なぜ新築を買うのか?もっともっとお得な方法があるのに。

1-1中古住宅購入

家が本当に必要かどうか考えてみてください。

月々の家賃と住宅ローンの返済額を比べてお得だから購入しようと決心する方がおりますが,この方法は非常に危険なので、絶対にやらないでください。
ハウスメーカーの営業の方は決まってこのことを言いますし、家賃は払うだけ損ですけど、ローンは払い終わると自分のものになるというフレーズも常套句です。
この2つの文章から、月々の支払は同じなのに、購入すれば、いつか家が自分のものになる。
だから絶対買ったほうがいいとなるのです。
この考えは間違いです。
家(新築)は購入した時点で2割ほど価値が下がります。なので買った時点で大損です。しかもすごいペースが価値が下落します。10年で半額になります。いいですか?分かりやすく数字で示します。
※分かりやすく土地代は除きます。
購入価格(諸費用込み):2000万円
購入直後の価値:1600万円
10年後の価値:800万円
35年ローンで2000万円借りた時の10年後のローンの残債:1400万円位
分かりますか?もし10年後に家を売ろうとしたら、800万円でしか売れないのに、
1400万円の借金が残る。600万円の赤字です。
では売らなければいいんじゃない。と思うと思います。
ではもしローンを払い終わる35年後まで住み続けたら、ローンは0円になりますが,
家の価値は良くて100万円程度です。売っても知れています。
でも100万円儲けることができると思った方は大間違いです。
この35年間に固定資産税や維持費がかなりかかります。場合によっては1000万円位かかります。
賃貸の方はあまり考えないかもしれないですが、キッチンやトイレやお風呂などは
しょっちゅう壊れます。また、外壁や屋根などもメンテしないと雨漏りなどをして
住めなくなります。少なくとも水回りに200万円、外壁・屋根に300万円、その他
のエアコンなどの設備に200万円、税金で300万円位は用意しておきましょう。
これらの維持費・税金のほとんどは賃貸ならかかりません。

すべて理解したうえで、購入したい方はどれくらいいますか?
それでも私は、お得に購入できる方法を知っています。それは、築浅の中古を買うことです。
例えば築10年の住宅を800万円で購入します。こんなに購入金額が安ければ、ローンの金額は明らかに家賃より安くなります。多分新築時は1500万円くらいするはずです。
もし、このような購入ができれば、絶対お得です。

最後に1つだけ、購入が賃貸より格段に勝っている点を1つお伝えします。
それは、断熱性・気密性が格段に購入物件のほうが良い点です。
これは住んだ人にしか分からないですが、性能の良い家は、真冬に窓から差し込む日差しだけで、10度位室温が上昇し、25度位になります。
そもそも、高性能なので、エアコンを長時間消していても、15度位までしか下がりません。
私の家も高気密・高断熱ですが、外気温が深夜0度、昼に10度位の日でも、天気が良ければエアコンなしで過ごせます。早朝に3時間ほどエアコンを入れ、午前10時くらいからは、日差しを入れれば暖かくなるので、エアコンなしで夜の7時くらいまで過ごします。その後3時間ほどエアコンを入れて、夜は消して寝ます。
このエアコンの使い方で、室温はどのように変化するか?
午前7時(エアコンつける前):15度
午前11時(エアコンつけて、消した直後):20度
午後3時頃(日差しのピーク後):25度
午前7時(日差しの室温上昇の影響が残っている頃);19度
午前11時(エアコン消した直後):21度
午前7時(エアコン長時間消した後):17度
ちなみに、賃貸に住んでいた頃は、ほぼ24時間エアコン必須でした。消したらすぐ寒くなるし、日差しではほとんど暖かくなりませんでした。賃貸物件は往々にして窓が小さめで性能も低いですから。
光熱費は、賃貸の時より広さは2倍なのに、真冬はオール電化で28000円だったところ、電気・プロパンガス併用で、22000円になりました。
もちろん暖かさは、ダントツで戸建てです。

持ち家か賃貸かで悩んでいる方の多くは、現在賃貸に住んでいる方です。私が知っている限り、今現在持ち家に住んでいる人が賃貸に戻るか悩む話は聞いたことがありません。持ち家の良さを知った後に性能の低い賃貸には住めないからです。

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