リフォームを安く行う方法!

1-1-3. リフォーム関係

お住まいのリフォームや中古住宅購入時のリフォーム工事について相見積もりを取っておりますでしょうか。もしあなたが、いつもお世話になっているところに頼んだり、中古住宅を購入した不動産に頼んでいたら、大損するかもしれません。
リフォーム工事というのは、大きく2つの業者に依頼します。1つ目は、専門業者です。この場合、依頼した業者が直接施工をしてくれるので、中間マージンが発生しなく、安くできる傾向があります。しかし、往々にして小規模な業者が多いので、場合によっては高くなります。例えば、畳の貼替を畳屋さんにお願いするようなものです。
2つ目は,工務店のようななんでも屋に依頼する方法です。この場合、コンサルや調整もすべてこの業者が行ってくれるため、水回りから床から壁紙から外壁、屋根塗装まですべて1つの業者に丸投げすれば、全部各分野の専門業者とこの工務店がやりとりしてくれるので、う依頼する側は、要望をすべて工務店に投げれば、あとは工務店が調整します。そして、依頼側は工務店に料金を払います。もちろんですが、工務店は各専門業者に施工料などを払い、各メーカーから部材を仕入、かかった費用に、工務店の利益を上乗せして依頼主に請求します。
ここまでの説明で、明らかに1つ目の専門業者へ直接依頼の方が、余計な手数料が発生しないので安いと思われるでしょう?そんなに簡単ではありません。実は2番目の方が安いケースが多いです。
例えば、あなたが今キッチンを買い替えたいと考えているとしましょう。メーカーはクリナップで、どこかに頼むとします。頼む先は、キッチンの施工専門業者と地元の有力な工務店です。両方に見積を頼むと、専門業者は100万円、工務店は80万円で出てきました。あれ!?ってなりますよね。両者の内訳は以下のとおりです。
専門業者:仕入60万円、施工費20万円、利益20万円工務店:仕入30万円、施工費と専門業者の利益35万円、利益15万円
何が違うか分かりますか?工務店は、専門業者と比べ、年間の購入量が違います。キッチンなどの部材は、購入が多い会社ほど安く仕入れることができます。大手の工務店ならば、キッチンをメーカーから安く買えるんですね。また、工務店は大量に専門業者に施工を頼むので、施工費も安く依頼することができます。専門業者も、1回しか依頼しない顧客からは20万円と高めの施工費を取りますが、お得意様の工務店からの依頼ならば15万円にして利益は20万円にするのですね。また大手工務店は薄利多売ができるので、一顧客からの利益を少なくして安く施工し、たくさんの顧客を獲得します。
結果、顧客からすれば、全く同じメーカーのキッチンを全く同じ施工会社に依頼するとしても大手工務店を挟んだ方が20万円も安くできるのですね。
これは、リフォームにおいてあてはまる普遍の法則です。

でも例外が2つあります。

まず、すごく規模の大きいキッチンの専門業者があったとすれば、この業者は

仕入:30万円、施工費:15万円、利益:15万円の計60万円でやってくれるかも

しれません。このような業者があれば、絶対この業者に頼むのが最安値です。

また、中小の工務店に頼むと

仕入:60万円、施工費及び専門業者への利益:40万円、工務店の利益:20万円の

計120万円になることもあります。

つまり、頼む業者によって金額が2倍になることも普通にあるわけです。

これは業者がぼったくっている場合はほぼなく、このような依頼する業者の産業構造や規模により発生する致し方ないことなのです。
大切なことは複数から見積を取ることです。少なくとも10万円以下の場合は2社から、10万円を超える場合は3社から相見積もりを取るべきです。
私の経験から話をすると、無垢床の上張りの見積を3社に頼んだところ,

床の専門業者:50万円

地元のリフォーム専門業者:60万円

地元の大手工務店:40万円

となり、40万円で依頼しました。

トイレの場合も、床のビニールクロスの貼替も含めた交換で

水回り専門業者:15万円

大手工務店:14万円

リフォーム専門業者:12万円

となり、12万円で依頼しました。

前回頼んだ業者が安いからと言って、別のリフォームでも最安値とは限りません。

各業者が、得意とする分野が違います。

しかも、一見それが分からないため、厄介なんです。業者も不得意な分野は言いたくないようで、何を聞いても、そのことならお任せくださいとしか言わないです。

相見積もりで比べるのが一番です。

また、業者によりますが、相見積もりの結果を受けて、値引きをしてくれる業者がいます。

内窓の施工の時でしたが、

窓業者:90万円

大手ハウスメーカー:130万円

大手工務店:75万円

大手リフォーム業者:80万円

でした。

大手工務店に75万円で頼もうと思ったところ、リフォーム業者が値引いてくれそうな雰囲気だったので、交渉すると結果的に70万円にしてくださったので、70万円で頼みました。

相見積もりにより値引いてくれる業者もいるので、相見積もりはそのような意味からも必須です。

時間はかかりますが、大きなリフォームになると、何十万円から何百万円の節約になることもあるので、是非覚えておいてください。

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