ダイワハウスの新商品!超高断熱の木造住宅!プレミアムグランウッド!

本記事では、2023年に発売のダイワハウスの新商品である木造住宅のプレミアムグランウッドについて紹介します。

1.ダイワハウスとはどのようなハウスメーカーか

ダイワハウスは大手ハウスメーカーの中で最も歴史が古い会社です。そもそも昔の日本の住宅というのは、柱と梁を基本とした木造住宅で、ベテランの大工さんが一棟一棟建てておりました。しかしながら戦後の復興の過程で、このような建築方法だと時間がかかるため、皆さんの家を建てることができなくなりました。そこで登場したのが、ハウスメーカーと呼ばれる会社です。つまり、家を規格化して、プレハブのように、事前に工場で生産したパーツを現地で組み立てて建てる方法が主流となったのです。この方法で、安く早く家を建てることが可能となり、ダイワハウスはこのプレハブ住宅の第一人者わけです。

住宅総合メーカーでありながら、建築業界の大手企業でもあり、2022年の総販売戸数では業界1位です。ダイワハウスは、住宅に加えて商業施設、ビルや賃貸用のアパートなども手広くやっておりますので、戸建住宅だけで見れば、順位は下がりますが、これだけ様々な建物を扱っていれば、他メーカーよりもノウハウが多いのは間違いないです。

一般的な理解として、ハウスメーカーの中でもハイクラスメーカーとして認識されており、軽量鉄骨住宅を得意として、デザインに優れたメーカーとして認識されています。

2.軽量鉄骨と木造の違い

ダイワハウスの最大の長所は、軽量鉄骨でできる大空間です。ダイワハウスに惹かれる方のほとんどが開放的なリビングに魅力を感じるのではないでしょうか?木造では、大空間は強度の問題で不可能で、部屋のところどころに柱や壁が必要となりますが、軽量鉄骨ですと、何もない大空間を作れますので、開放感が素晴らしいです。また窓も大きくできます。

試しにダイワハウスのリビングと一条工務店のリビングを比較してみましょう。

出所:https://www.ichijo.co.jp/lineup/i-smart/

こちらは一条工務店のリビングになります。かなり開放的なリビングになっていますが、やはり部屋と部屋との間に壁ができるため、開放感が出ないです。これは木造ならどこで建てても同じです。なので木造では開放感を出すため、吹き抜けを作る傾向にあります。

次はダイワハウスのリビングですが、

出典:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/index.html

違いが分かりますでしょうか。まず窓の大きさが違いますよね。2面ほぼすべての面積が窓になっており、開放感が違います。また、部屋全体も仕切りがなく広々としております。ここがダイワハウスの一番の強みになります。木造住宅ではどんなに予算をかけても、実現できないことが、この開放感です。しかし、軽量鉄骨にも弱点があります。それは断熱性能・気密性能が低いことです。容易に想像できると思いますが、鉄は木よりも冬冷たくなりますよね?もちろんですが、断熱性能がしっかりしていないと、ダイワハウスの軽量鉄骨も冬寒くなります。断熱と開放感の両立は難しいようです。今までは、ユーザーの棲み分けが行われており、日々の維持費などを気にする経済的な方は一条工務店のような木造で気密・断熱に特化した家を建て、ある程度お金に余裕があり、経済性よりも意匠性や開放感などを求める方は、ダイワハウスを選んでいた傾向がありました。実際同じ広さの家を建てるとなると、ダイワハウスはかなりハイクラスの価格帯のハウスメーカーであることは間違いないです。

そんなダイワハウスユーザーも、昨今の電気代の高騰や断熱の重要性の理解から、開放性だけでなく、経済性も気にするようになってきたわけです。そこで新たに登場したのが、ダイワハウスの木造住宅かつ最高性能を誇るプレミアムグランウッドという商品です。

3.プレミアムグランウッドの断熱性能

ダイワハウスが断熱に本気を出しました。もはやダイワハウスは軽量鉄骨住宅の大手だけでなく、木情住宅の最大手にもなろうとしているということです。

今まで高断熱の家を建てたいと考えた時、皆さんが選ぶのはほぼすべて一条工務店でした。というよりも他がそのような商品を作っていないので、選ぶことができなかったというのが本音でしょう。もちろん、一条工務店は本当に素晴らしい住宅会社であらゆる点で申し分ないことは間違いないです。

しかし、デザインや標準性能の好みなどは人それぞれですので、一条工務店が合わないけれど、他に高断熱の家を建てることができる会社がないので、仕方なく選んでいた方も一定数いたはずです。

しかしながら2023年になって、タマホームからはえがおの家、ダイワハウスからはプレミアムグランウッドが発売し、かなり選択肢が増えました。

※タマホームと一条工務店の最強断熱商品はこちらで説明しております。

ではここではプレミアムグランウッドの断熱性能を紹介しましょう

出所:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/shohin/PREMIUMGranWood/technology.html

家の断熱性能は壁、天井、床の断熱材の種類と厚み、窓の性能でほぼ決まります。

正式な断熱性能を示すUa値が記されていないので、他社との比較が難しいですが、ぱっと見では、一条工務店の断熱王やタマホームのえがおの家に近い断熱性能を誇る、最強クラスの高断熱の家ではないかと思います。

とは言っても実際のUa値が気になると思いますので、ここでは、100平米(約30坪)の総二階の家を想定してUa値を算出してみます。

壁:200平米、天井及び床50平米、窓20平米を想定

Ua値=(0.198×200+0.191×50+0.401×50+0.99×20)÷320=0.28

この想定だとUa値は0.28になります。断熱等級7の基準である0.25より悪くなりますが、実際は箇所の面積を調整してギリギリ0.25にするイメージだと思います。

実際の断熱材の種類や厚みを見ている限り、断熱性能に関しては、一条工務店やタマホームのえがおの家のほうが少し優っている印象です。

最後は気になる金額についてですが、定価ベースでみれば、間違いなく他社より高くなることが予想されます。これはダイワブランドだから仕方がないです。

しかしながら、値引きが大きいでも有名な会社なので、うまく値引きができれば、他社より安く超高断熱な家を手に入れられるチャンスもあります。

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