我が家は中古住宅を購入し、キッチンは元々建築時に備え付けられたミサワホームのものを使用していましたが、いわゆる昔からよくある壁付けのキッチンで、カウンターキッチンの背面にあるようなカップボードやパントリーが元々なく、キッチン家電や食器を収納する場所がありませんでした。
そのため、家具店で購入したカウンター収納を設置して使用していましたが、長く使用することを考え、最終的にはタカラスタンダードのカップボード(トレーシア)を採用しました。
その経験をふまえ、実際使用してのメリットやデメリットをご紹介したいと思います。
また、キッチンも将来的にはタカラスタンダードで揃えることも考え、私が集めた他社と比較したキッチンのメリットデメリットをまとめていきます。
悩まれている方はぜひご一読ください!
タカラスタンダードを選ぶメリット
1. 何と言っても、ホーローの丈夫さ!
私がタカラに決めたのは、他ではないタカラ独自のホーロー(琺瑯)という素材の丈夫さ、頑丈さに惹かれたからです。タカラスタンダードを選んだ方は、全員この点が決めてだったといっても過言ではないのではないでしょうか。
キッチンは毎日使うものです。それも二十年、三十年と長い付き合いになるものです。ホーローなら、端から素材がめくれたり、カビたりなどの心配はまずありません。実際30年以上使用したタカラのキッチンと他社のキッチンを比較したことがありますが、タカラは本当に劣化しないです。
クリナップさんのステンレスも魅力的でしたが、毎日掃除が億劫なズボラな私でも綺麗が保てるのはホーローだという安心感はありました。
ステンレスももちろん錆びにくい素材ですが、錆びにくいだけで全く錆びないわけではありません。毎日の手入れに自信がなく、また、多少がさつな扱いをしても綺麗が保てるのはとても魅力的でした。
タカラスタンダード公式の動画でもその頑丈さを実証しています。
また、私がショールームに訪れた際にも金槌で叩いても傷ひとつつかない様子を実演されてました。
タカラさんならではですね。
毎日料理をする、ガンガンキッチンを使う‥そんな方にはやはりお勧めです。
2. 家事楽シンク、シームレスシンクを選べる
天板は、アクリル人造大理石を選びました。タカラさんのキッチン最上位のブランドであるレミュー、それに次ぐトレーシアを選択した際に採用できます。やはり高級感、質感が違いますので大満足です。
また、シンクも人造大理石を選択できますので、シームレスシンクを採用できます。シンク内がステンレスだとどうしてもつなぎ目ができてしまい、細かい隙間の錆や汚れが気になるところですが、これがないのはとてもメリットです。また、見た目がやはりきれいでお洒落です。
ただ、これが白だと毎回料理のたびに食材の汚れが付着して気になるため、すぐに掃除しないといけないというデメリットの口コミも拝見しました。
なかなか難しいところですが、すぐにシンクを片付ける方には向いているかもしれません。私は溜め込むことも多々なので、考えるところです。
クリナップさんにも同様の商品の展開がありますが、タカラスタンダードでは料理の作業がすべてシンク内で完結する機能を持った家事らくシンクを採用できることもメリットです。
3. マグネットがくっつく
タカラさんが採用しているホーローは、高品位ホーロー。HPによると、独自の技術を用いて銅板に凸凹をつけてがっちりとガラスと密着させるため、ホーローは割れやすいという先入観を一掃する頑丈さ。バーナーの火にも油性ペンの油汚れにも、高いところから落下した鍋にもびくともしません。
鉄を使用しているのでもちろん磁石がくっつきます。キッチンやバスルームにおいて、これは大きなメリットです。
マグネットなのでどんな収納も自由自在。
そもそもガスコンロ周りに物を置かない主義の方も多く、必要ないとの口コミもありますが、そこはタカラさん。収納の中の部分もすべてホーローなんです。
そのため、見えない部分の収納もマグネットフックや仕切りを使用すれば、寸法に合う収納を探さなくてもその都度ピッタリな収納を自分で作れるのです。
キッチンで使用する道具を変えるたびに収納を変えるのは手間もコストもかかりますが、マグネットなら柔軟に対応できますね。
実際、山崎実業さんのTOWERとコラボした素敵な収納をショールームで体験できました。
普段からTOWERシリーズを愛用している方にはぴったりですね!
シンプルでかゆいところに手の届く商品を展開しているTOWERには、もちろんキッチンで使用する便利な商品がたくさん展開されています
次はデメリットを紹介します。
1. 価格が高い
タカラスタンダードはほかの業者と比べて価格が高めです。なぜかというと、ほとんど仕入れの時点で値引きをしないからです。
我が家は設置業者を通じてタカラさんにキッチンをオーダーしましたが、業者さんによると、(もちろん一概に言えませんが・・・)他の業者が20~30万の値引きとすると、タカラスタンダードさんは5~10万ほどの値引き。
こうなると取り分が少ないので、タカラを勧めない業者も多いらしいです。
個人の考え方になりますが、値引きを多い分を得とみるか、タカラが損とみるかですが、これは私はタカラさんが自社の商品に絶対の自信があり、ホーローという素材上その価格に見合う価値があり、またコストもかかるため、値引きが難しいのではないかと思っています。
2. デザインがいまいち
これは個人の好みにもよりますが・・・口コミを拝見していると、やはりホーローの素材上仕方がないのか、デザインにおいて選択肢が少ない、あか抜けないとの評価が良く見られます。
確かにエーデルやトレーシアなどは特に、選べるカラーやデザインが少ないです。エーデルは取っ手も選択肢がないため、よく言えばレトロな雰囲気があります。
クリナップさんやリクシルさんが木目調やコンクリート調のカラーを豊富に選択できるので、どうしても見劣りしてしまう部分は否めません。
キッチンも家具の一部と考える方には、あまり向かないのかもしれません。ただ、キッチンはキッチンで、家事道具として使いやすいのが一番良いと考える方には向いているといえます。
また、近年ではレミューにおいては新築に合うようなお洒落でモダンな雰囲気のキッチンカラーも増えています。詳しくはHPにてチェックしてみてください。
以上、私が実際に数か所のショールームを回り、ネットの情報を参考に調べたタカラスタンダードのメリット・デメリットをまとめてみました。
これからキッチンをリフォームしたいと考えている方の参考になればと思います.
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