人生は消去法(良い意味)で乗り切れ!ストレスなんていらないぜ

8. その他

学生時代、消去法と言えばテストの選択肢の問題で答えが分からない時に誤った選択肢を消去していき、残った選択肢が正解と判断する方法でした。どちらかというと、後ろ向きな意味合いが強かったです。最後の手段ですよね。大抵間違えるんですが。

私は人生においては逆の意味の消去法を利用すべきだと思います。

特に日本人においてはこの傾向が顕著ですが、一番好きな食べ物を最後に残すんですよね。嫌いな食べ物から食べていき、好きな食べ物を最後に食べる。嫌いなものから消去していき、最後に好きな食べ物を残すという考えにはほとんどの人が同意するのではないでしょうか。

昔、ドラマでストロベリーショートケーキのイチゴを先に食べるか最後に食べるかで議論しているシーンがありました。

きっと多くの方は、最後の方にいちごを食べるのではないでしょうか。理由は色々あると思いますが、実は一番多い理由が、幼い頃からこの食べ方が定着していて、無意識にいちごを残しているというのが正解な気がします。実際子供を見ていると、真っ先にいちごを食べる子が非常に多いです。

子どもと大人の最大の違いは、人生において、好きなことからやるか、嫌いなことからやるかの違いだと思います。

例を出しましょう。

1日のスケジュールを考える時、大人は本当はやりたくないけどやらなければいけないことを先に終わらせていき、最後に時間が残れば、自分の趣味や娯楽などのやりたいことをやろうと考えます。

子どもは逆で、やりたいことを先にどんどんやっていき、最後に時間がないなかで焦ってやらなければならないことをやってしまうか、やらずに1日を終えます。

一般的に社会である程度成功している人の大半は、やらなければならないことを先にするタイプです。

逆に、社会のトップと下位にいる人たちはやりたいことを先にするタイプです。トップは投資的な観点からやりたいことを先にやり、下位は浪費的な観点からやりたいことを先にやります。

トップは、自分を高めるために英語の勉強がしたい、遠方でも思い立ったら訪問して色々な情報を得たい、新たにギターが始めたい、誰かと会って話がしたい、見たい映画が10本あるので、1日使って全部見る、近い将来住宅購入を検討しているので、思いつくがままに色々ネットで調べたり、会社を訪問したりする等、常に自分の気持ちに正直に生きており、やりたいこと、かつ自身のためになることに惜しみなく時間と労力を使います。

下位は、やりたくないことから逃げる理由でやりたい浪費に走ります。本当は健康のために良い食事を摂らなくてはいけないが、カップ麺を食べる、朝から一日中パチンコに行く、だらだらテレビを見続ける、ネットサーフィンに明け暮れる、ネット通販を適当に閲覧し、衝動買いを繰り返す等など何も生み出さない浪費に時間を使います。

その他大勢の人たちは、やりたくない仕事や家事、無用な付き合いなどのやりたくないことを義務感で毎日行い、時間が余れば自分のやりたい英語の勉強や趣味などに時間を使おうと思います。しかし、毎日1日の終わりは疲弊しており、結局ネットサーフィンなどの楽なことに時間を浪費して、結局見たい映画が溜まったり、英語の勉強ができなかったり、行きたい旅行の計画が立てられなかったり、ギターなどの始めたい趣味が始められなかったりします。彼らは、いつかは自分の好きなことに時間を使いたいと前向きに考えていますが、毎日同じことの繰り返しで永遠にできないままです。大半は老後にゆっくりやろうと考え毎日過ごしますが、老後って何歳からですか?60歳になった瞬間に今までの生活を急に変えて、自分の好きなことだけをやって生きていけますか?

