住宅購入バイブル①



実は住宅購入に至るまでに2年間くらいかかりました。その際に私が学んだ知識や経験を余すことなく記してしまいます。世間の記事やブログは主に新築の注文を建てるまでのプロセスや、建売新築の購入に関すること、中古住宅の購入に関すること、賃貸か持ち家の比較に関することなどが主で、すべてを読んでいけばある程度の知識はつくのですが、横断的な理解ができないんですよ。例えば、賃貸と新築と中古のどれがいいとか。私の場合は、当初賃貸最強と思っており、その後、新築の注文を検討し、その後お得な建売新築に走り、その後築古の中古に走り、最終的には築10年程度の比較的築浅の中古住宅を安価で購入することができました。

私の結論は,これから長く住むなら、なるべく早い段階で、築10年程度の築浅物件をできるだけ安く買い、大切に使いながら、お得に暮らすことです。
本当に色々と考え、学び、経験したうえでの結果ですのでかなり参考になると思います。
私は地方の中核都市に住んでいます。希望エリアは、中心部からは少し郊外で、坪20万円程度のエリアです。当初は3LDKの賃貸に住んでおり、5人家族でした。家賃は7万円で家賃手当が3万円ほど出ていたため実質は5万円程度で住めていたことになります。ん?実質4万円じゃないのって思った方は既に家賃手当の罠にはまっています。実は家賃手当は収入となり,課税対象となります。さらに社会保険料も取られます。私は年収700万円程度あるので,月収が3万円増えると、ざっくり社会保険料で4000円程度,所得税、住民税で6000円程度増えます。そのことで,実質、月の税金・保険料が1万円程度増えてしまうんですね。そうなると、家賃手当の恩恵は3万円ではなく、2万円になるので,月の実質的な負担は5万円です。間違えないでください。1万円の収入と1万円の節約は同等ではありません。年収700万円の場合、大体1万円の収入に対して20~30%の税金・保険料が取られるので,1万3000円位稼がないと1万円は手元に残りません。しかし、節約なら、1万円まるまる手元に残ります。なので、収入を増やすより、節約のほうが効率がいいんです。

このこともあって、賃貸の負担も5万円と高いし,2000~2500万円程度の物件を購入すれば、35年ローン、金利0.8%程度で、月の住宅ローンが5万円~6万円程度になり,払い終われば、最悪土地は残るので,賃貸より得ではないかと考えたんです。しかも、10年間は住宅ローン減税が受けられるんです。2000万円借り入れがあれば、20万円もどってくるんです。月に1万7000円程度返ってくるわけですから、住宅ローンが6万円としても、実質的な負担は4万3000円になるんです。固定資産税や火災保険料などが追加でかかりますが、それでも実質的な負担は5万円程度になり,家賃と同じくらいになります。しかし、設備や広さは賃貸とくらべものにならず、快適な生活が送れます。もし2500万円の新築建売を賃貸すれば、家賃は最低でも10万円は超えます。家賃手当があっても実質の負担は8万円になるので、購入したほうが断然お得という結論に至りました。



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