高断熱・高気密住宅の性能を発揮するにはエアコン選定が鍵になる!

1-4-4. エアコン関係

ローコストの住宅に高性能な超省エネエアコンを入れた場合と、大手ハウスメーカーが建てる高断熱・高気密住宅に安いエアコンを入れた場合、コストとしては圧倒的に前者の方が安くなります。

高断熱・高気密仕様にすると一般的に500万円位は多くかかります。

しかしながら、エアコンは最高性能のものでも30万円程度、安いものでも10万円程度し、20万円位の違いしかないので、住宅よりエアコンを高性能にしたほうがコスパはいいです。

例えば、強くなる方法として、超マッチョがしょぼい武器を持つより、細身の人が銃を持った方が強いです。もちろん超マッチョが銃を持ったら最強です。

何が言いたいかというと、住宅性能を上げることよりも、高性能なエアコンを導入する方が安くて、結果的に満足度も上がるということです。

もし予算が厳しいが、夏は涼しく、冬は暖かく、かつ電気代は安く抑えたいという欲張りな方は、そこそこ高断熱・高気密住宅にしておき、エアコンは最高性能にしましょう。

例えば、Ua値0.25付近の超高断熱・高気密住宅に安いエアコンを入れる場合よりもそこそこの高断熱・高気密住宅に最高性能のエアコンを入れた方が満足度も高く、費用も安いです。

Ua値0.25とUa値0.46の住宅なら200万円程度差がありますが、エアコンの差額は20万円程度なので、予算が厳しい時、無理にUa値0.25を目指して、安いエアコンにするよりもUa値0.46で良いエアコンをつけましょう。予算に余裕があればUa値0.25に高性能エアコンが最強です。

いまだにエアコンは電気多く使うからもったいないと言って石油ストーブを使う方がいますが、Ua値0.46程度の高性能になればエアコン一択です。国内で1000万台程度販売されているエアコンは、大量生産のおかげでコストがかなり下がっており、他の家電などに比べ、格段に高性能なのに安いです。

エアコン1台で冷房、暖房、除湿、機種によっては、換気や空気清浄、加湿までもできてしまいます。ここまでマルチ機能を搭載して、かつすべての機能を多用する家電はエアコンくらいで、冷房に関しては、エアコン以外はできません。ほぼ年中1台でこなして10年以上使、て、数十万円のコストですから、高性能のエアコンを選んだほうが絶対にコスパが高いです。



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