日当たり=節約が住宅購入の鍵となる!

2-2.支出を減らす方法(節約)

賃貸暮らしの方にとって日当たりとは、部屋を明るくするものぐらいの認識しかない人が多いと思う。日当たりが良いと以下3点のメリット・デメリットがあることをまずは認識しましょう。

3つのメリット

・冬場の光熱費節約

・カビ対策

・照明代の節約

3つのデメリット

・夏場の光熱費増大

・床などの焼けによる内装材の痛み

・直射日光による外壁や屋根の痛み

これだけ聞くと日当たり良好って寧ろデメリットの方が大きいのでは!?と思う方もいると思います。実際近年は日当たりを気にせず、北向きの土地を選ぶ方も多いですから。但し、日当たりによるデメリットはある程度解消できても、日当たりによるメリットを他で補うのは結構お金がかかりますし、同等の効果が手に入れられません。

夏の日光対策は簡単で、軒や庇の長さをある程度計算すれば、窓からの日差しはブロックできますし、防げない窓はオーニングや簾を外側に設置すれば9割以上の暑さを対策できます。これらにより夏の光だけ室内に入れることができます。窓からの日差しをブロックできれば内装材の痛みも防止できます。屋根・外壁の痛みは、ある程度紫外線に強い素材を予め選んでおくだけで対策できます。実際は、紫外線でダメになるというより経年劣化でどのみち傷んでくるので、定期メンテにかかる費用は日差しの強さでほとんど変わらないです。

何より一番のメリットは冬場の日差しです。最近流行りの高気密高断熱住宅が真価を発揮するのは、冬場なわけですが、どんなに高性能な住宅でも、自分が発熱するわけではないので、何らかの熱を家に取り入れる必要があります。高気密高断熱住宅とは、高性能な魔法瓶のようなもので中を一度温めると中々冷えにくい構造になっているというものです。冬場家を無料で温める最強アイテムが日差しなわけです。日当たりが良いとエアコンなしで、室内が快適な温度まで上昇し、家の性能が高いと、昼間に取り入れた熱を夜も保つことができるので、エアコンなどの暖房器具一切なしで快適に過ごせる可能性があります。もし日当たりが悪ければ、毎日エアコンをつけなければどんなに高性能でも寒いです。日当たりが良いことの凄さは、一切無料であることと、維持費が0円なことと、一生享受できることです。日差し以外でこれらのメリットを全て兼ね揃えている暖房器具を見たことがありません。生涯で日当たりによる節約効果は計り知れないです。また、エアコンと同じように室温上昇させるにしても暖かさの質が全く違います。冬の日差しで暖まった部屋は本当に心地良く、日光浴が部屋でできるのもメリットです。ストーブより床暖房よりずっと気持ちいいです。

さらに日当たりが良いと部屋がジメジメすることがなく、カビも生えないため、健康面でもよく、住宅も長持ちします。

ついでも日中はずっと明るいので、照明が不要で、その分も節約できます。

例え日当たりの有無で数百万円違っていても、十分お釣りが来るくらいに価値があります。

日当たり=最大の節約という認識でいてください。

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