ミサワホームはご存じの通り、業界最大手のハウスメーカーの1つです。他社との最大の違いは釘を使わない接着剤による工法なのです。
写真で見てもらえればわかると思いますが、木質パネルというパネルを接着剤で隙間なくくっつけているということです。窓などの開口部以外に隙間がないので高気密です。
また面で支えるので、非常に強度が高いです。さらにパネルの中は
出所https://www.misawa.co.jp/fudosan/search/id/9516130/feature.html#:~:text=%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%83%AF%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%AF%E4%B8%BB%E3%81%AB%E3%80%81%E5%A3%81,%E3%81%A7%E9%82%B8%E3%81%94%E3%81%A8%E3%81%AB%E7%94%9F%E7%94%A3%E3%80%82
しっかりと断熱材が充填されています。
ここまできっちり企画化された商品は珍しいです。工場で作るので、大工の出来不出来の影響が出なく、欠陥住宅にあたるリスクがほぼ0になります。これから新築を建てる方はあまり考えたことがないかもしれないですが、欠陥住宅にあたるリスクは本当に高いです。新築で同じ家を建てたとしても中身は全く異なる家です。というのも大工の技量によって、家の精度は天と地ほどの差ができるんですね。釘の数が少なく強度が落ちていたり、壁の中の断熱材がずれていて隙間だらけだったりと見えないところに欠陥がある家が多いです。3000万円位の買い物でハズレくじを引くのはリスクが高すぎます。その点、ミサワホームならば、工場で作られたパネルを現場で組み立てる作業なので、施工ミスが起きる可能性が極めて低いです。しかも施工業者はミサワホーム指定の業者なので、施工水準も高いです。
一般の木造住宅ならば、柱と梁でフレームを作り、間に断熱材を充填する方法が一般的です。
https://house-building.joto.com/energy-saving/dannetsu/%E6%96%AD%E7%86%B1%E6%80%A7%E8%83%BD%E3%82%92%E9%AB%98%E3%82%81%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB%E3%81%AF/
これらをすべて大工が行うので、出来不出来に差が出るのは誰でもわかると思います。断熱材を隙間なく埋めるのは非常に困難ですし、柱を梁の接合部などもしっかり繋いでおかないと強度が落ちます。いちごのデコレーションケーキをイメージしてもらったら分かりやすいですが、中身のスポンジがどんなにぐちゃぐちゃでも、周りをクリームできれいに塗ってしまえば、出来上がったケーキは同じに見えます。食べたら分かりますが、まずいケーキもあればおいしいケーキもあります。ついでにクリームも手作りなので、まずい可能性もあります。
もしこれが、スポンジもクリームもすべて予め工場で作っておいたもので現場で組み立てるだけなら、スポンジ部分を置いて、周りをクリームで塗るだけになります。スポンジとクリームの味はどれも同じになりますし、塗るための道具もすべて用意されていれば、出来不出来に差はほとんどできません。
家も全く同じで組み立てる壁や屋根や床のパネルなどがすべて準備されていて、組み立て用のマニュアルも完備されていれば、誰がやっても同じような家ができます。
しかも、パネル同士を接着剤でくっつけるので、隙間なく頑丈な家ができます。断熱材が漏れなく充填されていますし、何よりも木自体が断熱性能が高いので、すべての面を木で覆われ、断熱材もしっかり充填されているミサワホームの家は断熱性能もかなり高いです。
そして一番のメリットは、このような構造のため劣化することなく長く住めるという点です。
「家は性能」をコンセプトにした大手工務店がありますが、ミサワホームのコンセプトはまさに「家は耐久性」です。
今まで数多くのミサワホームの築古の家を見てきましたが、どの家も傷みが少なく、床やクロスを張り替えれば、再び新築のように使える家ばかりでした。
各住宅会社の耐久性を比較するうえで最も確実な方法は築古の中古住宅の傷み具合や量を見ることです。私の居住するエリアでは、様々なハウスメーカーが存在しますが、中古で出回っている物件を見ると非常に面白い傾向があります。
まず、地元の工務店施工の中古住宅がほぼ皆無ということです。これは言わなくてもわかると思いますが、多くがローコストの住宅であり、耐久性が低いということでしょう。以前、築15年の地元工務店施工の家を見ましたが、あまりにひどくてびっくりしました。ハウスメーカーの築30年の家より傷みがひどく、30年も住めないと思いました。
そして次に築30年超えの家を探していると、面白いくらいに軽量鉄骨の家ばかりが出てきます。新築時に比べ物にならないくらいに軽量鉄骨の家が多くなります。これは、つまり、築30年を過ぎた木造の家で売りに出せるほど状態の良い家が非常に少ないことを意味しています。法定耐用年数を比較しても木造は22年、軽量鉄骨は27年と明らかに差があります。そんな中で、異常に多くの中古が出ているハウスメーカーがミサワホームなのです。築古の木造住宅が売りに出るときに大抵施工業者を調べるとミサワホームであることが多く、軽量鉄骨以上に状態の良い家も多いです。
また、ミサワホームの家は解体業者が嫌がることでも有名です。つまり、造りが頑丈なので簡単に倒壊しないことを意味しております。
3000万円の家に30年しか暮らせなければ、年間の費用は100万円になります。
またローコストで2000万円の家に30年暮らした時、年間の費用は67万円になります。
ミサワホームならば3000万円の家に60年暮らせるので、年間の費用は50万円になります。
どんなに断熱性能上げて電気代を下げても年間10万円以上差をつけることは難しいです。
結局最後は、高額で買った家にいかに快適に長く住んで、年間の費用を下げるかが重要になってくるわけです。この点でいえばミサワホームは理想的な家になるはずです。
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