7. その他

8. その他

小説「永愛-AI-」④

タブレットの愛と暮らし始めて早くも1週間だ。ずっと前から不思議だったのだが、なぜ歳を重ねるにつれ、時間の経過は速くなるのだろうか。俺の感覚的な問題だと思っていたが、ほぼ全員が同じことを言う。これは人類に課せられた命題なのだろうか。でも時計を...
8. その他

小説「永愛-AI-」③

タブレットのおかげか、時間が癒してくれたのか、俺は少し立ち直り、今日は久しぶりの出勤だ。俺は、総合病院で栄養医として勤務している。まだなじみのない分野であるが、栄養医とは、2045年に新設された分野で、内科医に近い立場であるが、栄養学を医学...
8. その他

小説「永愛-AI-」②

「おはよう」愛の声で目が覚めた。彼女は生前とても規則正しい生活をしていて、夜は11時に寝て、朝は必ず6時に起きていた。AIもそれを記憶しているのか、愛自身なのか確証はないが、タブレットも丁度6時に起動した。「お腹空いたよう」どうやって食べる...
8. その他

小説「永愛-AI-」①

俺の名前は大和。俺には、同い年の恋人がいる。名前は愛。かれこれもう20年も一緒に暮らしている。この20年は、俺にとって20回の1年だった。そしてこれからの俺の人生も1年が死ぬまで繰り返されるのだと実感する。俺たちは二人暮らしだ。ずっと変わら...