ケーキの話と一緒で今まで習慣化された行為を変えるのは至難の業です。正直今後真っ先にいちごから食べなさいと言われても、抵抗があると思うくらいなので、60歳になったら、その瞬間から毎日好きなことだけやりなさいと言われても、かなりのストレスです。慣れた生活を変えるのは歳を取ればとるほど難しいものです。

周りを見渡してください。多くの高齢者は若者と同じく働いている人が大半です。仕事はやめても、結局周りのおせっかいを焼いたり、ボランティア活動をしたり、暇を持て余して散歩ばかりしたりと、若いころからやりたかったことを始めている人は少ないように思えます。もちろん歳を取ってから、やりたいと思っていたことを始める人もいますが、若いころにやりたかったことは結局実現できなかった人ばかりだと思います。

真面目に生きてきた日本人の多くは最後に遺産をたっぷり残します。彼らは、意図して若いころから遺産を残すためにせっせと働いて貯金してきたわけではないと思います。毎日、明日こそは、将来は、自分のやりたいことに時間やお金を使おうと意気込んで貯金をしたりやりたいことを貯めてきています。

きっと70、80になっても同じ気持ちで将来はと考えるのですが、誰しもいつが最後の日か分かりません。80歳の人は明日死ぬかもしれないし、120歳まで生きるかもしれません。

しかし、このような考え方の人間は何歳になっても将来、やりたいことをやるんだと思っています。きっと何歳まで生きようが、このような考え方で最後の日まで生きるので、やりたいことは永遠に消化されませんし、お金は貯まる一方です。

では発想を変えて、やりたいことから消去法で消していって、やりたくないことだけを残していくのはどうでしょうか。

今あなたにはやりたいこととやりたくないことが混在しています。やりたくないことの中にはやらなくてもどうにかなることも多くないですか?例えば週末に習慣でやっている車の洗浄もやめてもいいんじゃないですか?誘いが来たら、付き合いで会っている友人なども楽しくなければやめればいいんじゃないですか?お金があるんだったら、早期退職してもいいんじゃないですか?睡眠時間も多少短くなったりしてもいいので、寝る時間も多少不規則になってもいいんじゃないですか?3食絶対食べなくても、2食にしてもいいんじゃないですか?ゴミの分別など、そこまで厳密にしなくても多少力抜いてもいいんじゃないですか?貯金も、自分の一生で使い切ればいいのであまり神経質にならなくていいんじゃないですか?仕事もミスしてもなんとかなることならある程度適当でいいんじゃないですか?別に他人のことなど構わずに自分の好きなように振舞ったらいいんじゃないですか?ほしいと思ったら我慢せず買ってしまったらいいんじゃないですか?

その代わりにやりたいことをやっていけば、徐々に毎日が楽しくなってきますよ。

たのしいことを消去していけば、やりたくないことばかりが残っていきますが、

やらないでいい限りずっとやらずに放置すればいいんですよ。そのまま亡くなれば、

一生やらなくてよくなりますよ。

1人の人間がやらないといけないことって実はそんなに多くないんですよ。

そんなことのために人生捧げるのはもったいないです。今日やりたいことがやるなら、今日始めるべきです。そうすれば1日でも長くやりたいことをやれる人生になるのですから。今日経験したことは、この先一生の思い出にも経験にもなります。そうゆうものを1日でも多く味わうことが人生そのものです。

人生最後の日に一番お金持ちになっても、幸せになっても意味がないです。

生まれてから、死ぬ日までの毎日の合計値の幸せ数が最も高いことが究極の目標なはずです。

あなたは毎日生まれては死んでいるのです。その日その日が人生そのものだと思って生きてください。そうすれば今日1日を最も幸せにしようと思えるはずです。

老後の幸せのために今日を生きているわけではないのです。

他人のために生きているわけではないのです。

明日のために今日を生きているわけではないのです。

昨日の反省のために今日を生きているわけではないのです。

今日頑張ったから老後幸せになれるわけではないのです。

やりたくないこともやらないといけないことも一生なくならないです。

不思議なもので、やりたくないことを100やると110のやりたくないことが生じます。

もっと不思議なことにやりたいことを100やると200のやりたいことが生じます。

やりたくないことを100やらないと、やりたくないことが90に減ります。誰かがやってくれるからですね。

やりたいことを100やらないでおくと、50に減ってしまいます。やりたいことを忘れたり、やりたいことが思いつく気持ちはやりたいことをやっている時に生じます。やりたいことが何もできないでいると、最後はやりたいことが何もない無趣味で生きがいのない人生になります。結局老後にこの状態になっていると、暇な毎日になるのです。

若いころからやりたいことを優先していると、老後はやりたいことだらけの毎日になり、いつ死んでも悔いはない充実した人生になります。

あなたはどちらが良いか考えてください。

そして1秒後から世界を変えてみてください。

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