24時間全館冷房の嘘!

2-2.支出を減らす方法(節約)

これ完全に業界の闇ですよ。

思うに、太陽光発電等の設備を普及させるため、また断熱性・気密性の重要性を分からせて、住宅の性能を高めさせて、儲ける魂胆ですよ。業界が仕掛けた罠ですね。

24時間冷房したら、めちゃくちゃ快適なことをまずは説明します。そりゃそうです。家じゅういつだって、快適な温度で、しかも家じゅう冷えているのですから。しかも最悪なのが、間欠運転するより24時間冷房のほうが電気代が安いと言うのですから、ほとんどの人は誤解をしてしまいます。

私も含めてほとんどの人がそうだと思いますが、家にいない時や、使っていない部屋、またある程度涼しくて窓を開けたら快適になる時間帯など、夏の間も色々な状況がありますよね。

その時、私たちは必要に応じて必要な時間だけ、必要な部屋だけを冷房します。この使い方でも十分快適ですし、それなりに電気代はかかりますが、24時間家じゅうを冷房するよりも安いです。

最近よく、冷房を付けたり消したりするよりも24時間つけっぱなしにした方が安いという記事を見ますが、この話のソースは、24時間、各部屋の冷房を付けて、温度が下がった時に消して、また上昇したら付けるという行為を24時間続けるよりも連続運転したほうが安いという話が元ネタになっています。正直こんなバカな使い方をする人を私は聞いたことがないです。

ほとんどの人は、部屋にいる時間帯だけつけっぱなしにして、部屋を出る時に消すという方法を取っているでしょう。一軒家なら、日中家じゅう不在の時は消せばいいですし、夜間寝室以外に人がいないなら寝室だけエアコンをつければいいですし、日中リビングだけ使用しているなら、リビングエアコンだけつければいいです。

比べたら一目瞭然ですが、24時間冷房より圧倒的に安いです。

もし、住宅性能がめちゃくちゃ高く、一度冷えたら、中々暑くならない高気密高断熱住宅になり、太陽光発電も搭載していれば、24時間冷房をしても間欠局所冷房をしても電気代に大差はなくなります。多少は24時間冷房の方が高いですが、月2000円程度の差となり、それで快適性が手に入るのだから、お得だとアピールするのです。

結論として、築古の一軒家やアパートに住んでいる人は絶対に安くなると勘違いして24時間冷房をしないでください。電気代が圧倒的に高くなります。

今後新築を検討する人も24時間冷房のために、太陽光を搭載したり、無意味に高気密高断熱にすることは避けてください。

初期投資の分は絶対に回収できませんし、24時間冷房をしたら、今までの低気密低断熱住宅で部分間欠運転をしてたころと同じくらいか電気代が高くなります。

例えば、土地付きで5000万円で高気密高断熱・太陽光付の新築を購入し、24時間冷房を実践しても電気代は今までと同じくらいかかるということです。

見方を変えれば、24時間冷房という快適な生活を今までと同じ電気代で実現できるのですごくお得と考えられますが、初期投資の分を毎月少なくとも1万円は余分に払うことになるので、電気代や快適性の観点からすれば全くお得とは言えないです。

私は、全館24時間冷房にそこまでの価値を感じないです。多分ほとんどの人がそうだと思いますが、住宅メーカーなどはとにかく高いものを多くの人に売りたいので、快適性を前面に出して、あの手この手で高性能な住宅を売ろうとします。

24時間冷房の家をまずは体験してみてください。

率直な私の意見ですが、全く快適ではなかったです。

家中が同じ温度になりますが、なんか家じゅうがエアコンの風で満たされると、なんとなく圧迫感があり、結局家で生活していても、ほとんどの時間を同じ部屋で過ごすので、あまり快適だと思う実感がないんですね。やっぱり外が涼しい時は窓開けて外の空気入れたいですが、それもできなくなりますし、長い時間使わない部屋や家を長時間不在にするときは、もったいないのでエアコンを消したくなります。

折角高性能な家を建てても、無駄遣いをしないようにエアコンを使うと、今までより電気代が下がりますが、ほんと1000~2000円程度だったりします。

折角高性能な家を建てたのだから無駄遣いでも24時間全館冷房をすべきだという考えになって、結局不満足な生活になります。

是非24時間冷房の方が電気代が安いというのは、嘘だと覚えておいてください。

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