなに電気代が上がったなら、電気代を減らす対策を検討すべきですが、我ら庶民に残された道は以下の2つしかないのです。

・節電する

・創電する

節電は、分かりやすいですね。とにかく電気の使用量を減らしましょう。と言っても使わないわけにはいかないので、無駄な使用を抑えるのはもちろん、主要な設備を省エネなものに変えましょう!

・冷蔵庫

・エアコン

・照明

この3つが電気食い虫です。照明はLEDにすべきで、冷蔵庫とエアコンは買い替え時になった時に、省エネ型に変えてください。この3つをするだけでかなり節電になります。これらは、生活水準を下げず、意識することなく、今まで通り使用していても電気代が下がるのでお勧めです。

あとは、無駄な在宅時間を減らしましょう。1年の中で、とても暑い日ととても寒い日の総数は限られています。例えば猛暑日の日中に家にいると、冷房代が非常にかかるので外出しましょう。

創電は太陽光と蓄電池です。これは判断が非常に難しいです。というのも、近い将来に大きな補助金が出るのではないかと期待できるからです。今回の電気代の値上げもあり、ますます国民の生活は貧しくなります。そして、猛暑日にケチって冷房を控えるご高齢者が多発して熱中症も増えると思います。

国としては国民の生活を守ること、医療費を削減することが重要ですので、どうにかして電気代高騰の中でも、冷房を使わせる、冬はヒートショック防止のために暖房を使わせたいわけです。そこで対策としては電気代の補填がありますが、これをずっと続けるのは至難の業です。そこで、太陽光や蓄電池を家庭に導入させて、創電で電気代を払わずに電気を使う方法を考えるわけです。国民をこの方向にもっていくには、太陽光や蓄電池に補助金を出すのが手っ取り早いです。まさに来年度にでもこの話が出てくる可能性があるので、私はどちらも自宅に導入したくてうずうずしていますが、もうしばらく静観するつもりです。

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