単純です。
ほぼすべてのビジネスをアメリカのルールにより行うからです。
例えを出しましょう。
あなたがアメリカ人だとしたら、まずは、幼稚園入学までにある程度英語が話せるようになります。正直アメリカの幼稚園児は、平均的な日本人より余裕で英語が話せますし、聞き取れます。そして幼稚園以降は、ずっと今社会に出れば役立つこと、今後の社会で役立つことを学びます。アメリカの教育は日本と比べかなり柔軟です。時代が変わり求められる能力も変われば、カリキュラムも迅速に変えてきます。
アメリカ教育と日本教育の一番の違いは、０から１を作る能力を涵養しているかどうかです。日本の教育では、そのような学びはほぼありません。
アメリカでは、小学校から本格的にプログラミングを学んでいたり、金融や経済の勉強も中学校までにします。もちろん歴史や地理、理科などの教養科目も学びますし、数学もやりますが、それ以上にプログラミングや経済や経営、法律などの実学も重視しています。
また、哲学、宗教や自分の意見を述べる勉強というのも大好きです。正直無駄がないです。
特に驚くのは、アメリカでは、サンフランシスコなどの主要都市周辺に子供科学館のような施設が多数あり、休日は家族で行くことが普通です。
子供は遊びながら、自然の原理や歴史などを学び、他者とのコミュニケーション能力も養っていきます。さらに、多国籍な子供と交流しているので、グローバルな環境にすでになじんでいます。
学校教育でも、本当にのびのびとしています。無駄に長い校長先生の話もないですし、小学校でも食堂があり、児童がお金を払ってお昼を食べたりします。そのような生きる上で必要なことを体験して学ぶんですね。
なので、アメリカの高校生は、日本の大学生や２０代の大人よりずっとしっかりしています。ほとんどの子が自分の考えをしっかり述べますし、既に社会人のように様々な経験をしているので、すぐに社会に出ます。
アメリカでは、生まれた時から社会に出て働ける人間を作り上げることを意識しております。
反対に日本では全く状況が異なります。
まず日本では、大学卒業まで、日本独自の文化やルール、そして学者になるために必要になる自然科学、社会科学及び人文科学の基礎を学び続けます。そして、国語に加え、国際的なビジネスで必須の英語を学びます。２倍の言語を強いられるんですね。そして、基本子供に選択権は与えられず、ほぼ親や先生の言う通りに大人になっていきます。
日本で言う優秀な高校生や大学生というのは、社会で通用するかは一切関係なく、このような学問の基礎となり知識がしっかりあり、日本独自の慣習や文化をしっかり理解しており、大人の言うことを素直に聞く人間です。
つまり子供は日本が作り上げた独自の文化の中で育ち、それを学び、学校の勉強をしっかり理解すれば、誰でも学者の卵になれるくらいの教養を身に着けることができます。
しかし、いざ就職すれば、アメリカルールの社会に入ることになります。
急に学校で学んでいない金融の知識やプログラミングを求められますし、いつも問題を読んで答えていたので、採用面接の時から、急に自分の意見を求められるようになり困窮します。
優秀だった子ほど、ここで挫折します。
就活という荒波で多くが挫折して、残った数少なくなった者も、この先は、英語の勉強や社会で使う金融の勉強などを１から始めるのです。しかも自分の意見を言えないので、アメリカ人などの言いなりになってしまいます。
こんな日本の教育の中でも、親が現状を理解していることで、小さい頃から、世界で戦う力を養う場合は通用する子供になります。
本当に賢い子ほど、学校の勉強に全力投球はしません。
世間では東大に入って、医者や弁護士、官僚などのステータスの高い仕事に就くことを良いこととしますが、これらの職業は、多くが雇われとなり、開業医になったり、独立弁護士になっても、結局は医学会や法務省の命令に従って仕事をしていくことになります。どんなに所得が高くても、激務であることには変わりありません。
賢い人は、この世の中の仕組みを小さい頃から理解して、勝つ方法を学びます。結果、経済をうまく見方につけて不労所得で生きている人も多数います。
つまり、９５％以上の日本人は日本特有の教育を受けて、世界で必要とされる金融の知識などはほぼ皆無の状態で就職することとなり、働き始めてから実学を学ぶので、使い物にならず、さらに言語の壁によって、せっかく習得した母国語の日本語が最大限に利用できないまま英語を学ぶ時間に多くの時間を割くので、アメリカ人などとどんどん差がついてグローバル社会で生きていけないのです。
生き残る道は、この日本教育のレールの頂点に行き、医者や弁護士になり、激務だけど高給で生きるか、この日本システムを無視して、幼少期からアメリカナイズされた教育で育ち、
この経済をうまく操り不労所得で楽に生きるかのどちらかが日本での勝ち組になるのでしょう。
ほとんどの人が後者を望むと思いますが。
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