頭の良い人の勉強方法

あなたは自分が頭がいい人間だと思いますか?悪い人間だと思いますか?私は頭が悪い方の人間だと自覚しております。しかし、学校の成績は上位でしたし、最難関試験の1つで上位1割に入った経験もあります。なんだ。頭いい人間じゃないか?と思われるかもしれませんが、頭の回転は良くないです。しかし、それを克服するために勉強方法を長年工夫してきました。結論を言いますと、急がば回れです。勉強が苦手な人って、へんに効率的な人が多いんです。例えるならバイトの単純労働をいかに効率的にするのかと勉強を効率的にすることが一緒になっているんですね。数学の勉強で言えば、とにかく公式を覚えないといけないからと、公式が小さい字で1ページに凝縮された参考書をひたすら読んだり、ノートに書き写したりする方法や、結論だけまとめられた参考書の要点をひたすら暗記する方法など、本来なら1時間くらいかけて理解する公式などを数分で暗記したりする方法が得意な人っているんですよ。
私も昔はそうでした。しかし、この勉強方法って一見すごく効率的で少ない時間で多くのことをまとめて学ぶことができると勘違いするんですよ。一番の問題はつまらないことですね。たとえ暗記が得意でも、相当なモチベーションがないとすぐに眠くなってきます。しかも、覚えても、全く応用がきかないですね。この勉強法をする人は、ある程度の基本問題は解けるようになりますし、平均より少しうえ位にはなれますが、世間でいうトップクラスには絶対入れません。
ではトップクラスの勉強法ってなんでしょうか。キーワードは自由ですね。逆を言うと、今日は~ページまでやるとか、これから1時間この暗記をするとか決めることをしない勉強法です。そして、勉強と遊びの境界が不明瞭です。例えば、普段の生活でいうと、好きな本の読書から始めます。なんでもいいです。読書をしていると頭は色々考えることになります。色んなことに興味を持ってきます。そして、次にやりたい勉強を思いついたら、勉強を始めます。その時にやりたいことでいいです。例えば、歴史の勉強でもしようかなと思ったら、歴史のワークを始めます。できるところまでやろうくらいでいいです。そうすると、分からない事柄が出てきます。その事柄を調べます。例えば、三国協定というワードが理解できなかったら、三国協定を説明している教科書の部分を読み直したり、ネットで調べたりします。そうすると、次々に分からないことが出てきます。納得がいくまで調べます。実は、この作業自体が暗記科目において最も大切な作業で、自分で気になることを調べると、その調べたことをすぐに記憶できます。そして毎回この作業をしていると、それぞれの記憶がリンクしていき、どんどん歴史に興味が湧いてきます。ワークをやることはゴールではなく、この作業をするためのきっかけ作りなんです。この話で分かると思いますが、事前に勉強時間を決めたり、やる範囲を決めることは無意味です。まるでボクシングの試合のように、やってみないと何をすべきか分からないのです。実際にワークを開いて、そこから自分で考え学ぶことを決めていくのです。これには何時間かかってもいいです。たまに、試験の範囲外だからやらなくていいとか言いますが、試験の範囲外を理解するからこそ試験範囲の理解が深まるのです。このように一見関係ないことだと思うことこそやるべきです。そもそもが、試験範囲を勉強するということ自体がすでに型にはまっているんです。まずはその価値観を壊してください。数学なんて最たるもので、分からない問題があれば、徹底的に1問に時間をかけてください。そして理解できたら、類題を沢山解いてください。分からない問題が何問もあるとすぐに挫折します。分からない問題は1問ずつ丁寧に解いてください。
長くなったのでまとめます。

頭が良い人の勉強法

①事前に計画を立てない。おおまかにやる科目などの枠だけを決めておく。

②事前に苦にならない読書などから始め、勉強モードに入っていく。

③1つのことにとことんこだわる。そこから芋づる的に理解を深めていく。

④分からない問題を一度に多く解こうとすると挫折する。時間がかかるなら1問に何時間もかけて、その類題なども解いて、とにかく完璧にする。特に数学など。
騙されたと思ってやってみてください。塾よりも大変効率的な独学ができるはずです。

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