楽しく生きるために!ストレスフリーはすぐそこだ!(幸楽論)

生きる目的はなんですか?

物や多くの動物には生まれる前から目的があります。

例えばはさみは、何か物を切るという目的を持って作られました。

何も目的なくはさみができ、その後で何に使うか考えたわけではありません。

しかし、人間は、生まれた時に何も目的がありません。

どんな人生にして、どのような目的を持ち、何を達成する人生なのか生まれた

後に決めなければなりません。

これは、自由で幸せで楽しいことなのですが、人によっては苦痛に思えるよう

です。

自分がやるべきことを与えられ、毎日やるべきことをこなす人生を望む人も多い

ようです。

人間は自由を求めることができるという自由には幸せを感じるが、

現実に自由になるとストレスを溜めてします。

夢は夢だから楽しいのであって、実現すると覚めてしまう。

砂上の楼閣なのかもしれません。

矛盾しているのですが、夢が実現する時って夢ではなく現実なんですよね。

その夢が実現した現実にいるとき、既にもっと別の夢を見ているはずです。

あなたを夢を実現できても夢見ることがなくなることは一生ありません。

なら夢なんて叶えられなくても良くない?

俺は努力せずに、ある日突然夢を叶えたいんだよ。

例えば、1億円の宝くじが当たる夢を見るとしましょう。

実際、宝くじが当たれば、毎日遊んで暮らせるし、嫌な仕事もしなくていい、ほしいものはなんでも買えるし、一生安泰だ!なんて思っているかもしれませんが、夢は地道に努力して実現しなければ不幸になります。

例えば、今1億円手に入れて、何をしますか?

急にすべて使い倒しますか?

年収500万円の人なら、20年で1億使い切ってしまいますよ。仕事はやめるのですか?その時間何をするのですか?毎日好きなことができるといいますが、そんなに趣味に時間をかけるのですか?生きるのにはお金が必要で、人間は手持ちのお金が減っていく日々には不安を覚えます。いつかなくなるのではないか?毎日自分のためだけに時間を使って、お金も減る一方だと何のために生きているのか分からなくなります。

最後の日が来るまで、この生活を繰り返すのですか?

やっぱり社会のため、人のため、自分のため、成長していく日々やお金が貯まる日々に

喜びを感じるから何か仕事がしたいと思えるようになります。

そんなことあるはずない!俺は自由になりたいんだ。

と思っているあなた!

すでに答えは出ています。

ほとんどの日本人が、亡くなる時に大量の貯金や資産を遺しています。

もちろん子供のためという人もいますが、結局人は、お金を使うことよりも貯めることに喜びを感じるのです。いつ使うかなんて関係ない。昨日より少しでも何かが成長したことに喜びを感じるのです。

結局バランスなのです。何かを頑張ることで達成感を味わうこと、人に感謝されること、1日の何時間かを拘束されることから解放される喜び、お金が貯まったり、新しい知識が増えたりする喜び、限られた時間に自分の好きなことをする楽しみ、今を忘れるくらい熱中すること、現状へ不満があり、それがなくなることへの淡い期待、自由を求める気持ち、他者を助けているという使命感の達成感など、本当に様々な行動や感情が一緒にあるからこそ、自由な時間が貴重であり、色々なことに幸せを感じたり、楽しんだりできるのです。

仕事で嫌なことがある、毎日やりたくないことがある、嫌な人間と付き合わないといけない、自分が劣っていると感じることがある、お金がないと思う、いつかは世界一周旅行がしたいなどの夢がある、仕事後のビールが楽しみ、寝る前に見るドラマが楽しみ、来月に行く貧乏旅行が楽しみ、お金がない中での10円の節約に喜びを感じる、いつかは仕事で何かを成し遂げたいという野望のもとで英語の勉強をするのが楽しい等本当に色々なことが毎日起こるから人生は幸せで楽しいものになるのです。不幸なことが起こるから、幸福が見つけられ、つらいことを乗り越えるからその先の楽しいことが見えてくる。苦は楽の種であり、不幸は幸福への架け橋である。

もし、あなたが、苦や不幸から逃れて、幸福や楽しいことだけを望んだとしても、そこには何もない虚無な人生が待っているのです。

要はバランスなのです。

みんながそうなのです。人間には24時間がみな平等に与えられていますが、24時間ずっと楽しめるわけではありません。その中の多くの時間をつらいことに費やすことで、残りの時間を楽しむことができるのです。

よく美味しいビールを飲むためにつらい運動をしたり、熱いお風呂に入ったりしますよね。一生懸命仕事をするのは、その後に美味しいご飯があったり、大好きな家族と過ごす時間があったりするからですよね。みんなの不幸やつらいことを大好きな人と共有するから、そこに幸せができるわけですよ。

このバランスが崩れて、ずっと仕事をしたり、仕事をやめて、毎日楽しいことだけしようとしても不幸になります。

アリストテレスは中庸の定理を唱えました。

不幸と幸福、つらいことを楽しいことは、セットで初めて意味が出てきます。

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