新築購入マニュアル④ 床に金をかけなさい

最も肌に触れるのが床です。何よりも重要な家具が床です。家の見た目も体感もがらりと変えます。ここでは、最近の新築に多い塩ビ床と高価な無垢床を比較しましょう。
塩ビ床を無垢床に変えると差額は50万円くらいかかるかもしれません。しかし、これはとてもお買い得な買い物だと思います。
ここでは安価な塩ビ床とひのきの床を比較しましょう。我が家は、塩ビ床を長年使っていましたが、耐えかねてひのき床を上張りしました。結果大満足です。
まず塩ビ床って新築時はめちゃくちゃ綺麗なんです。清潔感もあるし、きらきらしていて、なんか新築感満載です。
しかし、しばらく使っていると、表面がべたべたするわ、埃がこびりついたり、不衛生感が半端ないです。歩くのが不快になります。しかも物を落とすと、すぐに傷がついて、傷つくと二度と補修不可能です。結局合板に木目調のシールが貼ってあるだけなので、シールが剥がれれば補修不可です。剥がれたシールを見れば分かりますが、安っぽいシールです。100円ショップに売っているレベルです。長く住めば住むほど、見た目は汚くなり、体感も最悪です。
しかも冬は激寒なんですよ。もう歩きたくないです。床に寝転がるのも嫌になります。毎日ぞうきんでふきふきですよ。
しかし、ひのきに変えると、とんでもなく快適です。何ってさらさらしてるんですよ。これは歩かないと絶対分かってもらえません。歩くだけで気持ちいい。いい匂いがする。汚れやゴミも表面にオイルを塗るとはじくからいつでも清潔。ゴミは掃除機やルンバで簡単に取れる。傷がついても、補修が簡単。凹みは濡れた布にアイロンを押し当てると、綺麗に直ります。冬はとっても暖かいです。


結論:ひのきの圧勝
しかも将来本当に傷んだら塩ビ床は貼替です。50~100万円くらいかかります。ヒノキ床は、表面削れば新品です。20万円で綺麗になります。この時点で費用面もひのきの圧勝です。
新築時に塩ビ床を選ぶ理由は一切ありません。ひのきを選びましょう。
安く抑えたいなら杉でもいいです。高くてもいいならオークなどもいいです。とにかく無垢にしましょう。よく管理が大変っていいますが、塩ビ床の方が毎日掃除しないと不快なので管理は大変でした。傷みやすいっていいますが、傷みやすい代わりに簡単に直せます。塩ビ床も結構傷みやすいですが、修復不可能です。
築5年くらいの家でも,塩ビ床の家は既にかなり床が傷んでおり,見栄えは相当悪いですし,正直表面がシールなので肌触りが本当に気持ち悪い時があります。それに比べ無垢床の家は,確かに傷も多いですが,その傷さえ,木の模様のように味を出しており,全然劣化とは感じないです。しかも本物の木なので,肌触りも最高で,清潔感もあります。
小さなお子さんがおられる家庭は,特にはいはいなどをすると床をじかに触りますので無垢床のほが絶対良いです。赤ちゃんははいはいしながら床を舐めますしね。塩ビ床の表面は化学製品の塊なので,子供のアレルギーや健康被害の原因となります。大抵お子さんのアトピーやアレルギーなどが悪化する時の原因は,家庭内の化学製品の影響やハウスダスト、食品などが考えられます。対策としては,家の素材や食品はできるだけ自然の物を使い、掃除・換気は毎日することです。我が家は,壁はすべてビニールクロスですが、床をひのきにしたことで住環境が劇的に変わりました。理想は壁も無垢がいいですが,壁って普段からほぼ触れることがないので,あんまり影響ないですね。壁は見た目と耐久性で選べばよいのかなと思います。あと壁で重要なのが防湿ですね。漆喰が流行ることもありますが,漆喰は湿気を吸収するので調湿機能も期待できますが、壁がカビるリスクもかなり高いです。色々な話を聞いていますが、予算に限りがあるなら壁はビニールクロスで床を無垢にすることが最適です。壁にくらべ床は圧倒的に触れる時間が長いですからね。痛みが先に来るのも絶対に床になります。
もしこれから家を建てるなら無垢床一択でお願いします。まれに床暖房が使えないという意見も聞きますが、断熱気密がしっかりした家を建てれば、エアコンだけで冬は十分涼しくなります。

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