はっきり言います!住宅販売側の本音は、できるだけ安いものをできるだけ高く売りたいです。そして、買うときにアピールできるところに重きを置くです!
もっとはっきり言うと、いかに合法的に顧客を騙すかに重きを置いております。
購入希望者はいわばかもです。
特に知識がないとすぐに騙されます。
例えば、新築の展示場に行くと、玄関ドアから、床から壁からキッチンなどもすごくオシャレで良いものを使っています。大抵ローコストは、客の見えるところや気にするところにだけ重きを置いていて、目に見えないところにはお金をかけません。
まっさきに気にするのは、外観と内装です。そしてキッチン、トイレ、洗面所、風呂の水回り4点です。
そして各部屋についている照明やエアコン、収納スペースなどです。
これらをすべてグレードアップしても200万円程度あれば十分いいものにできますし、外壁や床材などは、見た目はいくらでも高級感を出すことができます。
10年長持ちするシャツも大安売りしているシャツも見た目は一緒なことと似ています。
床は無垢の本物の木のシールを貼った安物の合板に、壁は最安値のおしゃれクロス、建具もホームセンターの最安値グレード、キッチンなどの水回りは一番気にする人の多いキッチンのみ少しグレードの高いものにして、他は標準にし、オプションをつけて魅力的にします。例えば食洗機をつけたり、収納に便利な部材を揃えていたりと、オプションは総額数十万円ですが、それが理由で購入を決定することも多いので、重要なんです。
大抵安売りしている建売は、基礎や外壁、屋根や壁内の断熱材などは最小限にしており、最低グレードです。しかも施工している大工も質が低いので、隙間が多く、ミスも多数あります。
そして出来上がった最安値の家の箱に、上等に見える安物の床やクロスを貼って、その上に安物の建具やキッチンなどを設置し、見た目は高級で便利に見えるおうちの出来上がりです。
見に来た素人は、大手の高級ハウスメーカーの建てる4000万円の家と遜色ない家が2500万円で買えると喜び即決するのです。もちろん値段相応の家を騙されて買っているだけです。
リフォーム済みの中古も全く同じです。
500万円とかで仕入れたボロボロの家の床やクロスや水回りなどの表面だけ新品に交換し、外壁や屋根を最安値で塗り替えなどして見た目は新築同様にして2000万円などで売ります。新築が3000万円のエリアで新築同等の家が2000万円で買えるのでお得と錯覚します。
このリフォーム済みの家は、500万円の原価に500万円のリフォームをかけ、2000万円で売るので、利益は1000万円です。
少し高くてもボロボロの家を700万円とかで買って、自分で500万円かけてリフォームしてください。
但し、どんなに安く買っても、ボロボロの家はたいてい無断熱で隙間だらけなので、真冬は、どんなにエアコンしても無意味ですし、光熱費がすごく高くなることを覚悟してください。光熱費は高いし、寒いし、地震が来たら倒壊するし安物買いの銭失いです。
結局新築ならば、性能の良い家を買わないといけないのですが、価格が法外に高いので絶対にお勧めしません。
日本人の8割以上は新築を買っており、大半は性能の低い建売を買って後悔しております。
もちろん残りの高額な新築を買った人の大半も後悔しています。
ではどうすればいいんだという声が聞こえてきそうですが、ある程度築浅の高性能住宅をできるだけ安く買うことが一番の近道です。
これはタイミングも見極めも重要なのでとっても難しいですが、しっかり私の記事を読んでいただければ、糸口が見つかるはずです。
もちろん住宅探しをしている方で築浅の中古に興味がある方は質問を受け付けますので
問い合わせフォームやコメントからお問合せください。
人生で一番大きな買い物ですからお得に良い家を購入しましょう!
コメント