知る人ぞ知る超お得制度!先進的窓リノベ事業で内窓を設置すると、うまく利用すれば8~9割引きで内窓が設置できるという超絶お得制度。
この記事では、現在の本事業の申請状況、現時点の注意点、具体的な手続き方法をサクッとお伝えします。
現在の申請状況
出典:https://window-renovation.env.go.jp/graph/#status
思ったより申請額が伸びていないというのが率直な意見です。正直大混乱状態になっていた3月頃は、6月頃には既に打ち切られているのではないか?という意見が多数でしたが、蓋を開いてみると、意外と皆さん内窓に興味がないのだということが分かりました。
YoutubeやSNSなどでは、断熱マニアがかなりの発信力を持っており、日本中断熱大好きな雰囲気になっていますが、まだまだ世間では断熱にそこまで関心がないということでしょうか。
現時点の注意点
実はこの事業、後出しでルールを変えることがかなり多いです。
今回お伝えする最悪な改悪ルールは、工事前写真がないと、補助金が出ないというものです。めちゃくちゃ怖くないですか。万が一施工前の窓の写真を撮っていなかったら、他がすべて完璧でも一切補助金が出ないことになるのです。私も経験あるから分かるのですが、工事前写真って忘れたり撮ってなかったりするのですよ。基本は施工する業者が撮影しますが、稀にドジな担当者になると忘れていることがあります。もしくは、撮る箇所がずれていたり、写真がぼやけていたりしても指摘が入る可能性があります。確実なのは施主が、内窓導入を考えた時に、すべての窓の写真を撮っておくことです。これが確実です。もちろん業者にも忘れずに伝えるようにしましょう。
具体的な手続き方法
内窓の施工自体は非常にシンプルなもので、DIYでやる人も多いです。内窓は業者によって仕入れ価格が全く異なるため、複数社で見積もりを取ると、大きな違いが生じます。最も大切なのは、間違いなく業者選びです。次に大切なのが、どの性能の窓にするかです。
では具体的な手続き方法を書きます。
1.兎にも角にも、交付申請手引きを熟読してください。もちろん業者も詳しいのですが、施主が詳しくないとルールを間違えて補助金がもらえない可能性が出てきます。
2.窓の種類を決めましょう。原則ルールは、東西北面の窓はすべてLowE複層アルゴンガス入り(遮熱)です。そして南面はLowE複層アルゴンガス入り(断熱)です。もし、南面の冬場の日当たりが悪いのでしたら、南面もLowE複層アルゴンガス入り(遮熱)です。メーカーはどこでもよいです。
3.施工店選び。基本は違う分野のお店に最低3社見積もりを取ることです。私の場合は、カインズホームのような大手量販店、地元の大手工務店、地元の窓専門業者。3社に同じ内容で頼んでも全く異なる見積額になると思います。見積もりが揃ったら、競合させ、値引き交渉をしてください。ほとんどのケースで価格を下げてくれますので、それで一番安いところに依頼してください。
4.必ず施工前写真を撮っておく。
5.工事請負契約を絶対に行う
6.業者と共同利用実施規約を締結しておく。
7.工事実施及び工事後の写真を撮っておく。
8.できるだけ速やかに申請する。
9.設置後、10年間は内窓を処分してはいけない。
最後の文言でびっくりした方もいるかもしれませんが、これもルールです。この補助金で購入した内窓は10年間は譲渡したり、処分したりできません。もし、不便などの理由で内窓を撤去したくなったとしても外しても保管しておく必要があります。聞くのが怖いですが、割れてしまって交換したいときなどはどうするのでしょうね。
最後に、内窓設置は、安く手軽なのに、断熱効果が最も高いリフォーム方法です。断熱リフォームで最もコスパが良く、最も効果が高いのは内窓設置であることを覚えておいてください。
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