私の筋トレ歴は10年ほどです。
実際筋トレを始めてから20年近く経ちますが、最初の10年は、知識0で、スポーツのための筋力アップ、自己満足の世界だったので、経験年数には入れていません。
本格的に種目を覚えて始めて、最初の数年で10キロほど増量し、その後5年程度でさらに10キロほど増量し、見た目も明らかにがっちりし、服を着ていても、会う人会う人に何があったの!?と驚かれていました。
しかし、ここ2年ほどは完全に停滞していて、日々トレーニングは続けているのに体重は増えないですし、見た目の筋肉も明らかに増えていませんでした。
加齢もしくは、量が足りないのかなと思い、量を増やしたり、種目を増やしたりしてみましたが改善はしませんでした。
本当に最近になってようやく分かってきたのですが、多分私と同じ悩みを抱えるトレーニーが多数いると思ったので、この記事を書きます。
この停滞の打開策は、型にはまったトレーニングをやめたことです。
初心者は絶対にルール通り丁寧に行ってください。怪我の原因にもなりますし、我流は危険です。しかし、中級→上級の過程でいよいよ我流が試せる時なんだと実感しています。
例えば、上腕二頭筋を鍛える時にダンベルカールをある程度重たい重量で、丁寧にフォームを意識し、限界回数まで続けて、5セットなどを行っておりましたが、あまり成果が出なかったのですね。
そこで、我流を試すため、2キロの軽いダンベルを使い、とにかく二頭筋に刺激が入る位置を確認しながら、焼けるような痛みが二頭筋に走るまで、ある程度のスピードできかせる動きで30回以上の回数を連続で行う方法を試しました。この方法だと、毎日試せるので、毎日これを2セットくらいのペースで続けると、今までに感じたことのない筋肉痛が訪れ、1か月で見た目も驚くほど変わりました。多分、この方法も低重量高回数トレーニングの部類のやり方だと思いますが、フォームは私以外では決して分からない角度です。もう教科書通りのフォームではないのです。初心者は、本や動画を見て、フォームを覚えて真似をしてやるのですが、私のレベルになってくると、自分の筋肉に問いかけて、筋肉がパンプする位置を把握しながらミリ単位でフォームを軌道修正して、自分に最適な位置を見つけていきます。人間はみな異なった骨格や腕や足の長さを持っており、持久力や筋力、筋肉のつきかた、刺激の入り方など全く違います。教科書のフォームは、万人に使える角度やフォームですが、あなたの体が一般からかけ離れれば離れるほど、教科書通りのフォームがききません。
私は平均と比べ身長も高く、手足もかなり長いので、通常のフォームだときかない例も多々ありました。
初心者のうちは分からないので、フォームを覚えて、きいていなくても頑張るんですが、ある程度筋肉がつくと全く効果がなくなってくるんですね。
中級者以上の方は、とにかく自分の筋肉の動きに注目して、自分の動かす位置や加えている重りなどの負荷を把握しながら筋肉がきいているかを常に意識して、限界がくるまでトレーニングしてください。
結果的に筋肉が疲労しているのがわかれば、必ず筋肥大は起こります。もちろんただ長時間歩いだだけで起こる筋肉の疲労ではなく、痛みを伴う筋肉の疲労を求めてください。
あなただけのフォームが出来上がるはずです。
一番悪いのは習慣化です。
人間はいい意味でも悪い意味でも毎日同じことを繰り返すと習慣化し、継続して続けることができます。
忙しい毎日、疲れている日々に筋トレは精神的にも肉体的にも厳しいものです。
そのため、継続して続けるためには、毎回同じメニューでルーティン化している人も多いと思います。
私もここ2年は、1週間に腕の日、足の日、肩の日などと分けて、同じメニューをほぼ同じ重さで、ほぼ同じ回数で繰り返しておりました。時間もないし、考えるのがめんどくさかったんですね。重量も少しずつは伸びてきましたが、体の変化はほぼなかったですね。
それを思い切って、軽い重量の高回数トレーニングを入れたり、自重を入れたり、めちゃくちゃ重たい重量でやったり、本来のフォームを崩して、筋肉にきくことだけに特化したフォームでやったりと型破りな方法を日々思いついたままにやっていたら、すごい成果が出たんです。
私のように真面目なタイプの方は是非型破りな方法をお試しください。きっと打開策になりますよ。
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